味噌汁の基本 豆腐とワカメと大根、豚汁との作り方の違いは?
お味噌汁は日本の家庭料理の
代表のひとつですよね。
そこで今回は意外と知らない
味噌汁の基本とコツ、
豚汁との作り方の違いについて
お伝えしてまいります。
味噌汁の基本とコツ 豆腐とワカメと大根
今回は豆腐とワカメの味噌汁と
大根の味噌汁を例に出してお伝えしますが、
どちらも基本の手順は、
・出汁を温める
・沸騰したら火を弱めてみそを溶き入れる
・再沸騰する前に火を止める
この3つで、味噌を加えたら、
香りが飛ばないよう、
沸騰させないことが大事です。
そのため味噌を溶き入れた後は、
表面がぐらっと揺れたら火を止めましょう。
これを「煮えばな」といい、
最も美味しく飲めます。
飲むまでの時間がある場合は、
できあがった後、一人分ずつ温め直しましょう。
分量の割合としては、
一人分につき出汁1カップ、
味噌約10グラムが目安です。
●豆腐とワカメの味噌汁
【材料 4人分】
豆腐1/2丁
ワカメ(水で戻して)10グラム
だし4カップ(800ccまたは800ml)
味噌40グラム
【切り方】
豆腐は角切りにし、
ワカメは食べやすい大きさに切る。
●大根の味噌汁
【材料 4人分】
大根約200グラム
大根の葉と茎少々
だし4カップ(800ccまたは800ml)
味噌40グラム
【切り方】
大根は太めの千切り、
葉と茎は小口切りにする。
出汁は少量をボウルですくい、
味噌を溶いてから鍋に加えても
溶きやすいですよ。
具材は火の通りやすさによって、
入れるタイミングが変わるので気をつけましょう。
豆腐とワカメの味噌汁では、
煮くずれしやすい豆腐は、
味噌を溶き入れる直前に入れ、
煮すぎると溶けるワカメは
火を止める直前に加えてください。
反対に大根の味噌汁では、
大根に火を通すため最初から入れ、
葉と茎は出汁が沸騰してから入れましょう。
●味噌汁作りの流れと具材を入れるタイミング
出汁を鍋に入れる
↓←根菜類・貝類
沸騰させる
↓←葉物野菜
↓←豆腐・揚げ
火を止めて味噌を溶き入れる
↓←ワカメ
再沸騰をする前に火を止める
味噌汁と豚汁の作り方の違いは?
ここからは味噌汁の基本を踏まえて、
豚汁を美味しくするポイントについてお伝えします。
まず、味噌を溶き入れるタイミングは、
半量ずつ、2回に分けていれます。
1回目は味噌汁と同じタイミングで、
出汁が沸騰してから入れ、
2回目は最後に火を止める直前に入れます。
1回目で具材に味噌の味が染み込み、
2回目に最後に加えることで、
味噌の香りが楽しめます。
具材は火の通りやすさを考えて、
人参、大根、ごぼうなどの根菜類やコンニャクは
最初から出汁に入れましょう。
豚肉は中まで火を通しつつ、
うま味も残すため、
1回目の味噌を入れる直前入れてください。
食感を残したい長ネギなどの葉物は、
2回目の味噌を入れる前に加えと良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は味噌汁に欠かせない
出汁についてはお伝えしていませんが、
出汁は市販のだしパックなどで
取っても構いませんので、
できれば毎日作ることを
心掛けてくださいね。
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