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涅槃会はどんな行事?なぜ歌う?だんごはまく?ニルヴァーナとの関係

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突然ですが涅槃会(ねはんえ)
というのをご存知でしょうか?

涅槃会とはお釈迦様の
入滅(にゅうめつ)した日に
行う仏教の法要のことなのですが、

お釈迦様が誕生された日は
花祭り(灌仏会 かんぶつえ)として

寺院や地域の仏教系施設で
催されることも多く
馴染みがあるかもしれません。

ですがこの涅槃会に関しては
あまり知られていないかもしれませんね。

そこで今回はこの涅槃会について
お伝えしてまいります。

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涅槃会とは どうして歌うの?

涅槃会とは冒頭でもお伝えしたように
お釈迦様の入滅した日のことで、
涅槃講や涅槃忌とも呼ばれ

お釈迦様が誕生した日の
灌仏会(かんぶつえ)
又は降誕会(こうたんえ)

お釈迦様が悟りを開いたとされる
日成道会(じょうどうえ)

とともに三仏忌として
仏教寺院では法会・法要が営まれています。

お釈迦様が入滅した
正確な日時というのは不明なのですが、

南伝仏教ではインド太陰暦の
ヴァイシャーカ月(第2月)
定められたため、

それが伝わった中国では
2月15日になりました。

また、これは旧暦であるため
現在では、寺院や宗派に
より3月15日に行なわれるところもあります。

法会・法要の内容は
各施設によって違うのですが、

涅槃図(涅槃絵)を掲げて
入滅時の説明を行った後

お釈迦様が最後にされた説法である
「仏遺教経(ぶつゆいきようぎよう)」
「首楞厳経(しゅりょうごんきよう)」などを読経します。

有名な施設では
京都の知恩院(2月13日~15日) や

同じく京都の東福寺があります。
ここでは毎年3月14日~16日に
通常では非公開としている「大涅槃図」
この期間には特別に御開帳し、
本堂にて法要を執り行なっています。
なお拝観料も無料です。


大きな施設ばかりではなく、
地域の小さな寺院や
幼稚園・保育園でも

子供向けの涅槃の様子が
描かれた本を読まれたり、
涅槃会の歌のを歌たりすることがありますが、

この涅槃会の歌がなぜ歌われるかというと
これは仏教讃歌または仏教聖歌集と呼ばれていて、

明治期にキリスト教の
賛美歌に影響を受けて

西洋音楽が導入されたことで
布教伝道の一環として
歌が盛んに用いられるようになったためです。

こうすることで複雑な
内容の経典を分かりやすく
また、親しみやすくしています。

今ではこんなものもあるんですね。

次の章では涅槃会で撒かれたり
配られたりすることが多い
団子についてお伝えします。

涅槃会とは だんごなぜ撒いたり配ったりするの?

涅槃会が行われる施設では
催しの最後にだんごが拝観者や
参加者に配られたり
撒かれたりすることが多くありますが、

これはお釈迦様が
入滅し火葬された遺骨である
「仏舎利」を現しているといわれています。

このだんごには
様々な色付けされており、
お釈迦様のお骨(仏舎利)が
五色に輝いたという伝説にのっとって

世界を構成する五大要素の
地・水・火・風・空を表す
赤・白・黄・青・黒のうち、
を除く四色で彩られています。

場所によっては
花の形にするところがあり、

これは沙羅双樹が
お釈迦様の入滅を悲しみ花びらを
降らせたという伝説から
「花房団子」として
振る舞われることもあるようです。

また、長野県では
全く別の言い伝えがあり
ヤショウマとして配られています。

これは、はダンゴを手で
少し固く握ると馬の形に似ているため、
やせ馬 から やしょうま に訛ったとか、

お釈迦様の弟子の中でも特にデキが悪く
でも、その優しさから可愛がられていた

ヤショという弟子が
お釈迦様が亡くなられる時に
米の粉で作ったお菓子を差し上げたところ

「ヤショ ウマったぞ」

言ったところからついてたとも
伝えられています。

いずれにしても
このだんごを食べることで
無病息災に過ごせたり、

お守りにすることで
あらゆる災難を退ける
魔除けになるとも伝えられています。

こちらは岐阜県岩村町の太岩寺の
涅槃会とだんごまきの様子です。

涅槃会とは ニルヴァーナとの意外な関係

アメリカのロックバンドに
ニルヴァーナっていますよね?

このバンド名の由来って実は
古代インドの言語である

サンスクリット語の

「ニルヴァーナ」からで

以下のように話しています。

ちなみにニルヴァーナの由来は、
ボーカルとギターを担当していた
カート・コバーンによると
「詩的で美しくて響きのいい名前を付けたかった」
という理由からで、
この名前になるまでバンド名は二転三転していたという。
バンドのベーシストだったクリス・ノヴォセリックも
「この言葉自体には意味があるけど、
特に深い考えがあったわけじゃないんだ」と
言葉の響きであることを強調している。

引用:ダビンチニュース
『涅槃に転石に誰? 海外のバンド名の由来を本人たちが明らかに!』

ここでもう一つ音楽的な
つながりをいうと、

「ニルヴァーナ」は
「風に吹かれる」語根から派生した語で、
もともと「風」と深い関わりを持っています。

これなんかはボブ・デュランの
「風に吹かれて」を想起しますよね。

この意味から「ニルヴァーナ」は
「(火などが)吹き消される」
「消えてなくなる」という意味につながり、
これが転じて「(命の炎が消えて)死ぬ」という意味となり、
入滅をあらわすようになります。

サンスクリット語では
「悟り」は

「ボーディ(迷妄を去った真理の世界)」といい

「ニルヴァーナ」の「命が消えて終わる」というのが

元の意味に近い表現のようです。

ですが、悟りを開いたお釈迦様が
入滅「ニルヴァーナ(涅槃)」したことによって

仏教では「涅槃」イコール
「悟りを開く」という意味が付与されたのでしょう。

このことからお釈迦様が
入滅した日に行われる法要を
涅槃会と呼ぶようになったと考えられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
こうしてお伝えしてみると
涅槃会が音楽と関わりや
繋がりが多いことに
気付かされますね。

もし、いままで涅槃会に
参加したことがないのでしたら
一度試しに行かれてみてはどうでしょう?

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