呉 海軍カレーイベントってなに?どこで食べられる?違いや人気投票は?

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呉 海軍カレーイベントってなに?どこで食べられる?違いや人気投票は?

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海上自衛隊の護衛艦などで
提供されている隊員用のまかないカレーを、
基地の街のご当地グルメとして
売り出す動きが広まっています。

全国の艦艇や部隊によって異なる独自のレシピや
自慢の味を受け継ぐ店を認定したり、
人気投票を実施したりして
街おこしの目玉になりつつあるようです。

そこで今回は、海自カレーの
各地の取り組みについてお伝えしてまいります。

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呉の海軍カレーイベントとは?

呉市が海自呉地方総監部や地元飲食店に呼びけて、
2015年にスタートしたのが
「呉海自カレー」プロジェクトです。

これは旧海軍時代のレシピに基づく
「海軍カレー」とは異なり、

参加点は艦艇や部隊の独自レシピを一つ選んで学び、
館長さんたちの味見でお墨付きを得られれば、
その店だけの味として認定されます。

例えば、白桃が隠し味の(潜水艦「はくりゅう」)や

鶏ガラのだし、インスタントコーヒーで煮込み、
ハチミツとすりおろしリンゴで味付け(掃海艇(あいしま))

甘粛果実を思わせるフルーティなコク(潜水艦(そうりゅう))等など

具材をふんだんに使ったこのようなレシピは様々で、
2016年度の参加店とレシピ数は
2015年度の22から30に増加中です。

市内にはカレー目当ての観光客も目立つようになって、
2016年度は計12万食以上が提供されています。

海軍カレーはどこでで食べられる?違いや人気投票は?

海自の地方総監部がある他の年でも期待は熱く、

1999年に「カレーの街」を宣言した
神奈川県横須賀市は、かつてのレシピに基づく
「横須賀カレー」を認定する店で提供していましたが、

海自カレーにも着目して2015年9月からは、
艦艇ごとの味も16店舗゛味わえるようになりました。

長崎県佐世保市では2012年から
毎年1回、約10隻の護衛艦などのカレーを、
食べ比べて、人気投票する

「G(護衛艦)C(カレー)1グランプリ」を開催しています。

グランプリに選ばれた4隻のカレーが
レトルトとして商品化されています。

艦艇を持たない航空基地でも、
各部隊のレシピを元にした
レトルトカレーが販売されており、

那覇市ではソーキ(豚バラ肉)、山口県岩国市では
レンコンといった地元食材が使われているのが特徴です。

海軍カレーはなぜ定番になったの?

なぜ海自でカレーが定番メニューになっているのでしょうか?

一説には明治時代に横浜、東京、
神戸のレストランなどで人気だった

カレーを海軍が取り入れたのが
きっかけではないかと考えられています。

当時は栄養の偏りが原因で脚気患者が多かったため、
栄養価が高くて大量調理が可能
なカレーが着目されたとも言われ、

明治期に発行された

「海軍割烹術参考書」にも

調理方法が紹介されています。

海軍の伝統を受け継いだ海自は
艦艇や部隊の調理員が味に磨きをかけ、

土曜が半休日だった時代は毎週土曜の昼食がカレーに、
週休2日制の今では金曜昼の定番メニューになっています。

長い航海中に曜日の感覚を忘れないようにするのが
目的ともいわれていますが、
確証を得るまではっきりとは分かっていません。

海自は現在、艦艇や部隊で提供される
約160種類の食事レシピをホームページで紹介していて
このうち42種類はカレーになっています。

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