紅葉撮影の夜間照明にフラッシュやストロボは必要ない?最適な単焦点レンズとは?

気温もめっきり下がり肌寒さを感じると
色づいてくるのが木々の紅葉ですよね。

紅葉狩りや撮影といえば
昼間に行うものと思いがちですが、

最近では有名なスポットではなくとも、
照明やライトアップされる場所も増えてきました。

そこで今回は夜間撮影でも紅葉を綺麗に
撮る方法についてお伝えしてまいります。

紅葉撮影の夜間照明にフラッシュやストロボは必要ない?

冒頭でもお伝えしましたが、
紅葉の名所では昼間だけではなく

夜間でも観光客が楽しめるようにと
ライトアップや照明で
照らされるところも多くなっています。

このような場合に気をつけておきたいのが
カメラのストロボ機能を切っておくことです。

これを読んで、疑問に思われた方も
多いと思いますのでその理由をお伝えしますね。

夜間での撮影といえば、
被写体や周辺の環境が暗いために
フラッシュを焚いておかないと、

ちゃんと写すことができないものと
思い込みがちですが、
実はそうではありません。

確かに、一切の照明されていない真っ暗闇で
ストロボを使用せずに撮影すると
暗くて何も写っていないということになりますが、

ちゃんとライトアップされていたり、
照明が当てられている被写体を撮影する場合には

むしろフラッシュを使用しないほうが、
綺麗に写すことができるんです。

ではなぜ、そのようなことになるのかというと

確かにフラッシュを当てて撮影すると、
被写体をはっきりと写すことはできるのですが、

撮影後の写真は被写体を含めて、
全体的に影が飛んで光で
白っぽく写ってしまうため、

照明によってできた
せっかくの陰影がなくなってしまいます。

こうなると、単に夜間に撮った
紅葉写真になってしまって
趣や情緒が感じられないものになります。

ですので、夜間に照明で照らされた被写体は
紅葉にかかわらず必ずストロボ機能をOFFにして
撮影するようにしてくださいね。

また、これと同時にカメラの設定も
切り替えておきましょう。

コンパクトカメラの場合は、
「夜景モード」という機能がついているので
そちらに設定を変更してください。

もしない場合には、
「HDR」という設定に切り替えればOKです。

「HDR」とはハイダイナミックレンジ合成のことで
正式名称は「high dynamic range imaging」といいます。

この機能は明るさや色合いの異なる写真を瞬間的に
数枚自動で撮影して合成することで

なるべく理想の色合いになるように
調整して1枚の写真に合成する機能のことです。

この機能に変更しておくことで、
たとえ周辺が暗闇でも問題なく
綺麗な写真に仕上げることができます。

紅葉撮影に適した単焦点とは?

ここまでお伝えしたことは、
そこまで撮影するカメラにこだわりのない方が

夜間のライトアップや
照明で照らされた被写体を
撮るためのテクニックなのですが、

もう少し機材にこだわって
ワンランク上を目指したいという場合に
おすすめしたいのが

単焦点レンズです。

単焦点レンズの価格は、
ズームレンズの約１０万～約２０万円に比べて

4万円程度と比較的お求めやすく、

構造もコンパクトで軽いため、
身軽に撮影に挑めるのも大きな利点です。

もちろん、実際の撮影においても
レンズの明るさを示す
指標として用いられるF値も小さく、

ズームで最も明るいF２.８程度に比べて
F２やF１．４とさらに明るく写すことができます。

では、この数値が低くて明るく写せると
なにが良いのかというと、

暗い場所でも上手く撮影できる可能性が
増えるというのが大きいです。

これはなぜかというと、
F値の小ささはシャッター速度にも関係し、

小さければ小さいほど
シャターを切るスピードも早いため、

手ブレを起こす可能性が減って
失敗することも少なくなります。

以上のような特徴があるので
気合を入れて夜間撮影をする際には
ぜひ単焦点レンズにチャレンジしてみてくださいね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

紅葉に限らず夜間の撮影というと
難しく考えてしまいがちですが、

お伝えしてきたように
ストロボやカメラの機能を変更するだけで
綺麗に撮影することも可能ですので、

カメラのマニュアルをよく読んで、
最適な設定に変更した上で撮影してくださいね。

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