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トキソプラズマはなぜ起きる、防ぐためには?感染した時や不安な場合は?

妊婦が感染すると、
胎児の脳や障害が出たり、

流産・死産を引き起こしたりする
こともあるのが寄生虫のトキソプラズマですが、

2018年9月には妊婦が服用できる
初の保険適用薬が発売されました。

そこで今回は、トキソプラズマ感染が
なぜ起きるのか、また防ぐにするべきことと、

感染したらどうすればよいのかについて
お伝えしてまいります。

  

トキソプラズマ感染はなぜ起きる、防ぐためには?

トキソプラズマは哺乳類や
鳥類に寄生しており、

感染して間もない
猫のフンにも含まれています。

生肉や加熱が不十分な肉を食べたり、
猫のフンが交じる土や水が

誤って口に入ったりすることで、
感染することがあります。

通常は感染しても、
ほとんど症状が出ませんが、

ただ妊婦の場合は、胎盤を介して
胎児に感染する可能性があり、注意が必要です。

防ぐ方法としては、当然のことですが、
妊娠中は日を十分に通した肉を食べて、
野菜や果物はよく洗いましょう。

新たに猫を飼い始めないことも
予防策として有効です。

また、妊婦を対象に免疫の有無を調べる
抗体検査の費用を公費助成する
自治体も一部にあります。

採血で簡単に調べられ、
妊婦健診を行う医療機関の半数程度で
抗体検査を実施しています。

●トキソプラズマが胎児に及ぼす影響
・半月状で肉眼では見えない
・胎児に感染すると、目や脳の障害、流産・死産のおそれ

●妊婦への感染ルート
動物の肉→生肉、加熱が不十分な肉→   妊婦へ
猫のフン→汚染された土や水、猫の世話→ 感染

●予防の主なポイント
・肉は十分に加熱し、中心部が赤くないことを確認して食べる
・飲料水以外(加熱していない湧き水や井戸水など)は飲まない
・野菜・果物はよく洗う
・土わいじる時は手袋を着用する
・妊娠中は新たに猫を飼わない

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トキソプラズマに感染したらどうする、不安な場合は?

では、もしも感染した場合には
どうすればよいのでしょうか?

海外ではスピラマイシンという薬で
治療するのが一般的ですが、

国内では最近まで
販売されていなかったため、

出産まで同じ効果があるとされる
アセチルスピラマイシンという
抗菌薬を服用していました。

ただ、このスピラマイシンは
別の感染症の薬として承認を受けており、

トキソプラズマ感染の治療に使うと保険が利かず、
処方する医療機関も限られていました。

そのため、日本産科婦人科学会は
2011年に、スピラマイシンの導入を
厚生労働省に要望しました。

これを受けて製薬企業が
製造販売に向けて動き出し、
保険適用が実現しました。

服用方法は、妊娠中の感染または、
その疑いが分かった時から、

1日3回、2錠ずつを飲み続けます

海外の報告では、重症で生まれてくる赤ちゃんを
8割以上減らす効果がありました。

治療に保険が使えるようになり、
抗体検査を受ける妊婦の増加が予想されます。

胎児へのうつりやすさや重症化のリスクに関しては、
妊婦が感染した時期で異なり、

感染が分かったらまず正しい情報を得て
対応することが大切です。

主治医の説明で不安が解消されない時は、
診療経験が豊富な医師の
カウンセリングを検討してみましょう。

相談できる医療機関や、
感染予防の具体的な内容を知りたい時は、

母子感染に関する専門医などの研究班
患者会「トーチの会」のサイトが参考になります。
●治療までの主な流れ

      抗体検査
 ↓            ↓
陽性           陰性  
 ↓            ↓
精密検査→過去感染   妊娠中の感染予防対策
 ↓    
妊娠中の検査  
(疑い含む)
 ↓
胎児への感染予防治療薬
 保険薬が登場
  

まとめ

いかがだったでしょうか?

妊娠中の海外旅行先で食べた、
サラダなどの生野菜が
汚染されていたために、

気付かぬうちに感染していた
という場合もありますので

帰国後に妊娠が判明した場合には
念のために抗体検査を
受けるようにしてくださいね。

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