登山難易度とは?東京近郊や関東圏のランキングと日帰りで登れる場所夏秋

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登山難易度とは?東京近郊や関東圏のランキングと日帰りで登れる場所夏秋

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日本アルプスを抱えている
長野県は遭難事故も多いことから、

登山客に体力や経験に合った
山をえらんでもらおうと、

2014年6月に全国で始めて
登山ルートのランク付けである
グレーディングを公表しました。

そこで今回は、安全に登山を楽しむための
グレーディングを関東圏や
東京近郊を中心にお伝えします。

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登山難易度ってなに?東京近郊や関東圏の登山ランキング

まず始めに、そもそもこの
グレーディングとは

どのようなものであるかの
説明からお伝えします。

グレーディングとは登山道の難易度を

体力度の横軸10段階、

技術度の縦軸A~Eの5段階で示したもので、

体力度1~3は日帰りが可能な山

体力度4~5は1泊が適当な山

体力度6~7は1泊~2泊が適当な山

体力度8~10は2泊~3泊が適当な山

となっており、

技術度A
.登山道がほぼ整備済み
.転んでも転落、滑落の可能性が低い
.道に迷う心配がない

技術度B
.沢や崖、場所により雪の溶け残りである
雪渓などを通過
.急な上り下りがある
.分岐や旧登山道があるなど
道がわかりにくい場所がある
.狭い登山道など、大きくつまずくと
転落、滑落事故日ながる場所がある

技術度C
.ハシゴ、くさり場、場所により
雪渓、渡渉箇所がある
.滑ったり踏み外したりすると
転落、滑落などの事故になる場所がある
.案内標識が不十分な場所がある

技術度D
.高さや傾斜がある厳しい岩場や
不安定なガレ場、ハシゴ、くさり場、
藪漕ぎを必要とするルートや、
場所により雪渓、渡渉箇所がある
.手を使って身長に上り下りする急な傾斜がある
.ハシゴ、くさり場やあんない標識などを
設置された場所が一部で、転落、
滑落につながる危険な場所が多い

技術度E
.油断すると転落、滑落などの
重大事故につながる、高さや
傾斜がある厳しい岩場が続く
.深い藪漕ぎを必要とする場所が
連続する場合がある

と、このように詳細が定められています。

参考資料:信州 山のグレーディング

では、具体的にどのように山が
ランク分けされているのか、
難易度の高い順にお伝えしていきます。

E10~E6
穂高縦走(長野県、岐阜県)
3000メートル級の山々から望む山並みや雲海、
鉱山植物などの美しさから、

あこがれのコースと絶賛されていますが
岩場や尾根づたいを歩くなど
危険なルートが多く遭難も多いです。

E10 槍ヶ岳3180m→西穂高岳2909m
   槍ヶ岳3180m→奥穂高岳3190m

E9 西穂高岳2903m→槍ヶ岳大キレット

E7 北穂高岳3106m→前穂高岳3090m

E6 西穂高岳2909m→奥穂高岳3190m

D6 甲斐駒ケ岳2967m(長野県、山梨県)  
   竹宇駒ケ岳神社

B7~B5
富士山3776m(静岡県、山梨県)
B7 御殿場口
B6 須走口、馬返
B5 富士宮口、スバルライン5合目

D4 赤岳2899m(長野県、山梨県)
   県界登山口

C4 天狗岳2646m(長野県)
   本沢温泉

B4 妙高山2454m(新潟県)
   燕温泉駐車場

登山できる関東の日帰り可能な山は?夏秋向け

ここからは関東から日帰りが可能な
比較的難易度の高くない山をご紹介します。

D3 戸隠山1904m(長野県)
   奥社駐車場

C3 谷川岳1977m(新潟県、群馬県)
   西黒尾根登山口

B3 男体山2486m(栃木県)
   中宮祠

A3 櫛形山2052m(山梨県)
   みはらし台駐車場
   北尾根登山道経由

B2 蓼科山2531m(長野県)
   七合目登山口

A2 弥彦山634m(新潟県)
   弥彦神社登山口

C1 妙義山石門めぐり(群馬県)
   相馬岳1104m
   中之岳駐車場

A1 茶臼山1915m(栃木県)
   山頂駅

●覚えておきたい登山用語

くさり場
登山道や岩場で転落防止のため、
鎖を設置した場所

ガレ場

斜面崩落したがれきが堆積し
足元が不安定な場所

渡渉箇所
橋のない川や沢などを歩いて渡る場所

藪漕ぎ
笹や低木などが密生するヤブを、
手でかき分けて進むこと

まとめ

2014年から8月11日が「山の日」として
国民の祝日として制定されましたが、

登山ブームを後押しすると
期待される一方で遭難事故も後を他立ちません。

警視庁によると、山岳遭難者数は増加傾向にあり、
2016年は2929人と前年を下回ったものの、
統計が残る1961年以降2番目の多さでした。

年齢とともに体力は落ちるので、
出発や下山を早めるなど
時間や体力に余裕ある登山を心がけてくださいね。

関連記事:登山初心者の心構えとは?中高年登山者の無謀な山歩きの事故や怪我はどう防ぐ?

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