カフェインは子供に悪影響を与える?なぜダメか、脳に与える影響は?

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カフェインは子供に悪影響を与える?なぜダメか、脳に与える影響は?

コーヒーやお茶などに含まれる
カフェインは、眠気覚ましや

疲労感の軽減に
効果的ではありますが、

子供が摂取すると悪影響を
受けるおそれもあるので注意が必要です。

そこで今回は、カフェインが
子供に与える影響や

脳に与える悪影響について
お伝えしまいります。

  

カフェインは子供に悪影響を与える?

カフェインによって
作業効率が上がったとする研究がある一方、

過剰に摂取すると、
中枢神経が刺激されて、

めまいや心拍数の増加、
震え不眠症などの健康被害を
もたらすこともあります。

子供は大人よりも
カフェインに対する感受性がが高く、

吸収したカフェインを
体内で分解するのにも
時間がかかります。

大人と同量のカフェインを
子供が摂取してしまっていることも
少なくありません。

受験シーズンが迫る時期には、
眠気覚ましにコーヒーなどを飲もうとする

子供も増えると思いますが、
保護者はお子さんが飲む物に気を配ってください。

冷蔵庫にどんな飲み物を常備しているか、
どれくらいの量を飲むかなどを、

保護者と子供が把握しておくことで
カフェインの過剰摂取や悪影響を防げます。

家族全員で「カフェイン・マネジメント」
意識を持つことが大切です。

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カフェインを子供に与えてはなぜダメ?脳への影響は?

子供自体の生活スタイルは、
成人しても受け継がれやすく、

カフェインで脳が興奮して気分や
体調が変化したという記憶は、

大人になった時に大脳に作用する
薬物(向精神薬)への依存を
強める可能性があります。

1日に摂取するカフェイン量が、
体重1キログラム当たり
5ミリグラム以下
であれば、

不眠を除いて心身への副作用は
ほとんど現れません
が、

小さな子供は極力、カフェイン摂取を
避けたほうがよいでしょう。

子供にはカフェインによる
作業効率の向上などは不要ですので、
疲れは睡眠で解消でさせるようにしてください。

アサヒ飲料が2018年6月に実施した調査によると、
母親が3歳から5歳までの子供の夏場の水分補給で、

取らせ過ぎを気をつけているものは、
1位がカフェイン、2位が糖分、
3位が添加物でした。

母親がカフェインについて
とくに注意を払っていることがうかがえます。

また、同社が同年3月に行った調査では、
実際に子供に飲ませているカフェインを含む飲料は、

1位が緑茶で35%、2位がほうじ茶で30%、
3位がココアで26%でした。

ほうじ茶はカフェインが
少ない印象もありますが、

100ミリリットル中のカフェイン量は
20ミリグラムで緑茶と同じです。

緑茶は身近なお茶なので、
注意する意識が低くなっているようです。

ほうじ茶は妊婦の貧血対策で、
鉄分吸収を妨げないお茶として

産院ですすめられているケースがあり、
出産後もほうじ茶を飲むことが習慣化して、

子供にも飲ませていることが
背景にあるのかもしれません。

これから風邪やインフルエンザが
流行する時期を迎えますが、

風邪やインフルエンザの予防には、
良質な睡眠で免疫力を高めることが大切ですよ。

●代表的な飲料に含まれるカフェイン量
飲料        カフェイン量(ミリグラム)
コーヒー(100ml)      60
緑茶 ほうじ茶(100ml)   20
ウーロン茶(100ml)     20
玄米茶(100ml)       10
紅茶(100ml)        30
コーラ(350ml)       35
エナジードリンク(1本) 80~140
麦茶 ハーブティー      0     

まとめ

いかがだったでしょうか?

健康を考えるのであれば、
子供が床につく10分ほど前に白湯や

カフェインを含まないブレンド茶を与えて、
体を温めてから寝付かせるのが効果的ですよ。

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