アジサイの育て方 室内で鉢を生育するには?日当たりや冬は?

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アジサイの育て方 室内で鉢を生育するには?日当たりや冬は?

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雨上がりに咲き誇るアジサイは
梅雨の季節の風景につきものですよね。

その花の華やかさに魅せられて

自分でも育ててみようと思われる方も

多くいらっしゃることでしょう。

ですが、いざ育てようととすると

何をすればよいのか、
わからないことばかりではありませんか?

そこで今回は初心者向けに鉢植えのアジサイを
室内で生育する方法と生育に最適な場所、

冬の間にしなければならないことについて
お伝えしてまいります。

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アジサイの育て方 室内で鉢植えで生育するには?

一口にアジサイといってもたくさんの品種があり、

大きく分けると古くから日本で栽培されているガクアジサイ

そのアジサイが海外に渡って改良された西洋アジサイ

山で自生しているヤマアジサイの3つがあります。

この内ガクアジサイはホームセンターなど
一般的に手に入りやすいのですが、

日本の気候環境に合わせて品種改良されているため

寒さに対してとても強く、
雪が多少積もっていても大丈夫なものもあります。

ただ反面、日差しが厳しくなる夏場は
苦手なので屋外でも日陰で育てるのに適しています。

これらの特徴持ったアジサイは屋外や
地植えしたほうが花付きや生育も成功しやすいので
室内で管理するのには不向きです。

では西洋アジサイの方はというと、
寒さに弱いものが多く0度を下回るような地域や
土が凍るような場所での地植えには適していません。

なので、鉢植えでの室内生育に向いているかと思いきや
実は春から秋の期間は日向を非常に好むため

季節や時間によって日陰ができやすい
室内での栽培はその管理が厳しくなります。

それでは、
どのようなアジサイが室内の生育に適しているのかというと

●直射日光を好まないアジサイ
アジサイには西洋アジサイのように
直射日光に当たっても平気な品種もありますが
それとは逆に日向を嫌う品種もありますので、

そのような

直射日光をほとんど必要としない品種であれば
室内での生育に適しています。

なかでも秋アジサイという品種は
秋になるまで花をつけ続けているので

むしろ強い日差しを避けたほうが
花のダメージも少なく都合がよいです。

この品種であれば夏場でも
室内の涼しい場所で生育しても
痛まずに済むのでおすすめです。

●生育が小さいアジサイ
一般的なアジサイは正しい育成環境であれば
新枝をたくさん株元から出たり人の背を越えるなど、

そのままでは非常に大きく生育の場所を取ってしまうことが多く
地植えが必要になってしまいます。

しかし、反対に生育しても刈り込みや
剪定しやすいコンパクトな品種もありますので

そのような品種であれば
鉢植えのまま室内で育てるのに適しています。

次にそのような室内での育成に適したアジサイの苗を
購入した後は何をすればよいのでしょう?

それでは通気性も良くないため
生育する環境としてはよくありません。

アジサイの苗は軽くて安価な
プラスチック製の鉢に入れられて
販売されていることが多いのですが、

なので、アジサイの根が呼吸できるように
空気を通しやすい素焼きでできた
鉢に入ったものを購入されることをおすすめします。

水やりは土が乾いていたらたくさん与え
特に6~9月始めは気温が高くなっている時期なので
乾燥して枯れてしまわないよう十分に注意してくださいね。

●室内で生育するコツ
アジサイは鉢植えでも
そのまま生育すると大きく育ち過ぎて

株が痛んだり栽培の管理も難しくなりますので
休眠している時期に剪定する必要があります。

そのため、花が咲き終わったら花の下にある
葉っぱ2~4枚目ぐらいから茎を切り落としておきます。

それでも育ってくるとやや大きくなってしまうので
花を鑑賞しないのであればアジサイ全体の大きさの
3分の1くらいまで剪定してしまいましょう。

ただ、これだと花が咲くこともなっなってしまうので
それが嫌な場合には一部の茎を3分の1まで剪定し

花芽が確認できた茎は
そのすぐ上をカットするぐらいにすると良いでしょう。

こうすると大きくなりすぎず、
また花が咲く茎も残っていますので来年も楽しむことができます。

アジサイの育て方 日当たりや生育場所はどこが最適?

室内で生育する品種の鉢植えの場合、
その多くは直射日光を嫌いますので

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秋アジサイのような花を長持ちさせる品種は
花が咲いている期間以外は

午前中だけ弱めの日が当たる場所に置き、
午後はなるべく直射しないところを選んでください。

特に開花中は直射に当たると花の開花が
必要以上に進んで寿命が早くなってしまうので
それを避けるために涼しい日陰に置くのが最適です。

それよりもやや日光に強い品種であれば、
秋から春の間は比較的日当たりの良い窓際でも大丈夫です。

日当たり以外では夏は涼しい環境を
好むので冷房がついている部屋においても構いません。

ただ、直接エアコンの冷風や
扇風機の風が当たると乾燥や
水分不足をおこしてしまうのでお気をつけください。

冬は極端に寒くなければ株も引き締まって生育するため
暖房がいていない場所に置いても大丈夫です。

暖房のついた部屋で生育したい場合にはその中でも
できるだけ風通しのよい場所に置くようにしてください。

アジサイの育て方 冬の間はなにをすればいい?

冬の間にアジサイにどんなことをすればよいのかというと、

まずは剪定です。

剪定する時期としては休眠している
11月から3月の始めぐらいが最適です。

剪定する場所は最初の章の

『室内で生育するコツ』

でお伝えしたこちを参考に剪定されてください。

次に植え替えと肥料を与えます。

植え替えは一周り大きいサイズに植え替えるようにしてください。

なぜならアジサイの根は生長が早く、
元のサイズの大きさの鉢のままでは
すぐに根を伸ばすことができなくなるからです。

古い鉢から苗を抜いたら少し崩して発根をうながし
新しい鉢底に小石を敷いて用土を少し加えたら苗を植えます。

用土は赤玉土をベースに腐葉土や鹿沼土を配合した
水はけの良いものが適しています。

割合としては 赤玉土 7 : 腐葉土 3 でよいでしょう。

用土はできるだけ隙間がないように棒などで突いて詰めます。

植え替えたら水が溜まるぐらいまでたっぷり水を与えます。

肥料は花後に行う追肥と冬に行う寒肥があります。

寒肥は少量ずつ2~3回に分けて行ない、
寒肥は油かす 7 と 骨粉 3 を混ぜた有機肥料と
発酵油かすなどの固形肥料の二通り施してください。

まとめ

始めてアジサイを成育する場合は
色々と分からないことだらけで、

些細なことでも悩んだり迷ってしまいますが、

そんな時にはアジサイを購入される
ホームセンターや園芸店の店員さんに
詳しく聞いてみるのが良いでしょう。
きっと丁寧に応えてくれるはずです。
関連記事:アジサイの育て方 庭植えをするには?地植の方法と日当たりと冬は?

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