熱中症対策の飲み物は市販のアクエリアスとポカリ、麦茶のどれがいい?

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熱中症対策の飲み物は市販のアクエリアスとポカリ、麦茶のどれがいい?

2017/04/10

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真夏の暑い時期を健康に乗り切るために
何より重要なのが熱中症対策ですが、

その熱中症対策の中でも大切なのが水分の補給です。

熱中症予防の飲み物としてまず思い浮かべるのが
アクエリアスやポカリスエットなどの
スポーツドリンクですよね。

では、実際アクエリアスやポカリスエットの
どちらがより熱中症対策に最適なのか?

また、麦茶ではだめなのかについて

お伝えしてまいります。

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熱中症対策の飲み物は市販のアクエリアスとポカリスエットのどちらが最適?

アクエリアスやポカリスエットを
普段からお飲みになっている方はお気づきだと思いますが、

販売しているメーカーだけではなく
当然ながら味も少し違っています。

ですが、熱中症対策の飲み物として重要なことは
何よりもその成分なのでまずは比べてみましょう。

100ml当たりの主成分

●アクエリアス

エネルギー   19kcal
タンパク質   0g
炭水化物   4.7g
ナトリウム 40mg
カリウム 8mg
マグネシウム 1.2mg

原材料
高果糖液糖、トレハロース、はちみつ、ローヤルゼリー、
海藻エキス、クエン酸、アルギニン、甘味料(スクラロース)、
イソロイシン、バリン、ロイシン他

●ポカリスエット

エネルギー 25kcal
タンパク質 0g
炭水化物 6.2g
ナトリウム 49mg
カリウム 20mg
マグネシウム 0.6mg

原材料
砂糖、ぶどう糖果糖液糖、果汁、
食塩、酸味料、調味料(アミノ酸)他

比較してみて一目瞭然なのがアクエリアスは
マグネシウムが特に多く含まれていて、

それ以外の成分はポカリスエットが全て高くなっています。

これはどういうことかというと、
実はこの二つの飲み物は
同じ状況で飲むものと思われていますが
厳密にいうと違います。

アクエリアスは運動の後の疲労回復や栄養補給を、

ポカリスウェットは疲労した時や
体調が良くない時の栄養補給を目的として

製造販売されているため、
このような成分の違いにつながっているのです。

では、どちらがより熱中症対策として最適かというと

若干の違いですが、

ポカリスウェットに軍配が上がります。

それはなぜかというと、
熱中症対策に最も重要な成分はナトリウムだからです。

熱中症を引き起こす主な原因が、
汗によって体内の塩分が排出されることによる
ナトリウムの欠乏なので速やかに補給する必要があります。

わずか0.9mgの違いと思われねかもしれませんが、

標準的な500mlになおすと4.5mg、

2リットルでは18gにもなるので

少しでも早い対策をするのであれば
やはりポカリスウエットが良いでしょう。

ただ、熱中症対策に必要な成分は
ナトリウムだけではなく

実はマグネシウムだって欠かせません。

どういうことかというと、

汗と一緒に排出されるのはナトリウムだけではなく
マグネシウムも同様で、このマグネシウムは

糖分をエネルギーにかえるのに必要な成分であるため
不足してしまった場合には筋肉がつったり、
硬直して動けなくなってしまう危険性もあります。

そのため、熱中症対策として理想的なのは

ポカリスエットとアクエリアスを両方飲むか、
それが難しければ交互に飲むようにすることです。

つまり、ポカリスウェットを2リットル飲むよりは

ポカリスエットとアクエリアスを500mlずつ2本飲むほうが
より熱中症対策に最適だということですね!

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熱中症対策の飲み物に麦茶ではどう?

アクエリアスやポカリスエットが
熱中症には最適だと分かったけど、

毎日購入するのはお金もかかるし
なにより頻繁に持って帰るのがしんどいという
方も多くいらっしゃるでしょう。

そんな場合はご家庭で麦茶を沸かして冷やして飲むと
上述したものには及びませんが
熱中症対策として効果的です。

麦茶は他のお茶類と比べて
熱中症対策に効果を発揮するミネラルが豊富に含まれており、

このミネラルは熱中症の症状である
血液の水分不足による濃度の高まり押さえてくれる働きがあります。

また、水や緑茶と比べて
体温を下げてくれる効果もあるので一石二鳥ですね。

そのうえ、緑茶やコーヒーに含まれている
カフェインが含まれていないので

空腹時や喉が渇いた時に大量に飲んでも
胃を荒らしてしまうことがなく、

体調がすぐれない方やお子さんも
安心して飲むことができます。

ただし、前の章でお伝えした
熱中症対策として欠かせない、

ナトリウムやカリウムが含まれていないため
残念ながら麦茶だけでは不完全です。

ですが、逆にいえば塩を補うことで
熱中症対策に申し分のない飲み物にすることができます。

では、その適切な量はどれぐらいかというと

1リットルの麦茶に対して1グラムです。

つまり、0.1%の塩分濃度ですね。

若干塩味を感じられて飲みにくい場合には、
熱中症対策用の麦茶と喉の渇きを潤すための麦茶を
別々に用意されると良いですよ!

まとめ

熱中症を甘く見ると一生苦しむような
障害が残るだけではなく、命を失う危険性もあるので
日頃から十分に対策しておきたいところです。

そのためには今回お伝えしたように
アクエリアスやポカリスエットをご利用されたり、
それがなかなか難しいという場合は
麦茶を工夫して飲むようにしてくださいね。
関連記事:熱中症対策の飲み物を自作したり自家製作する方法と最適な温度は?

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