毛玉ができる原因と仕組み、発生のメカニズムと防ぐ方法は?

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毛玉ができる原因と仕組み、発生のメカニズムと防ぐ方法は?

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冬になると、セーターやカーディガンなど
のニット製品が手放せなくなりますが、
厄介なのが衣類についた毛玉ですよね。

記事の風合いや肌触を損なう
この毛玉はいったいどのような原因や
仕組みで発生するのでしょうか?

そこで今回は、毛玉ができる原因や
発生のメカニズムと
毛玉を防ぐ方法について
お伝えしてまいります。

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毛玉ができる原因や仕組み、発生のメカニズムは?

大前提して毛玉は、
着用時や洗濯の摩擦によってできます。

服を着て洗濯して、を繰り返すうち、

生地がこすれ合うなどして摩擦が起き
繊維の端(毛羽)が立ってきます。

これが毛羽立ちです。

さらに摩擦を繰り返すと、
毛羽同士が絡み合い毛玉になります。

ウール製品に発生するイメージが強いですが、
Tシャツなど綿製品でもできることがあります。

羊毛など獣毛を中心に、
水蒸気が毛玉を作る原因になることもあり、

獣毛の表面は「スケール」と呼ばれる、
うろこ状の表皮で覆われています。

ウールのセーターなどを着ると、
汗で水蒸気が発生し、
生地が水分を含みます。

この水分を取り込もうと
スケールが開くため、

毛羽と同様に他のスケールと
絡みやすい状態になり、
毛玉の発生につながるというわけです。

ウールのセーターを久しぶりに着ると、
小さく感じることもあると思いますが、
これにもスケールは影響しています。

保管しているうちに、
エアコンなどの影響で湿気を帯びて

スケールが開いて絡み合い、
伸縮性が損なわれます。

毛玉ができやすい場所は、
わき下や袖口など

生地同士や他の服との
接触が多い部分です。

また、リュックサックや
ショルダーバックを使う人は、

かばんやベルトが当たる
背中、脇腹、肩などの部分にも、
毛玉ができやすくなります。

素材によって、
毛玉のできやすさにも違いがあり、

ラムズウール(子羊から取れるウール)など
短い繊維を紡績したものは、

毛玉ができても、
さらなる摩擦で自然にとれることがあり、
それほど目立ちません。

一方、ポリエステルやアクリル、
ナイロンといった合成繊維は、

繊維が長くて強度も強いので、
毛玉が残りがちになります。

●毛玉が発生するメカニズム
1.通常の場合

毛羽  毛羽  毛羽
━━━━生地━━━━
摩擦により繊維の端が出て毛羽立つ
     ↓
毛羽毛羽  毛羽毛羽
━━━━生地━━━━
さらなる摩擦で毛羽が集まり絡まり合う
     ↓
○ ○ ○ ○ ○
━━━━生地━━━━
毛玉ができる

2・獣毛の場合

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スケール(獣毛の表面)

スケールが開く←水分

開いたスケール同士が絡み
毛玉ができる

毛玉を防ぐ方法は?

では、毛玉を防ぐには
どうしたらよいのでしょうか?

毛羽の絡みをほぐすため
まずは、着用後に洋服ブラシで
ブラッシングを行いましょう。

また、洗濯機で洗う際は、
裏返してネットに入れるなどすれば
毛玉の発生を軽減できます。

獣毛の衣類については1日着用したら
1~2日休ませ、吸収した湿気を
発散させてください。

その際、畳むよりもハンガーにかけた方が
風通しがよくなり、湿気も逃しやすくなります。

適切なサイズを選ぶのも大事です。

大きいサイズを着ていると、
余っている生地同士が
絶えず擦れているような状態になります。

毛玉ができてしまった場合は、
ハサミなどで丁寧に取り、
手で無理に引っ張るのは避けましょう。

毛玉のできたところ以外の繊維も
生地から引き出され、
生地が薄くなってしまいます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

お気にいりのカーディガンや
セーターに毛玉ができしまうと
残念な気持ちになりますが、

今回お伝えしたことを参考に、
毛玉をできにくしたり、
適切に取るようにしてくださいね。

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