登山テントの設営場所はどこでもいい?設営方法と雨対策や撤収の仕方

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登山テントの設営場所はどこでもいい?設営方法と雨対策や撤収の仕方

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登山においてテントの設営は
次の日の体力を温存する上でも
大事な要素ですが、

ただ単にどこにでも設営すれば
良いというわけではなく、

少しでも快適に過ごすためには
色々な条件や下準備が必要になってきます。

そこで今回は、
登山テントの設営場所やその方法、

雨対策やその中での撤収の仕方について
お伝えしてまいります。

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登山テントの設営場所はどこでもいい?

登山のテント設営場所ですが、
実はどこでも登山者の好きな場所に
設営して良いというものではありません。

しかも、全国的な共通な
ルールがあるというわけでもなく、

地方によってルールを
設けられている場合もあれば、
山によって決められていて、

推奨している場所以外の設営を
禁止していることも少なくありません。

なぜこんなことになっているのかというと、
やはり、近年の登山ブームのおり

登山者のマナーが必ずしも良くないため、
使用したゴミの投棄や

火の不始末によって山が汚れたり、
火事を起こす危険性があるためです。

ですので、登山をされる際には
事前にテントの設営可能な場所を調べておくか、

調べても不明な場合には、
目的の山の管理者に設営してもよい場所を確認するようにしましょう。

なにもこれは、マナーやモラルだけの話ではなく
安全のためにも重要な事なので気をつけてください。

なぜなら、推奨されていない場所というのは

天候や地震によって足場が崩れてたり、
滑ったりなどの危険性があるかもしれないからです。

これは脅しでも何でもなく、
ルールを破ってしまったがために

遭難した場合には家族だけではなく、
周りの人にも迷惑をかけてしまうことにもなるので

軽く考えるのではなく、
万が一のことを想像して
テントの設営場所を確認してくださいね。

登山テントの設営方法や雨対策は?

設営場所の確認できたら次は設営ですが、

これも空いているスペースに
ただ立てれば良いというわけではなく、
立てるところを選ぶことも重要です。

ひとつがなるべく平坦なところであることで、

傾斜地だと寝ている間に下がっている方へ
ずり落ちてしまうので
十分な睡眠が確保できませんし、

くぼ地では突然の天候の変化によって
雨が降ってきた場合に、

雨水がその場所に溜まってしまい
テントが浮いてしまうことも考えられます。

また、いくら設営するスペースが
限られているといっても

崖側や近くですと崖崩れに
巻き込まれる危険もあるため
絶対に避けてください。

石などが転がっているような
場所しかない場合には、

お伝えした悪条件に
当てはまらないのであれば

それらの邪魔なものを静かに取り除いて整地し
そこに設営するとよいでしょう。

具体的な設営方法については
お持ちのテントの説明書に従ってもらうとして、
主な要点である3について解説します。

1.フレームを通して本体を立ち上げる
テントのスリーブにポールを通して
テントを立ち上げて固定します。

この時に上側のポールから押し込むと
立てやすくなります。

2.フライシートとグラッドシートをセットする
フライシートとテントの入口の向きに注意して
テントの上部にかぶせて本体にセットします。

テントの底面を守るためにグラッドシートを
地面とテントの間に敷きましょう。
これにより、汚れや浸水を防ぐことができます。

3.ペグを打ち込み固定しする
地面にペグを打ち込み、テントと
フライシートを固定します。

この時、雨が降ってぬかるんでも
ペグが抜けないように、
周囲にある重たい石を載せて
抜けにくくするとよいでしょう。

次に、雨が振ってきた時の対策ですが、

テントから落ちた雨水が
周りを水浸しにしないよう、

テントの周りを囲むよう
地面を掘って溝を作ります。

これにより、雨水の逃げ道が確保されるため
激しい雨が降った場合でもテント内に
浸水することを防ぐことがてきます。

ただ、あまり深くえぐったり
広い範囲まで掘ってしまうと
環境破壊にも繋がるので、

撤収する時に埋め戻せる程度の深さと
広さにしておきましょう。

登山テントを雨の中で撤収するには?

通常の撤収の作業に関しては、
基本的に設営した手順と逆に行えば大丈夫です。

ポイントとしてはフライシートを外した後
本体を持ち上げて入り口を下にし、

軽くゆすってテント内にゴミが
残らないようにしましょう。

もし、ゴミや食べかすが残っている場合には
カビなどでテントが痛む原因になりますので、
ここは念入りに確認してください。

雨対策の際にお伝えしたように、
堀った溝を放置したままにすると
環境破壊になってしまうので、

元通りに埋め戻したり、
移動させた石なども元の場所に
戻すようにしてください。

もちろん、自分が出したゴミなども
必ず持ちかえってくださいね。

もし、撤収中に雨が降ってきたり
雨の中撤収しなければならない場合は、

通常の場合と同じように畳んだり、
収納袋に入れるとやはり傷んだり
カビが発生したりする原因になりますので

大きめのビニール袋や
ドライバッグなどに入れて持ち帰りましょう。

持ち帰ったらそのまま放置せず、

なるべく早い段階で広げて完全に乾燥させてから
収納袋に収めるようにしてください。

そうしないと、テントの傷みが進み
消耗してしまいます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

登山中にテントで休むのは
ほっと一息つける時間ですが、

その設営方法や雨対策をおこたると
命を危険にさらしてしまうことに繋がりますので

今回の記事を参考に間違った場所や
方法をしないでくださいね。

関連記事:登山テントの洗い方やたたみ方、手入れの方法とカビへの対処の仕方



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