抗菌加工の仕組みや抗菌加工製品の選び方は?

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抗菌加工の仕組みや抗菌加工製品の選び方は?

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まな板に便器、洗面器や家電製品など
多種多様の「抗菌」をうたう

加工を施した商品が、
数多く出回っていますよね。

これらの製品は一体どうやって
菌が増えるのを抑えているのでしょうか?

そこで今回は抗菌加工の仕組みと、
信頼できる抗菌加工製品の
選び方についてお伝えしてまいります。

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抗菌加工の仕組みとは?

そもそも、抗菌の定義とは何でしょうか?

抗菌剤や抗菌加工製品の
メーカーなどで構成される

一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)では、

ある製品の表面で細菌の増殖を
抑える機能や性質を指すとされ、

細菌を死滅させる「殺菌」
除去する「除菌」とは異なっています。

SIAAの場合、細菌の増殖割合を
一定以下に抑える抗菌効果
を試験で確認しています。

その対象は大腸菌や
黄色ブドウ球菌といった細菌
で、

同じ微生物でもカビなどの
菌類やウイルスは対象外です。

抗菌加工には様々な方法があり、
製品の素材により、

抗菌剤を練り込んだり、
表面を抗菌剤でコーディングしたりしています。

プラスチック製品では、
表面が傷ついても効果が持続するように
練り込む手法が多く取られています。

抗菌剤として多くの製品に
使われているのが

銀や銅、亜鉛、二酸化チタンなどの
金属を利用したものです。

抗菌剤が作用する過程を
銀を使ったものを例に説明すると、

●抗菌加工が作用する仕組み

  ◯細菌◯←銀イオン(Ag+) 
    ◯
表面━━抗菌剤━━━━━━
   
1.製品の表面に細菌が付着すると、
 抗菌剤に踏含まれる銀の化合物と
 細菌の持つ水分が反応し、
 イオン化した銀が放出される

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2.銀イオンが細菌の細胞膜を破壊したり、
 細菌内部のたんぱく質の構造を
 変化させたりすることで
 機能を停止させ、増殖を抑制する

抗菌加工製品の選び方は?

信頼できる抗菌加工製を選ぶには、
製品に表示されたマークを確認するのが一番です。

これらの製品を扱う業界団体は、
経済産業省の運用指針に基づき、

効果や安全性に関する
自主基準を設けています。

抗菌製品技術協議会(SIAA)の場合、
皮膚に触れた時に炎症を起こさないか、

遺伝子に影響がないかなどの観点で安全性を
測定し、基準をクリアした製品は
「SIAAマーク」を表示できます。


引用元:http://www.kohkin.net/mark.html

抗菌効果について、
通常の使い方をしていれば

製品の耐用期間中は持続するように
設計の段階で考慮されています。

ただし、表面が汚れると
抗菌剤が十分に働かず、
効果を維持しにくくなります。

ですので、効果を長持ちさせるために
表面の汚れを除くなど、
定期的な掃除や手入れを心がけてくださいね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

細菌の増殖が抑えられれば、
臭いやぬめりの発生を
防ぐことにつながりますし、

抗菌剤は、衛生的な
生活環境づくりにも役立ちますので、

積極的に生活に取り入れていきたいですね。

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