実家じまいの費用ややり方は? 実家じまいの費用ややり方は?

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実家じまいの費用ややり方は?

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親が亡くなったり、
介護施設に移ったりした後、

子世代が直面するのが
「実家じまい」です。

家財道具の処分や家を手放す手続きは、
想像以上に手間や費用がかかるため、
早めの着手が重要になってきます。

そこで今回は、
実家じまいの費用ややり方について
お伝えしてまいります。

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実家じまいの費用ややり方は?

実家を離れた暮らす子世代にとって、
誰も済む見通しがない家屋を
どうするかは悩みの種です。

売却や賃金などが選択肢になりますが、
実家は子供にとって思い出が

詰まった場所であるため、
判断を先延ばしにしてしまいがちです。

まず済ませたいのが、
残された家財道具や生活用品の片付けです。

親世代は「捨てるものはもったいない」
という意識が強いので、

家の中にモノがあふれていることも
少なくありません。

自分たちで処分する場合は、
自治体のゴミ収集のルールに沿って
作業するのが基本です。

大型の家具でも1個あたり数百円~数千円で
引き取ってくれることが多くあります。

ただ、決められた収集日に、
集積所まで自ら運ぶ必要があり
手間はかかります。

収集の対象外となるモノもあるで
注意しましょう。

家電リサイクル法の
対象になっている洗濯機や冷蔵庫、

エアコンなどは粗大ゴミとして
出すことはできず、

処分には、1000~5000円程度の
リサイクル料がかかります。

収集運搬料やエアコンの
取り外し費用も必要です。

作業を始めてみると、
捨てにくいものが意外と
多いことに気づくことになります。

スプレー缶や油分を含む化粧品、
古なったガソリンや灯油が家の中に
残されていたというケースもあります。

親が亡くなった後にまとめて
やろうとすると負担が大きくなります。

元気なうちから、
一緒に実家の片付けを始めておくと、

親が快適に暮らせるだけでなく、
子は後々の手間を軽減できます。

業者に家全体の片付けを依頼する場合は、
地域や季節によって費用が異なるのが、

おおまかな目安は3LDKで約20万円~50万円、
4LDKで約20万~60万円必要です。

場合によっては、
車屋バイクの廃車費用、

仏壇を処分する費用など、
追加負担が生じることもあります。

複数業者に見積を取り、
細かく確認した上で業者を選びましょう。

こうした一連の作業を長期にわたり進めると、
実家が遠方の場合、居住地と行き来するだけで

多額の交通費と時間がかかるので、
計画的に進めることが重要です。

家屋を最終的に売却することになる場合、
複数の不動産業者で査定してもらい、

仲介手数料なども考慮して
依頼する業者を選ぶことになります。

家の売買契約書やリフォームの履歴を残した
書類があると手続きがスムーズになるので、

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親が元気なうちに保管場所を
確認しておくとよいでしょう。

不動産の名義の確認や、
隣家との境界線の画定も
早めに済ませておくことが重要です。

建物が老朽化して買い手がつかない場合、
解体して更地にするのも一案です。

解体費用は地域や物件の規模によって
大きく異なりますが、

数百円となるケースが少なくありません。

また、「実家じまい」の対応が遅れ、
空き家状態が続くと維持費の負担が膨らみます。

代表的なものとしては固定資産税や
都市計画税があります。

建物と土地の評価額を
もとにして課税されます。

ほかにも電気代や水道代、
火災保険料などもかかります。

ある試算によると、
校外のベッドタウンにある

築30年の空き家の維持費は、
年間約30万円ほどでした。

空き家は、ゴミの不法投棄や放火など、
犯罪被害に遭う危険が高まったり、

台風や地震で損壊したりするリスクもあります。

現状で倒壊する恐れがある空き家を
「特定空き家」として、

固定資産税の軽減対象から
外す制度があります。

政府は更に、すぐに倒壊しなくても、
将来的に倒壊などの恐れがあると

判断した空き家を新たに
「管理不全空き家」とし、

行政の指導に従わない場合、
軽減対象から外す方針です。

実家の処分を先送りした際の
負担は重くなる可能性があります。

●「実家じまい」にかかる主なお金
粗大ゴミの回収
自治体のサービスは数百円~数千円

家電の処分
家電リサイクル法の対象のエアコン、
洗濯機・乾燥機、テレビ、冷蔵庫などは
1000~5000円程度のリサイクル料

交通費
遠方の場合、高額になることも

片付け業者の費用
3LDKで20万~50万円程度
(地域や時期によって異なる)

解体費用
構造や広さ、立地によるが
数百万円になるケースも

まとめ

いかがだったでしょうか?

実家じまいにかかる費用は、
不動産を売ったお金などで賄えない場合、

子世代の負担になりやすいので、
費用負担についても家族で
話し合っておきましょう。

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