花粉対策の基本や衣類への付着を防ぐには?

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花粉対策の基本や衣類への付着を防ぐには?

スギ花粉は2月には飛散が始まりますが、
ピークを迎えてから慌てないように、
家事でできる日常的な対策をしたいですよね。

そこで今回は、花粉対策の基本と
衣類への付着を防ぐ方法について
お伝えしてまいります。

  

花粉対策の基本とは?

大量の花粉が飛び始めた頃にはすでに、
家の中に多くの花粉が
入り込んでいると考えましょう。

家の中に入り込んだ花粉は、
半分以上が床面に積もっています。

花粉は通常のゴミと異なり、
とても軽いため、掃除機をかけると、

すぐに空中に舞い上がってしまい、
かけ終わった頃に床へ下りてきます。

そのため、掃除したつもりでも、
全く除去できていないこともあります。

床は、水でぬらして固く絞ったぞうきんか、
ウェットタイプの掃除シートで
拭き掃除をするのがおすすめです。

早朝など、家族が起床して動き始める前に、
夜の間に床へ積もった花粉を
舞い上げないよう静かに拭きましょう。

屋外と接する窓際や換気口の周辺、
ホコリがたまりがちなテレビの裏面などにも
花粉が付着しています。

場所に応じて、ぬれぞうきんや
ホコリ取りで静かに取り除きましょう。

布団や洗濯物に花粉が付着して
室内に持ち込まれることもあります。

そのため、衣類は花粉の季節だけでも
室内に干すようにしましょう。

特に、布団は床面に次いで
花粉が多く、注意が必要です。

屋外に二つ折りで干した場合、
内側は外側より花粉の付着量が少ないので、
寝るときに体に触れる面は内側にします。

取り込む際は表面を静かに手で払い、
布団クリーナーや専用ノズルを付けた
掃除機を両面にかけます。

なお、表面をバンバンと叩くと花粉が
布目に入り込んでしまうので避けましょう。

窓の開け閉めなど、生活を通して花粉は
家にどうしても入り込んできます。

少しでも減らすため、家に入る前に
手で花粉を払うようにします。

軽く払うだけでも量は半減しますので、
新しい習慣にするとよいですね。

できれば玄関に入る前に、
衣類や髪の毛、特に地面に近い
スボンの裾を重点的に払い落としてください。

散歩に連れていった飼い犬の衣服や
毛に花粉がつくこともありますので、
軽く手で払いましょう。

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花粉対策や衣類への付着を防ぐには?

シーズンが本格化する前から、
すでに少量の花粉は飛び始めています。

家族に重い花粉症の人がいるなら、
今の時期から洗濯物は
室内に干すようにしましょう。

ただ、それでも生乾きの臭いが
気になるなどで、どうしても
屋外に干したいこともありますよね。

実験によると、
湿ったシーツに付着した花粉の量は、
乾いたシーツの2倍です。

洗濯物が特にぬれている干し始めは、
花粉の飛散量が少ない
早朝の時間帯を選びましょう。

長時間の外干しは避け、
乾いたら花粉を払って
すぐに取り込んでください。

乾いた衣類にも花粉は付着しますが、
これは衣類に起こる静電気が主な原因です。

衣類の素材の組み合わせによっては、
花粉の付着量を少なくすることもできます。

重ね着などで衣類と衣類がこすれたとき、
素材ナイロンやウール、
レーヨンなら「プラス」、

アクリルやポリエステルは
「マイナス」の電気を帯びる傾向があります。

ポリエステルのスカートに
ナイロンのタイツなど、

プラスとマイナスの素材を
あわせると静電気が起こりやすくなります。

おすすめは、ウールのニットに
ウールのマフラーなど、
同じ性質の素材を組み合わせたり、

電気を帯びにくい綿のシャツや
下着を取り入れたりするコーディネートです。

パチッと痛い静電気の予防にもなるので、
冬のうちから意識してみてくださいね。

自宅で洗濯できる衣類には、
柔軟剤も効果的です。

静電気を抑えたり、
静電気を衣類にためず、
外に逃がしたりする働きがあります。

ただ、最近は柔軟剤の使い方がわからず、
洗剤と一緒に洗濯機に投入する人も
いるかもしれません。

そうしてしまうと、
両方の効果が薄まってしまいます。

柔軟剤は最後のすすぎの時に使い、
洗濯機に柔軟剤の投入口があれば、
そこに入れるようにしましょう。

外出の前には、静電気防止スプレーを
かけるのもおすすめです。

スカートの裾が足にまとわりつくのを
避けるために使うイメージが強いですが、

花粉症対策ならば、衣類の肩や胸、
腕部分、コートやスラックスの裾、

手に持っているカバンが体に当たって
静電気が起きやすいところなど、
広い範囲に使うのが効果的です。

他人が着用中の衣類に
スプレーをかけて上げるのは、
2人の間で静電気が放電して、

火花で衣類を焦がす恐れもあるため
絶対に避けましょう。

衣類に付着して家の中に
持ち込まれる花粉を少しでも減らすため、
家族全員で取り組んでくださいね。

●外干しで花粉を防ぐポイント
・時間帯は花粉の飛散量の少ない早朝に
・放置しない。外干しの時間はできるだけ短く
・少量の花粉は付着しているので振り払って取り込む

まとめ

いかがだったでしょうか?

日本気象協会の予測によると、
2019年は2月中旬に吸収や四国、
東海、関東地方の一部で飛び始める見通しで、

量も多くの地方で例年より
やや多めになりそうだということです。

花粉の対策はホコリの対策にも通じますので、
通年で取り組んでくださいね。

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