スマホの充電池の劣化はなぜ起きる、長持ちさせるのは?

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スマホの充電池の劣化はなぜ起きる、長持ちさせるのは?

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スマートフォンに内蔵された
充電池は充電を繰り返すと、
性能が低下していきますが、

充電池の劣化はどのようにして
起きるのでしょうか?

そこで今回は、
スマホの充電池が劣化する原因と

スマホの充電池を
長持ちさせる秘訣について
お伝えしてまいります。

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スマホの充電池の劣化はなぜ起きる?

電池から電気を取り出せるのは、
電池の内部で化学反応が起こるからです。

使い捨ての電池であれば、
化学反応が起こってしまえば
元には戻りませんが、

スマホなどに使われている
充電式の電池はそうではありません。

充電することで電池の中身を
化学反応前の状態に戻すことができる
ので、
何度でも電気を取り出すことができます。

このスマホなどに使われる
充電式の電池がリチウムイオン電池で、

正極(+)にはリチウムを含む酸化物、
負極(-)には黒鉛などが使われています。

二つの電極は電解質が溶けた
溶解液の中に浸かっていて、

充電して電池に電気が流れると、
正極の酸化物が含まれていた

リチウムが電荷を帯びた
小さな粒子「イオン」となり、
電解質の中を負極に移動します。

こうした負極には
リチウムがたまりますが、

一定の「粋」があり、
いっぱいになった時を「満充電」といい、

スマホ画面で「残量100%」と
表示された時がそれです。

この状態でスマホを使用すると、
逆に電池から放電が起こります。

負極にたまっていたリチウムイオンが
解放されたように正極に戻り、
これに伴って電子の流れが生じます。

つまり、電気が取り出せるわけです。

ですが、この充電と放電の繰り返しは
永遠には続きません。

なぜなら電池内部で
化学反応が繰り返されることで、

電極に使われている材料が
劣化していくからです。

正極や負極の構造は、
充電や放電で少しずつ変化し、
リチウムイオンを収める粋が少なくなり、

リチウムそのものも徐々に
別の化合物に変化し、
イオン化する量が減っていきます。

一般に、500回充電すると
電池の容量は60%程度まで下がる

と言われています。

500回といえば、1日1回として
1年半ほどの計算になりますが、

これはあくまで残量ゼロから
満充電までの充電を1回と
数えた場合の理論値で

例えば、残量50%から
満充電にする充電は

0.5回と数えられるので、
通常の使い方ならもっと長持ちします。

●リチウムイオン電池の仕組み
・充電
         マイナス電子正極 Li+ Li+(電解質)
コンセントーコード        ↓  ↓    
         マイナス電子負極 Li+ Li+(電解質)
充電すると、リチウムイオン(Li+)が負極へ移動し蓄積される

・放電
         マイナス電子正極 Li+ Li+(電解質)
スマホーコード          ↑  ↑
         マイナス電子負極 Li+ Li+(電解質)
リチウムイオン(Li+)が正極に移動しスマホの電力をまかなう

スマホの充電池を長持ちさせるには?

では、充電池の劣化は
避けられないとしても、

少しでも遅らせる方法はないのでしょうか?

これまでは充電時に劣化が起きやすく、
満充電を避けることが電池を

長持ちさせることができると
言われていましたが、

最近の機種ではそう神経質に
なる必要はなく、

満充電になると
自動的に充電が止まります。

また、電池を使い切るまで
充電を控える必要もありません。

それよりもむしろ警戒すべきは熱です。

リチウムイオン電池は高温になると
化学反応が促され、劣化が加速します。

気をつける温度としては、
45度を上回ると特に要注意です。

夏場の日中に車のダッシュボード放置したり、
サウナに持ち込んだりするのは禁物です。

また、オンラインゲームや
動画の閲覧などは大量の
データを処理するので、

スマホのコンピューターが高温になります。

そこにさらに充電の発熱が加わると、
電池はさらに劣化しやすくなるので
気をつけてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

お伝えしたように、最近の機種では
満充電に対してそこまで
神経質になる必要はありませんが、

充電しながらのスマホの
長時間の使用は、発生する熱が

充電池の劣化につながりますので
できるだけ控えてきくださいね。

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