ノロウイルス感染症の特徴や原因と症状、治療方法や予防するには?

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ノロウイルス感染症の特徴や原因と症状、治療方法や予防するには?

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下痢などの症状が出る、
「ノロウイルス感染症」は、
秋から冬にかけて最も流行します。

人にうつさないよう注意したり、
感染者が出た場合は汚染物の管理など
その対策が必要です。

そこで今回は、
ノロウイルス感染症の
特徴や原因や症状、

治療方法や予防について
お伝えしてまいります。

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ノロウイルス感染症の特徴や原因と症状は?

ノロウイルスは直径30~40ナノメートル
(ナノは10億分の1)で

インフルエンザウイルスの
3分の1程度大きさで、
小腸の上皮細胞(表面の細胞)に
感染して増殖します。

感染の経路はウイルスが口から入る
「経口感染」が中心で、

感染者の便や嘔吐物に触ったり、
感染者が触ってウイルスが付着した
食品を食べたりして感染します。

あるいは二枚貝など、
ウイルスに汚染された食品を
食べることでも感染します。

症状はウイルスに感染しても
ただちに出ることはないのですが、

小腸の上皮細胞がやがて大量にはがれ落ち、
1、2日後に下痢が起きます。

嘔吐も主な症状の一つで、
いずれも2、3日続きます。

他にも38度程度の発熱や腹痛、
頭痛、悪寒、筋肉の傷み、

喉の痛み、倦怠感など、
様々な症状を伴うこともあります。

健康な人が感染した場合は、
下痢や嘔吐は軽症で回復しますが、

子供やお年寄りでは重症化する危険があり、
お年寄りが吐いたものを詰まらせて窒息し、
死亡することもあります。

●感染経路
・加熱が不十分な汚染された
 二枚貝などを食べて感染する

・患者が調理した食品を介して感染する

・患者の便や嘔吐物を触って感染する

ノロウイルス感染症の治療方法や予防には?

では、ノロウイルスに感染した場合、
どう治せばよいのでしょうか?

残念ですが、ウイルスの活動を
抑え込む抗ウイルス薬や、
感染を防ぐワクチンはいずれもありません。

でずので、症状に合わせて対応する
『対症療法』が中心になります。

下痢で脱水症状が
起きやすくなるため、

必要な水分を点滴などで補給し、
胃の調子が悪い状態が続けば
整腸剤を服用しましょう。

痛みがひどければ鎮痛剤も使います。

症状が治るまでは、安静にして過ごし、
食欲が減退している場合には、

おかゆや卵などなるべく
消化の良いものを食べて
しっかり栄養を取ることが大事です。

ノロウイルス感染症を予防するには、
とにかく感染力が強いため、

人にうつさないようにするのが
ポイントになります。

嘔吐物などを片付ける際には、
まず新聞紙などで上から覆い、

ウイルスを含んだほこりなどが
舞い散らないようにした上で、

殺菌力の強い次亜塩素酸ナトリウムを使って
しっかり消毒しましょう。

漂白剤として使われることも多く、
50~1000倍に薄めて代用できます。

床や便座、ドアノブなど、
感染者が触れたところも消毒が必要です。

マスクやゴム手袋をつけて作業しましょう。

感染者が使ったタオルは避け、
食品はしっかり加熱することも大事です。

体力が落ちていると感染しやすいので、
体調が悪ければ不要な外出を控え、
人混みを避けることが賢明です。

●汚物処理で気をつけること
・マスクやエプロン、
 手袋を着用し、使い捨てにするのが望ましい

・次亜塩酸ナトリウムで消毒する
 ※漂白剤でも代用できる
 

まとめ

いかがだったでしょうか?

家庭内や職場で発生すると、
父母や兄弟、同僚などに
どんどん感染が広がる恐れがあります。

秋から冬の時期、下痢と嘔吐、
発熱が重なるような症状が出たら、

ノロウイルスの感染を疑って、
慎重に対応するようにしてくださいね。

関連記事:ノロウイルスの型とその種類は?流行する時期と感染経路 


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