甘茶の効能とは?花祭りに使う意味となぜ甘い?アレルギーに効果は?

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甘茶の効能とは?花祭りに使う意味となぜ甘い?アレルギーに効果は?

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突然ですが甘茶というものを
ご存知でしょうか?

あるいはお飲みになったことが
あるでしょうか?

普段の生活では
あまり馴染みがない方も多いので
いままで一度も見聞きしたことがない

という方も少なくないかもしれませんが、
この甘茶にはすごい効能を秘めているので
今回お伝えしてまいりますね。

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甘茶の効能 花祭りに使う意味は?

甘茶に接する機会として一番多いのが、
お釈迦様の誕生を祝って4月8日に行われる
花祭り(灌仏会)です。

この花祭りにおいて、
誕生間もないお釈迦様が
とったといわれている

「天上天下唯我独尊」のポーズを模した
仏像(誕生仏)に甘茶をかけるという風習で
知ったという方も多いのではないでしょうか?

この風習はお釈迦様が生誕された時に、
仏法を守護するといわれている

八大竜王がこれを祝って、
産湯に甘露を注いだという
故事が由来となっています。

甘露というのは中国の伝承神話で
天地陰陽の気が調和すると天から降る
甘い液体とされている
伝説上の飲み物なのですが、

これがインドから
仏教が伝来した時に
インド神話にある不死の霊薬とされた
アムリタを甘露と同一視したため

甘露を注いだという故事となって
日本に伝わりました。

ただ、甘露はあくまでも
伝説上の飲み物であるため

同様に甘い液体であり
普段の生活で比較的手に入りやすかった

甘茶をかける習慣が
江戸時代で広がったといわれています。

次の章では
その甘茶がなぜ甘いのか

また、どんな植物なのかについて
お伝えしてまいります。

甘茶の効能 なぜ甘いの?

前の章で甘露のように甘いために
同一しされて花祭りに
用いられるようになったとお伝えしましたが、

そもそも甘茶とはどんな植物なのでしょうか?

甘茶はユキノシタ科の
落葉低木ガクアジサイの変種で、

一般的にはその若葉を蒸して揉み、
乾燥させて煎じた物を指します。

よく似たもので、
ウリ科のつる性多年草の
アマチャヅルの全草や葉を
使ったお茶を甘茶ということもありますが、

やはり本来の甘茶は、
ユキノシタ科の方を用いた甘茶です。

この植物の特徴である甘さは
どこからくるかというと、

「フィロズルチン」
「イソフィロズルチン」という
甘味成分が含まれているためで

その甘さは砂糖の200~1000倍
スクロースの400~800倍といわれています。

しかも、煎じた飲み物の状態で100g 7Kcal、

乾燥させた状態では1g 0.07Kcalと

非常にローカロリーなため
糖尿病などの医薬品としても利用されています。

次の章ではその効能についてお伝えします。

甘茶の効能 アレルギーに効果がある?

甘茶の効能は前の章でお伝えしたように
甘味だけに留まりません。

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以下がその効能の一部です。

●鎮静
 甘茶には甘味成分だけでなく
 中枢神経の鎮静作用がある
 「サポニン」という成分も
 含まれていますので、 
 摂取することでイライラを解消したり
 リラックスさせたりなど
 心を落ち着かせることを期待できます。
 
●内蔵の働きを高める
 「サポニン」が血流をスムーズにし、
  血行を高めて血管内に
  血栓ができにくくしてくれるので
  内蔵の働きを促進する作用があります。

●肥満予防
 「サポニン」は、血中の
  悪玉コレステロール(LDL)を
  低下させたり、腸で吸収したブドウ糖が
  脂肪と合体しないよう抑制して
  脂肪の蓄積を抑えてくれますので
  肥満の予防効果もあります。

●美肌
 「サポニン」には保湿、
  柔軟、消炎効果もあるため
  化粧品の原料としても利用されています。

●抗アレルギー・抗菌
 甘茶に含まれるメタノールエキスには
 抗アレルギー作用や抗菌・抗酸化作用があるため、
 歯周病予防や口臭予防あるいは花粉症や
 アトピーにも効果が望めます。

まとめ

いいかがだったでしょうか?

春の行事で使われていた甘茶に
こんな素晴らしい効果があったなんて
驚きですよね?

もし、この効果に
ご興味をもたれたのでしたら
一度お試しになつてはいがでしょうか?

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