静電気の仕組みや対策、予防の方法は?

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静電気の仕組みや対策、予防の方法は?

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乾燥した季節になると、
ビリッと静電気を
感じることが増えますが、

どうして発生するのでしょうか?

そこで今回は、
静電気が発生する仕組みと

予防法や対策について
お伝えしてまいります。

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静電気の仕組みや対策は?

世の中のあらゆる物質には

プラスの電子を持つ陽子と、
マイナスの電気を持つ電子があり、

通常はプラスとマイナスの量は
バランスがとれています。

ただし、物質によって
電子を引きつける力が強かったり、
弱かったりしいます。

電子を引きつける力が
異なる物質が接触すると、

電子の移動が起こり一方がプラス、
もう一方がマイナスの電気を帯びます。

これが静電気です。

例えば、着ている服が
マイナスの電気を帯びれば

服に近い体の部分には
プラスの電気が引き寄せられ、

その影響で手指など服から遠い部分は、
マイナスの電気を帯びます。

この状態で、金属のドアノブなど
電気が流れやすい物質に近づくと、
放電してビリッときます。

ここで痛みを感じるのは
電気が一気に流れるためです。

ただ、100万分の1秒から
10万分の1秒と瞬間的で

日常生活での発生量では、
人体に害はありません。

静電気は季節にかかわらず発生するのですが、
空気が乾燥するとより起きやすくなります。

湿度が高い時期は、
空気中の水分が衣服や
体の皮膚全体に付着しますが、

水は電気を通しやすいため、
服などを通して地面に電気が
流れていくため帯電しにくく

一方、冬は水分が少なく
特に静電気が衣服に
とどまりやすくなっているのです。

静電気の仕組みと予防の方法

では、静電気を予防する方法は
あるのでしょうか?

日々の生活の中で
静電気が発生するのは仕方がなく、

むしろ電気を少しずつ逃すことが大切です。

まずは、湿度の管理として
加湿器などで湿度を上げて

水分が衣服に付着すれば
静電気は逃げやすくなります。

洗濯の時に柔軟剤の
界面活性剤を使うのもお勧めです。

柔軟剤の界面活性剤の働きで
衣服の表面に水分が付着しやすくなります。

金属製のドアノブに触れ前に、
木の壁やコンクリート、

紙、革製キーホルダーの革部分などに振れると、
電気を少しずつ逃すことができます。

ウェットティッシュを手で握って
ドアノブを触るのも効果的です。

車に乗っている時も服と
布製のシートが接触して静電気が発生します。

座った状態からドアレバーなど
金属部分に触れたまま降りれば、
静電気が一気に流れることはありません。

●イスに座った時に静電気が起きる仕組み
・座る前
電気のプラスとマイナスのバランスがとれている

    服+-+-+
イスの布地+-+-+

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・座った後
接触・摩擦で服に電子が移りマイナスに帯電

    服+--+--+--
イスの布地 +  +  +

服の組み合わせや靴にも注意が必要です。

接触する物質の組み合わせによって、
静電気の起きやすさは変わり、
「繊維の帯電列」が目安になります。

例えば、ウール(羊毛)のセーターと
ポリエステルのダウンジャケットの組み合わせは
静電気が起きやすくなっています

靴は衣服の静電気を少しずつ地面に流す靴底が良く、
ゴム底は電気を通さないため
静電気がたまりやすくなっています。

●繊維の帯電列
+の電気を帯びやすい
      
羊毛
ナイロン
レーヨン
木綿

アセテート
ビニロン
ポリエステル
アクリル
ポリ塩化ビニール
ポリエステル

-の電気を帯びやすい
 

まとめ

いかがだったでしょうか?

静電気を予防するには
身につける衣服の性質を理解するとともに、

行動にも静電気が
逃げやすくなる工夫をしてみてくださいね。

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