ハイドロプレーニング現象の原理と原因、対処や対策は?ハイドロ現象

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ハイドロプレーニング現象の原理と原因、対処や対策は?ハイドロ現象

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降雨時に自動車を
運転していて気をつけたいのが、

タイヤが路面から浮き上がってしまう
「ハイドロプレーニング現象」です。

そこで今回はこの現象がね
どのような状況で起こるのかお伝えします。

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ハイドロプレーニング現象の原理と原因

ハイドロプレーニング現象を
一言で説明すると、

自動車のタイヤと
路面の間に水の層ができ、

水上スキーのように車が
水の上を滑っている状態です。

これは自動車だけに限ったことではなく、
飛行機の車輪で起こることもあります。

タイヤは、車全体の重さを支えたり、
路面からの衝撃を給したりと、
様々な役割を担っています。

ハイドロプレーニング現象が起こると、
タイヤと路面の接点がなくなってしまい

力を路面に伝えて方向を転換させたり、
停止したりする役割を果たせなくなります。

そうなると、ハンドルが軽くなり
ハンドルとブレーキの両方が
効かなくなってしまうのです。

ハイドロプレーニング現象が起こる要因としては、

1.車の速度

2.路面にたまった水の深さ

3.タイヤの溝の状態

4.タイヤの空気

の4点が挙げられます。

轍などにたまった水の上で
タイヤが水に触れると、

タイヤに対して水の抵抗が生まれます。

タイヤは通常、車の重みによる
力を路面に伝えていますが、
両者の力のバランスが影響します。

タイヤ側の力が大きければ
水をかき分けるため発生しませんが、

水の抵抗が大きいと
タイヤが水の上に乗り上げてしまいます。

水の抵抗に関係するのが、
車の速度と水の深さです、

水の抵抗は

速度の2乗に比例して大きくなります。

時速100キロ以上だと、
発生の危険が高まり

さらに、水が深いほど
車への抵抗は大きくなります。

タイヤの溝には排水機能がありますが、
摩耗により溝が浅くなると機能が低下し、
排水しきれなくなります。

タイヤの空気圧が低いと
路面に接する面積が増え、

面積あたりのタイヤの力が
弱くなって発生を誘発します。

これらの要因をいくつか満たしてしまうと、
発生する危険があるので注意が必要です。

ハイドロプレーニング現象の対処や対策

では、ハイドロプレーニング現象が
起こらないよう防ぐためには
どうすればよいのでしょうか?

第一に、雨の日には
速度をおとすとともに、

日頃からタイヤの空気圧と
溝の深さを把握しておいてください。

特に空気圧は見た目では判断しにくいので、
計器を使用する必要があります。

ですので、月に1回はガソリンスタンドや
カー用品店、タイヤ販売店で
空気圧の計測を頼むようにしましょう。

タイヤの溝の深さは
「スリップサイン」で確認でき、

摩耗によって溝の深さが
1.6ミリ以下になると、溝の中に
突起が露出するようになっています。

こうなってしまったら
なるべく速やかに交換してください。

タイヤ側面にはサインの位置を示す
三角の目印があるので確認しておきましょう。

まとめ

いかがだったでしょう?

ハイドロプローニング現象が
理解できましたでしょうか?

普段はあまりタイヤの
摩耗具合を気にしていなくても、

不意の豪雨や、速度の出し方によっては
大事故にも繋がりますので、
定期的な点検を怠らないようにしてくださいね。

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