インフルエンザワクチンを赤ちゃんにする時期と間隔 副作用について

健康

インフルエンザワクチンを赤ちゃんにする時期と間隔 副作用について

2016/10/14

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季節が冬に近づくと
病気になる恐れも多くなりますが、
親御さんはお子様のインフルエンザを
ご心配なされるのではないでしょうか?

特にまだお子様が乳幼児の場合、
感染・発病することは絶対防ぎたいですよね?

そんなとき有効な手段がワクチンの予防接種です。
この記事ではその時期や副作用について
お伝えしてまいります。

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インフルエンザワクチンを赤ちゃんにする時期

赤ちゃんがインフルエンザに感染した場合は、
重症化したり合併症を引き起こす危険性が高いため
親御さんとしては何が何でも避けたいところです。

では、インフルエンザワクチンを
赤ちゃんに接種するのに1番適した時期はいつのでしょう?

赤ちゃんのインフルエンザワクチン予防接種は
受けるかどうかを自分の意思で決定する任意接種となっており、
そのためワクチンの添付書類上ではいつでも接種できることになっています。

ですが、生後6ヶ月未満の乳児の免疫力は弱く
抗体ができる可能性も低くなっています。

そのため接種した場合に発病するリスクが極めて高くなるため
米国では6ヶ月以上、日本小児科学会では1歳以上を推奨しています。

なぜ、米国と日本で半年以上の差があるのかというと
日本では4種混合ワクチンなど、
より優先度の高い他の予防接種が多く控えているため
副作用の重複による重症化や経過観察のほか、
一部に副作用が起きやすいワクチンもあるため
スケジュールを組みやすいよう
半年以上の余裕を持たせていると推察されます。

したがって、
1歳未満の乳児を人混みなど人が集まる場所へ
積極的に連れて出かけない方がよいでしよう。

あるいは、保育所など不特定多数の人と触れ合うことを見越して
率先して接種する
こともよいでしょう。

集団生活によって
インフルエンザに感染するリスクや
感染して広めるリスクを考えれば、
先に手を打っておくことは
決して無駄ではないはずです。

インフルエンザワクチンを赤ちゃんにする間隔

に大人なら1回の摂取で抗体がつくのですが
先程も述べたように、乳幼児の免疫力は弱いので
通常2回接種することになっています。

冬にインフルエンザは流行り始めるのは
例年12月から2月にかけてなので
それまでには接種を終えておきたいところです。

しかし、繰り返しになりますが
免疫力の関係で抗体ができるのに時間がかかったり
副作用の経過観察を考えて2
週から4週その間隔をあけることが勧められています。

その効果として

「3週間隔で2回接種した場合、接種1ヶ月後に被接種者の77%が有効予防水準に達する」

という報告もあります。

ですから、1回目の予防接種を10月の中旬におこない
2回目を11月の中旬までに終えるようにすれば、

インフルエンザの流行期間中の12月~2月は
ワクチンの有効期間である3~4ヶ月間にすっぽり収まり
その感染を未然に防ぐことができます。

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特に大きな病院の多くは、
10月からインフルエンザワクチンの予防接種が始まりますので
スケジュールを組む場合には、事前にかかりつけの病院に
問い合わせておかれると良いでしょう。

インフルエンザワクチンを赤ちゃんにしたときの副作用

ここまで、インフルエンザワクチンを
赤ちゃんに接種する前段階について述べてまいりましたが
いざ実際、接種するにあたり多くの不安もあると思います。

それは副作用や重症化による危険性ではないでしょうか?

重症化については接種する時期のところで述べたように、
間隔さえちゃんとあけておけば
そのようなことが起こる可能性は極めて低く
副作用についても、副反応とよばれる軽度のもので
全体の10%程度といわれています。

その症状も
接種部分周辺のかゆみや痛み、腫れのほか
身体全体では発熱、だるさや下痢、頭痛など
通常、安静にしていれば2~3日で治まるものなので
特別不安に思うことはありません。

とは言っても、痛みや腫れの範囲が広がったり
発熱や頭痛が長期にわたり続くようなら、
ワクチン接種をおこなった医院で診断を受けたほうがよい
でしょう。

重症化を懸念される理由のなかには
インフルエンザワクチンに含まれる防腐剤を原因とする、
自閉症や発達障害の発症があると思われます。

この防腐剤のチメロサールには有機水銀が含まれているのですが
日本小児神経学会では以下の判断を提示しています

1.自閉症が水銀中毒であるということを積極的に肯定する根拠は乏しい。
2.自閉症とチロメサール含有ワクチンとの間に明確な関連性は見出されていない。

したがって、自閉症の副作用に関しては
特に予防接種が決定的な原因ではないと考えられます。

しかし、それでも不安に思われるなら
このチメロサールが含まれていないワクチン(チメロサールフリー)
予防接種を受ける際に医師に申し出られるのが良いでしょう。
その時の料金は一般的な費用よりも1000円程度高くなりますが、
お子様の安全を最優先に考えられるならそれも有効な選択肢といえます。

まとめ

乳幼児の間はなにかと不安になることも多いと思います。
そして、お子様の身体の安全を第一に考えるのなら
その対処も事前に準備されておかれるのが懸命でしょう。

なぜなら、インフルエンザは風邪とは違い重症化すると
取り返しのつかない事態になることが予想されるからです。
そうなってからでは遅いので、
インフルエンザワクチンの予防接種は
是非受けていただきたいと思います。

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