国民年金の種類とは?被保険者や自営業は?

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国民年金の種類とは?被保険者や自営業は?

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20歳になったら、学生も無職の人も
みんな国民年金(基礎年金)に
加入しなければなりません。

ただ、この国民年金の仕組って
やや複雑ですよね?

そこで今回は国民年金の種類について
お伝えしてまいります。

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国民年金の種類とは?被保険者や自営業は?

国民年金の加入者(被保険者)は、
職業などにより3種類に分かれています。

自営業者や学生などは
「第1号被保険者」と呼ばれ、
保険料を自分で納める必要があります。

会社員や公務員など雇われて働き、
厚生年金にも加入している人は
「第2号被保険者」

厚生年金に加入するのは、
労働時間が週30時間以上の人です。

週20時間以上働き、収入や
従業員数などの条件を満たす人も、
厚生年金に加入して2号になります。

保険料は、勤め先が給与から
天引きして納めてくれます。

2号の人に扶養されている配偶者は、
「第3号被保険者」と呼ばれています。

大半は、専業主婦やパートで
短時間働く主婦で、

3号の人は保険料を
収める必要がありません。

自分自身の収入がないか、
あっても少額(年収130万円未満)だからです。

3号の保険料は、
代わりに厚生年金制度全体で
負担する仕組みになっています。

自営業者(1号)の妻は、
専業主婦でも3号には該当せず、
1号になります。

被保険者の種類は、
就職や結婚などで変わります。

例えば、1号の大学生が会社員として
就職すれば2号になり、

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会社を辞めて自営業者になれば1号に戻って
会社員と結婚して扶養されると3号になります。

なぜ、こんなに複雑なのかというと
公的年金は元々、
職業ごとに制度が分かれていました。

また、サラリーマン世帯の専業主婦は、
加入するかしないか自由でした。

国は安定的なしくみにするために、
1986年に全国民共通の基礎年金を導入しましたが、

以前の制度の名残がまだあるために
このように複雑になってしまっているのです。

●国民年金の被保険者の種類
・第1号(1575万人)
対象:第2、3号以外の人(自営業者、学生など)
加入手続き:居住地の役所で申請
保険料:銀行や郵便局、コンビニなどで自分で納める

・第2号(4262万人)
対象:会社員、公務員
加入手続き:勤務先が行う
保険料:勤務先が給与から天引きし、収める

・第3号(889万人)
対象:第2号に扶養されている配偶者
加入手続き:配偶者の勤務先を通じて申請
保険料:なし

まとめ

いかがだったでしょうか?

初めて手続きされる方にとっては
かなり複雑なので非常に分かりにくいと思いますが、

老後の備えとしてとても重要なものなので
面倒ですが理解しておきましょうね。

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