温泉の効能はなぜ、その科学的根拠は?温泉の効能を家庭で味わうには?

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温泉の効能はなぜ、その科学的根拠は?温泉の効能を家庭で味わうには?

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日本人が愛してやまない温泉ですが、
家でいつでも温かい湯に疲れる時代に、

温泉に出かけるメリットとは何なのでしょう?

そこで今回は、
温泉の効能はなぜ効果があるのか
その科学的根拠と、

その効能や効果を家庭で味わうには
どうすればよいのかについて
お伝えしてまいります。

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温泉の効能はなぜ、その科学的根拠は?

温泉法では、温泉は
地中から湧出した時の温度が25度以上か、

25度未満でも水素イオンなど
決められた19種類の成分のうち、

一つでも規定量が含まれるている
水や水蒸気などと定められています
が、

実際には加熱や冷却をするなどして、
適温にして使っています。

熱によって血の巡りが良くなり、
老廃物を排出しやすくなるのは、

水道水を温めた湯と同じですが、
温泉はそこに含有成分による
効果が加わります。

含有成分による効能こそ、
温泉ならではのもので、
効能は医学的にも立証されています。

例えば、二酸化炭素泉
温泉中の炭酸ガスが皮膚から

吸収されて皮膚の下の血管に入り、
血管を広げます。

このため、水道水を温めただけの湯より、
血の巡り良くなります。

塩化ナトリウム
塩化カルシウムなどを含む塩化物泉は、

温泉から上がった後も、
皮膚に付着した塩分が汗の蒸発を防ぎ、
湯冷めもしにくくなります。

硫黄泉や、水素イオンを含む酸性泉は、
皮膚の細菌を死滅させて、

アトピー性皮膚炎など
皮膚疾患に効能を発揮します。

このため、刺激の強い硫黄泉や
酸性泉などを除き、

温泉から上がったらシャワーなどで洗い流さず、
タオルで拭き取るだけにしましょう。

効能がある反面、注意点もあります。

42度以上になると、
血管が逆に引き締まって
血流が悪くなる
ため、

高齢者などは特に
入りすぎには注意が必要です。

また、皮膚や粘膜が敏感な人は、
硫黄泉や酸性泉の利用は控えるようにしましょう。

こうした禁忌症は
温泉施設に掲示されていますので、
注意してよく読むようにしましょう。

●温泉の効能の一例
塩化物泉
(静岡・熱海温泉など)→保温効果など

二酸化炭素泉
(大分・長島温泉など)→血液の循環効果など

酸性泉
(秋田・玉川温泉など)→殺菌効果など

硫黄泉
(栃木・奥日光湯元温泉など)→殺菌効果など

温泉の効能を家庭で味わうには?

では、このような温泉の効能を
家庭で味わうには、
どうすれば良いのでしょうか?

家庭のお風呂でも入浴剤で
温泉に近づけることは可能です。

入浴剤の中でも、
「医薬部外品」として認められた製品は、

温泉成分と同様の効果が
得られる成分が入っています。

例えば、血流を良くする炭酸ガスや
保温効果がある硫酸ナトリウムなどは
温泉にも含まれています。

ただ、実際の温泉と比べて濃度の方は抑えられていますが、
その分、安全性にも配慮されています。

入浴剤のお薦めの使用方法は、
冬であれば40度ほどの
「気持ちいい」と感じるお湯にいれます。

温泉同様、熱すぎる湯に入れると
血圧が高くなるなど体の負担にもなりますので、

10~15分入れば十分で、
それ以上は体に負担がかかります。

入浴後は、シャワーで
流し落とさない方が効果は残りますが、

汗が気になるようであれば、
成分は角層にも浸透していますので
さっと流すだけなら大丈夫です。

炭酸ガスの効果は2時間ほどで抜けますが、
それ以外の成分は追い焚きしても残りますので、
順番に家族が入浴されても楽しめますよ。

あと、最近の入浴剤は風呂釜を傷めることもなく、
残りはすすぎの場合を除いて

洗濯にも使用できますので、
毎日温泉気分を味わってくださいね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

温泉や入浴はするだでも
気分がリフレッシュされますが、

その効能については、
いまいち半信半疑だった方も
多いのではないでしょうか?

今回お伝えしたように、
温泉に入ることで様々な効能が
得られますので、

各地の様々な泉質を楽しみながら、
ご家庭でも健康の維持に役立ててくださいね。

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