ヒアリの体調不良を経験した話と野外や野山の虫刺され、虫よけ対策

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ヒアリの体調不良を経験した話と野外や野山の虫刺され、虫よけ対策

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昨今、ヒアリが巷で話題になっていますが
万が一自分が刺された場合の対策を
落ち着いてするためには

実際に海外で刺されたり、
体調不良を経験した人の話を
知ることが欠かせません。

また、夏にはキャンプやハイキングなどで
子供が野外や野山に入ることも多く、

マダニなどに刺された場合には
重症化するケースもあります。

そこで今回は、
ヒアリの体調不良を経験した人の話と

野外の虫について保護者が取るべき
正しい対策法をお伝えしてまいります。

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ヒアリの体調不良を経験した人の話と対策は?

ふじのくに地球環境ミュージアム(静岡県)の
岸本准教授は2006年3月に
台湾・台北市郊外の空き地でヒアリの調査中、
5匹ほどに両手の指、計8ヶ所を刺されました。

「ハチほどではないが、針に刺されたような痛みがあった」

と話し、
刺された部分は20分後に腫れ始め、
30分をすぎると腕から全身へと
真っ赤な発疹が広がったそうです。

加えて息苦しさも感じ始め、
激しい動悸も続いたため
仲間が運転する車で近くの病院に行きました。

ステロイドの点滴を始めたのは、
刺されてから約1時間後でした。
幸いにもその後、2時間の点滴で腫れが引き
回復したということです。

「ここまで症状がひどくなるとは思わず、気が動転した。
点滴がなければ重篤化した恐れがあった」
「慌てる必要はないが、30分ほど様子を見て、
動悸や息苦しさなどの症状が出たら
急いで病院に行って適切な処置を受けてほしい」

と強調しています。

アリの生態に詳しい九州大学の村上准教授は、
過去に北米やアルゼンチンなどで
ヒアリに何度も刺された経験があり、

2010年8月には、台湾で幼虫を採集するため巣を崩した際、
数百匹が一斉に襲い掛かってきて、
長靴やゴム手袋のわずかな隙間に入った
ヒアリに2,3ヶ所刺されたといいます。

「『火蟻』の名前の通り、
線香を押し当てられたようなジリッとした痛みがあった」

と振り返っています。

手の震えやめまい、目の焦点が合わなくなるなどの
症状は出ましたが重篤な状態ではなかったため、
安静にしていると治まったということです。

「刺された時には、まずヒアリをタオルや手ぬぐいではたき落とし、
刺された場所をきれいな水で洗った後、
腫れを抑える抗ヒスタミン系の軟こうを塗って安静にするのが良い」

引用:2017年7月6日読売新聞

ヒアリに刺された経験者が行った対応

●タオルでヒアリをはたき落とす

●刺された場所をきれいな水て洗う


●抗ヒスタミン系の軟こうを塗って安静にする


●20~30分で、動悸や吐き気などが出たら急いで病院へ

野外や野山での虫刺されや虫よけ対策

一方、野外や野山ではヒアリ以外でも
適切な対処をおこたると
重症化するケースがあります。

特に夏の野山で多いのがマダニやブユです。
マダニは草むらに多く、ズボンの裾などから
入り込んで肌にかみつき血を吸います。

痛みもかゆみもないのですが、
赤く腫れることもあります。

ただ、注意しないとまれにマダニを介して
重症熱性血小板減少症候群などの
命に関わる感染症などにかかることもあります。

噛まれて1~2週間以内に発熱や下痢、
発疹などがあればすぐに受診するようにしましょう。

ブユは体調約3ミリで、
ブヨ、ブトとも呼ばれるハエの仲間です。

高原や渓流などに生息し人の血を吸いますが、
気づかないことが多く

刺されて半日後ぐらいから
腫れや激しかゆみに襲われます。

市販のかゆみ止めを塗れば
数日で治まることも多いのですが、

まれにひどく腫れた場合には
医師の診察を受けてくださ

スズメバツやアシナガバチに刺されると、
15分以内に吐き気や呼吸困難などの

アナフィラキシー反応が出ることもあり、
このような反応があった場合には
すぐに救急車を呼んでください。

子供はかゆいと患部をかきむしり、
傷口から菌が入って皮膚がただれる

「とどひ」になりやすいので
患部を触った手で健康な肌を触ると
次々に広がり、他人にもうつってしまいます。

このようなことを防ぐには、
患部に薬を塗ってガーゼて覆い、
直接触れないようにしましょう。

では、虫刺されを防ぐには
どうすればよいのでしょうか?

服装としては、長袖、長ズボン、
帽子が望ましいのですが熱中症も心配ですし

袖口やスボンの裾から虫が入ることも多いので、
虫よけ剤を活用しましょう。

虫よけ剤の代表的な有効成分には
「ディート」と「イカリジン」があり

ディートは12歳未満には使用制限があって
6ヶ月未満の乳児は使ってはいけません。

イカリジン入りの虫よけ剤は
2016年から国内で販売されており、

子供への使用制限がなく
肌の刺激も少ないのでお勧めです。

高濃度タイプでは15%のものもありますが、
通常なら5%程度で十分効果があります。

虫よけ剤は汗で流れやすいので、
3、4時間ごとに付け直すようにし、
服や帽子にかけるのも効果的です。

スプレータイプは吸い込む恐れがありますので、
顔周辺には直接吹きかけず、
いったん手のひらとって塗るようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ヒアリに刺された人によると、
攻撃的で刺された時の痛みは
強かったらしいのですが、

万が一刺されても直ちに命の危険はなく、
冷静に対応することで

その被害を最小化することが可能ですので
極端に怖がらず落ち着いた対処を心がけてくださいね。

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