高齢者の低栄養の原因や理由、防ぐにはどうすればいい?

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高齢者の低栄養の原因や理由、防ぐにはどうすればいい?

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高齢になると、食が細くなり、
エネルギーやたんぱく質の摂取が足りない
「低栄養」の状態になりやすくなります。

そうなると、筋力や体力、
認知能力などが低下して

病気になりやすく、
介護の必要性も高まります。

そこで今は、高齢者が
低栄養になる原因や理由、

どうすれば低栄養を防げるかについて
お伝えしてまいります。

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高齢者の低栄養の原因や理由は?

個性労働省が2016年に行った調査では、
適正体重を下回って

低栄養傾向にある人は、
65歳以上の18%を占めています。

とりわけ女性に顕著で、
年齢とともに高まる傾向にあり、

85歳以上の女性では34%と
3人に1人が低栄養の状態でした。

食事の回数や量が減ることで運動量が減り、

外出しなくなって筋力が低下し、
段差などでつまずいて転倒し、
寝たきりになって認知機能が低下する、

といった悪循環に陥る可能性があります。

では、低栄養状態になると
どうなるのでしょうか?

まず、顔色が悪くなり、
風邪を引きやすくなるという

特徴があらわれることが多いのですが、
本人の自覚症状がないこともあります。

目安としては、半年間で体重が
2、3キロ減るようなことがあれば、

低栄養を疑って医師や保健師、
保健センターの管理栄養士などに

相談するようにするだけでなく、

定期的に体重を量ることも習慣しておきましよう。

理由として多いのが、
配偶者に先立たれるなどして

独り暮らしになったことで、
高齢者が食事への関心を
失ってしまうことです。

他にも、経済的な不安から
食材を買うのを控えてしまう人や、

粗食の方が健康に良いと
信じ込む人も多いので、

家族や知人も注意を払うようにしましょう。

高齢者の低栄養をどう防ぐ?

では、どのように
予防すればよいのかというと、

調理するのを負担に感じる
高齢者も少くなくありません。

そのような人は、弁当の宅配サービスや、
コンビニエンスストアやスーパーなどで

売られている調理済みの食材を
上手に利用しましよう。

最近では管理栄養士が監修するなど、
栄養バランスに配慮している宅配弁当も多く、

もし、飲み込みづらかったり、
むせてしまったりする場合は、
とろみを付けると口ににしやすいですね。

薬局などで市販されている
栄養ドリンクを利用してもいいのですが、
あくまで食事から栄養をとることが基本です。

しっかり食べななくても
無理が利くのは若いときだけですので、

高齢になったら、栄養についての
認識を変えてください。

中高年は、メタボリック症候群を防ぐために
「肉は控えめに」と指導されることもありますが、

高齢になって摂取を控えてしまうと、
低栄養になりかねません。

ですので、50代後半になったら、
魚や肉、乳製品や大豆製品など、

たんぱく質を意識して
摂取することを心がけてくださいね。

●上手にたんぱく質を摂取する工夫
・みそ汁に卵を落とす
・きなこをご飯にふりかける
・果物はヨーグルトと合わせて食べる
・おやつにはチーズなどの乳製品を選ぶ

●たんぱく質が豊富な調理済み食品の例
主菜
パック入りのハンバーグ
焼き魚
サラダチキン

副菜
納豆
かまぼこ
袋入の煮豆

まとめ

いかがだったでしょうか?

孤食になりがちな人は、
デイサービスなどに出向いたり、

気の合う誰かと一緒に食事を楽しむのも
低栄養を防ぐためには良い方法ですので、

一人暮らしでもあまり閉じこもらず
たまには人と一緒の食事を心がけてくださいね。

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