赤ちゃんがインフルエンザに感染したときの薬~かからない?かかったら

健康

赤ちゃんがインフルエンザに感染したときの薬~かからない?かかったら

2016/10/14

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インフルエンザが流行する季節になると
自分の子供が感染しないかどうか心配になる
親御さんも多いのでしないでしようか?
そんな悩みが少しでも軽くなるように
赤ちゃんがインフルエンザに感染した場合の
症状と対処法についてお伝えします。

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赤ちゃんがインフルエンザに感染した場合

当たり前のことですが赤ちゃんは言葉が喋れませんし、
会話でその身体の変化や異常を伝えることができません。
ですから、日頃から赤ちゃんの身体の変化には
敏感になられていることと思います。
ある日、赤ちゃんがこんな様子だったら注意してください

●いつもより期限が悪く、抱っこされると嫌がる。

●呼吸がいつもよりも早くて泣き声も弱く、息をするのが苦しそう。

●食欲がなく、母乳や水分が取れない。

この段階ではまだ普通の風邪の症状と見分けがつきません。
ですから、次の場合はインフルエンザの初期症状を疑ってみてください。

●下痢や嘔吐をする

●38℃以上の高熱が続く

●ぐったりして元気がなくて反応が悪い。

●発熱後の鼻水や咳

赤ちゃんのインフルエンザの症状として
急にな高温をともなう発熱がありますが
下痢や嘔吐などの胃腸の異常から先に出ることもあるので
脱水症状を防ぐためにも皮膚や唇がカサついたときには
水分の補給をかかさないでください。
あまり飲みたがらない場合でも、
スプーンや綿などで少しずつ口に含ませましょう。

最後にインフルエンザの感染と発症を確信できる症状です。

●高熱が出た後に半日から1日は平熱に下がって再び発熱した場合。

●顔色や手足の色が悪く土気色や蒼白で、唇が紫色になっている。

●ぼんやりしていて視線が合わず呼びかけに答えないなど意識障害の症状がある。

●手足を突っ張らせる、眼を上に向けて全身をガクガクさせるなど痙攣の症状がある。

平熱から再び発熱するのは二峰性というインフルエンザによくある症状なので
いったん、熱が下がったからといって安心せず経過を注意深く見守ってください。
そして、上記の症状が出た場合にはただちに救急病院を受診してください。

赤ちゃんがインフルエンザになったときの薬の話

赤ちゃんがインフルエンザを発症したときの治療として
最も気になるのが薬を服用してよいのかどうかではないでしょうか?

米国のタミフルの発売元である米ロッシュ社は
1歳未満の乳児に使用しないよう求める
手紙を発信し、
それを受けて日本の発売元である製薬会社でも
1歳以上の患者のみに使用することをお願い
しています。
いずれの場合も臨床データが不十分なための対応だと思われます。

この件に関して日本小児科医会が厚生労働省に行った質問に

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1歳未満の乳児に対する本剤の投与については、禁忌ではないものの、
安全性及び有効性が確立していないこと(中略)
本剤の1歳未満の患児に対する安全性及び有効性が
確立していないことなどについて丁寧に説明し、
同意を得た上で、慎重に投与すべき

と回答しています。
ですから、1歳未満の乳児が発症し

その重症化と比較して服用させた場合の有効性が
上回ると期待できる場合にのみ、
医師と相談した上での使用が望ましいといえます。

基本的には初期の段階で適切に処置すれば
発症から1週間程度の療養で治るのですが、
重症化すると合併症として中耳炎や
肺炎、気管支炎などの他に
インフルエンザ脳症という発症すると
障害が残ってしまうリスクもあります
ので
初期症状のみならず、高熱や
それ以外の症状が出た場合にも速やかな対処が必要です。

赤ちゃんはインフルエンザにかかりにくい?そしてかかったら?

実は、生まれたばかりの赤ちゃんの体内にはお母さんからもらった抗体があるため
感染症であるインフルエンザはかかりにくい状態にあります。

しかし、生後2ヶ月を過ぎたあたりにはその抗体も減少し
6ヶ月後にはなくなるため、その頃が一番感染するリスクが高く
なり
予防接種を打つのもこの頃から可能になります。

ですがその有効率でさえ6歳未満までの幼児には20~30%と
完全に防げるものではありません。

ですから、普段からワクチンに頼らない予防が重要なのです。
日頃の手洗い、うがいはもちろんマスクの着用や
室内の温度や湿度にも十分気を配りましょう。

また、人混みで感染してしまうケースも多いので
病院への通院も控えるか、極力離れた場所で待つなど
接触を少なくしましょう。

また、万が一発症や重症化が疑われる時は
小児救急電話で相談してください。
ここでは小児科医師や看護師が
症状に応じた適切な対処の仕方を教えてくださり
受診する病院などのアドバイスも受けることができます。
全国共通の短縮番号

#8000

をプッシュすると、
お住まいの都道府県の窓口に自動転送されます。
なお、各都道府県によって
実施時間帯が異なっておりますので
心配な方は事前に確認されておくと良いでしょう。

まとめ

赤ちゃんがインフルエンザにかかってしまった場合、
それをいち早く気づくのは大変です。

しかも、重症化してしまったときのことを考えると、
とても心が落ち着かなくなってしまうでしょう。

そうならないために、今から事前に準備しておくことで
少しでもその危険性を減らせるかもしれません。

この記事がその参考になるのでしたら
こんなにうれしいことはありません。

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