ケアリーバーとはなに、どう支援すればいい? ケアリーバーとはなに、どう支援すればいい?

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ケアリーバーとはなに、どう支援すればいい?

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児童養護施設などで育ち、
その後に自立した子どもたちは
ケアリーバーと呼ばれます。

頼れる大人がいない自立後の生活で
心身の不調きたし、学業を断念したり、
離職したりする人も少なくありません。

こうした不安定な生活を送る
ケアリーバーを、企業や自治体が
就労面などで支える取り組みが広がっています。

そこで今回は、ケアリーバーとはなにで、
どう支援すればよいのかについて
お伝えしてまいります。

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ケアリーバーとはなに、どう支援すればいい?

ケアリーバーとは、児童養護施設や
里親家庭などのもとで育った
経験のある若者です。

児童福祉法では施設や里親のもとで
暮らせるのは原則18差未満、
最長でも22歳までとされています。

毎年約4000人が、ケアリーバーとなり
自立生活を始めています。

対象となる年齢の制限は、
2024年4月に法改正で撤廃されます。

ケアリーバーの就労支援の難しさは、
その高い離職率と離職後の
立て直しにあります。

生活を安定させるため、
社員寮のある職場を
選ぶケースも多いですが、

実親に頼れないケアリーバーは、
離職すると住居がなくなり、

離職すると生活がなくなり、
急激に生活が不安定化します。

本来は、離職前に、
仕事に対する理解を深め、

社会人となる心構えを
身につけることが必要です。

ですが18歳で自立を迫られる
ケアリーバーの就職活動は、

当人の意思が固まる前に、施設や学校、
企業の間で方向付けられることも多いです。

厚生労働省が2020年度に実施した、
ケアリーバーや施設職員などを
対象にした調査では、

回答用紙の自由欄に、
「精神的に安定しないときがあり、
きちんと継続して働ける不安」
「自分のやりたい仕事が分からない」
「仕事をやめたくても、
金銭的に頼れる人がいない中で決断ができない」
など

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実親に頼れないケアリーバーの
不安や悩みが記され、
自立後に就労を巡って直面する問題の
深刻さが表れていました。

この調査でケアリーバーに
「困ったことがあったときの相談相手」を
尋ねたところ、

「施設の(元)職員」の割合が最も高く37.1%でした。

しかし、施設職員や里親家庭は
就労継続を支えるための専門知識に乏しく、
十分に支援ができないこともあります。

こうした現状に対応するため、
「職親」や自治体などに施設に代わる
第三者の支援の必要性が高まっています。

自立前から、外部の専門家など
多様な大人とつながることで、
子供にとって将来のイメージが
わきやすくなります。

●就職後にケアリーバーが直面しやすい状況
施設・里親など

自立・就職(原則18歳)

・自立を急ぎ仕事内容を深く検討せず就職する
・不安定な精神状態で働きはじめ、
医療機関などで受診できなていない
・施設側と疎遠になり孤立する
・ビジネスマナー等でつまずき立ち往生

離職

・経済的に困窮する
・住まいが確保できない
・転職先が見つからず、
条件の悪い仕事や違法な
アルバイトなどに勧誘される

まとめ

いかがだったでしょうか?

施設にいる間から将来の
キャリアについてついて考える機会や、

自分に合う企業を選べる仕組みが
あれば活躍できるかもしれません。

関連記事:失業者が利用できる支援制度とは?
里親なるにはどうすればいい、その条件は?



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