夏風邪は咳からうつる?ウイルスの特徴や対策、治療法や予防法は?咽頭結膜熱

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夏風邪は咳からうつる?ウイルスの特徴や対策、治療法や予防法は?咽頭結膜熱

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夏風邪の原因の一つである咽頭結膜熱は、
かつてはプールで感染することが多かったため、
「プール熱」とも呼ばれていました。

熱が出てのどが痛み、
学校の「出席停止」の対象にもなっています。

そこで今回はその特徴や対策、
治療法や予防法についてお伝えします。

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夏風邪は咳からうつる?ウイルスの特徴と対策は?

夏風邪からの咳はなぜ起きるのかというと、
「アデノウイルス」と呼ばれている
ウイルスに感染することで発症します。

咳やくしゃみによるしぶきや、
手や指、タオルなどを介した接触を通じて

鼻やのど、目の粘膜から感染し
感染力が強いのが特徴です。

ただ今は、プールの水の
塩素消毒が徹底されているため、

タオルを共用するなどしない限り、
かつてのような主要な感染場所に
なることはありません。

国立感染研究所によると、
患者は5歳以下が6割を占めており、

流行のピークは例年7月、8月ですが
近年は冬にも流行しています。

同研究所は、全国約3000の小児科から
毎週の発生状況の報告を受けていて、

2017年の
5月22~28日の週から
7月10~28日の週にかけては、

1医療機関あたりの件数が0.9件を超え、
過去10年で最も高い状態となりました。

症状

症状の特徴としては、
喉の炎症(咽頭炎)と目が赤くなる結膜炎、
高熱の3つです。

のどは赤くなり、
腫れや痛みが生じます。

目は結膜が充血し、
目やにやかゆみが出て、
痛みを感じることもあります。

熱は38~40度まで上がり
3~7日間続きます。

感染してから症状が出るまでに
5~7日かかるとされています。

時には3つの症状が
そろわないこともあり、

頭痛やせき、腹痛、下痢、
食欲不振などがあらわれる場合もあります。

命に関わることはあまりありませんが、
乳児や高齢者、慢性的な呼吸器や

心臓などの病気をわずらっている人(基礎疾患)は、
重症化する恐れもありますので油断は禁物です。

夏風邪からくる咳の治療法や予防方法は?

根本的な治療法はなく、
対症的な治療を行います。

高熱が続けば解毒剤を服用し、
目のかゆみや充血がひどければ
点眼薬を使います。

栄養をしっかりとって
体力を回復させることも重要です。

のどの痛みがひどければ、
おかゆなどののどごしの良いものを選び、

熱くて辛い刺激の強い食べ物は
避けるようにしましょう。

子供の場合は、学校保健安全法で
主な症状がなくなってから2日間は
出席停止の設置が必要と定められています。

症状が回復しても、
ウイルスはのどからは2週間程度、
便からは1ヶ月程度排出されます。

感染したらプールには
1ヶ月は入らないようにし、

お風呂も家族の中で
一番最後に入るのが良いでしょう。

目やにを取る時は
ティッシュや洗浄綿を使い、

直接目を触らないよう注意が必要です。

タオルなどもできる限り
共用しないようにしましょう。

まとめ

感染経路
●くしゃみやせきのしぶき
●タオルの共有
●ドアノブ

予防の注意点
●手洗い
●うがい
●タオルの共有をしない
●感染した人、回復期の人は
 お風呂は最後に入る

いかがでしたでしょうか?
咽頭結膜熱は成人にも感染しますので、
感染した乳児のおむつを交換した後は

手をしっかり洗うなど、
保護者も感染防止を強く意識しましょう。

大人は症状がひどくならず、
自覚しにくいかもしれませんが

子供の友達などにも感染させてしまう
恐れもありますので十分に注意してくださいね。

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