it眼症とはなに、その症状と予防、治療の仕方は?

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it眼症とはなに、その症状と予防、治療の仕方は?

スマートフォンなど
it機器の長時間利用で目の疲れや
頭痛、不眠などが起きる
「it眼症」が問題になっています。

小中学生がなるケースも多く、
スマホなどの適切な使用が大切です。

そこで今回はit眼症とはなにか?
その症状や予防、治療について
お伝えしてまいります。

  

it眼症とはなに?その症状は?

it眼症とは、至近距離で
it機器の明るい液晶画面を
長時間凝視することで、

目の疲れや頭痛、首やかたのこり、
不眠などの症状がでることです。

また、時にイライラなど
心身のストレスをともなうこともあります。

it機器の画面の光源はLEDが主流で、
目を刺激する「ブルーライト」を発しています。

画面との距離が近いほど夜間や
暗い場所ほど影響が大きいとされています。

スマホやタブレット顛末は、
パソコンに比べて画面が小さく、
顔を近づけて見がちです。

小中学生や高校生のインターネットの
利用率は年々増加傾向にあり、

内閣府の発表によると
ネット利用環境の調査では、

平日の1日に5時間以上利用する小学生は5.1%、
中学生11.6%、高校生は26.1%でした。

成人にも影響は広がっていて、2015年11月に
20~60代の男女1万人を対象に行った調査では、

「目の疲れを感じる」とした人は86%に上り、
原因は全世代で「スマホやパソコンの利用」が
最も多くの回答でした。

it機器が急速に普及し、場所や昼夜を問わずに
利用するようになったことが要因として考えられ、

it眼症が幅広い世代で深刻化しています。

it眼症を予防するには?治療はできる?

it眼症を予防する方法としては、
機器の利用環境を改善することが欠かせません。

YouTubeはアップルのiOS版でも
画面の背景の色を白から黒に変更できる
「ダークテーマ」が追加され、
文字の色も黒から白になります。

これに変更することで、
設定前と比べて目の疲れを軽減できます。

Googleなどの検索エンジンや、
フェイスブックなども同様に変更でき、

iPhoneでも調光機能の
ナイトシフトを利用できます。

●IT眼症を防ぐポイント
・暗い場所でごろ寝しながら
 it機器の画面を凝視し続けない。
 ブルーライトをカットするメガネも有効。

・it機器を使い分ける。
 電話はスマホ、メールやSNSのやりとりは
 大画面のタブレット端末やパソコンで行う。
 緊急的な要件以外は即時に返信しない

・画面から目を50センチ以上離す。
 連続使用は30分~1時間程度にし、
 適度なストレッチや休息を行う。

・画面の明るさを明るさを暗くしたり、
 ナイトモード機能などで背景の色を
 刺激の少ない黒に変更したりする。

治療の方法ですが、
他の眼精疲労から起こる病気と同じように、
根本的な治療法というものはなく、

お伝えしているような
it機器類の使い方はなるべく避けて、
生活習慣を改善しないことには治りません。

ただし、やはり他の眼精疲労のように
眼科で処方されたり、

市販の目薬を使用することで
ドライアイなどの症状を緩和させることは可能ですので、

症状がひどい場合や気になる時は、
最寄りの眼科を受診するようにしてくださいね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

タイマー機能を活用して
長時間利用を防いだり、

目に優しい兆候や
配色に設定したりするなど

繰り返しになりますが、
it機器の利用環境の改善が
この症状の緩和には大切です。

就寝前も利用を控えるなど
生活環境を見直して
目の疲れの軽減に努めてくださいね。

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