七夕にちらし寿司を食べるのはなぜ?その由来や理由とそうめんの地域やいわれもご紹介

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七夕にちらし寿司を食べるのはなぜ?その由来や理由とそうめんの地域やいわれもご紹介

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7月7日は五節句の一つである七夕ですが、

七夕をご家族そろって
お祝いされるというお家もあるのあったりしますよね。
そこでの楽しみが手間をかけて作ったハレの日の料理ですよね!

そこで今回は七夕のお祝いによく食べられているちらし寿司と
一部の地域で食べる風習のあるそうめんの由来や
理由にについてお伝えしてまいります。

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七夕にちらし寿司を食べるのはなぜ?その由来や理由は?

ちらし寿司と言えば
ご家庭でのお祝い事に作られることの多いお料理ですが、
なぜ七夕にちらし寿司が食べられるのかというと....

直接的な由来や理由はありません!

これを知ってなんだと拍子ぬけしてしまった方や
がっかりされた方多いかもしれませんね。

ただ、現在のようにお祝い事と言えば
ちらし寿司を食べるという習慣が定着するには
いくつか理由や原因があるので解説させていただきます。

そもそも昔からお祭りや祝い事があると
その形態は様々ですがお寿司を食べる習慣が全国的にありました。

例えば、山間部では角寿司という野山で取れる
山菜や畑の野菜を強めの酢飯と交互に詰めるものを

港町では新鮮な魚が水揚げされるため
魚をまるごと利用した棒鮨や、切り身とご飯を混ぜる
ばら寿司などがその代表的なものです。

このような習慣から五節句である七夕も
ハレの日やお祝いの日として認知されるとと同時に
お寿司を食べることが普及していったと考えられます。

では、なぜちらし寿司だけが広く一般的になったのかというと

都市部には地方から働きに出てくる人も多く、

地方のような大所帯ではなく
一人暮らしや核家族であったため、

出身地方の伝統的なお寿司を作る余裕もなければ
材料も手に入りにくかったために、

比較的手軽に作ることができる
五目寿司やまぜ寿司が作られるようになりました。

それが戦後、お酢の製造メーカーが
家庭向けの商品として混ぜるだけで
簡単にちらし寿司をつくることができる
ちらし寿司の素を商品化して販売し、

テレビ宣伝するようになったことから
お祝いの日やハレの日の食べ物といえば
ちらし寿司を食べるという認識が定着したのでしょう。

販売や宣伝によって全国的に広がって定着するパターンで言えば
最近では節分の恵方巻きと同じですね!

伝統に根ざした由来はありませんが、
ちらし寿司に使われる具材には子供の成長や
健康を願う意味が込められているのでご紹介しておきますね。

ちらし寿司の意味

●エビ.....髭が長く腰が曲がっているため長寿の象徴。

●レンコン.....穴が開いている事から見通しが良い。

●豆類.......健康でまめに働ける。

●ごぼう...土の中で根を張ることから身体の丈夫さ。

●人参.....赤い色はめでたさと慶事をあらわす。

●イクラ...子孫が繁栄する。

七夕にそうめんを食べる地域とそのいわれは?

七夕にそうめんを食べる地域は
仙台の風習でいわゆる行事食ですね。

ではなぜ仙台では七夕にそうめんを食べるのかというと、

七夕の伝説に登場する織姫のように機織りや
裁縫が上手くなることを祈願する

といういわれから発生した行事食で、

織姫が神に布を収める役割があったためや、

そうめんが裁縫に使う糸に似ていたから

など諸説あります。

まとめ

ちらし寿司を七夕に食べることに
伝統的な由来や意味はありませんが、

具材に使われる食物は色どりもよく華やかで、
メーカー販売しているちらし寿司の素をアレンジしたり

一工夫するだけで子供からお年寄りまで喜ばれる料理になるので
七夕に最も適した食事といえるかもしれませんね。

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