自営業で年金を増やすには?

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自営業で年金を増やすには?

国民年金(基礎年金)は、
保険料を20~59歳の40年間
欠かさず納めれば、65歳から
満額の月約6万5000円を受け取れます。

ただ、自営業者など
国民年金のみの加入者だと、

厚生年金ももらえるサラリーマンと比べて、
受給額が少なくなってしまいます。

そこで今回は、自営業者の国民年金の
増やし方についてお伝えしてまいります。

  

自営業で年金を増やすには?

自営業者が将来受ける年金を
増やせる制度として代表的なのが、

通常の保険料(2018年度は月1万6340円)に
月400円上乗せして納める「付加年金」です。

収めた月数✕200円を
原則65歳以降、毎年受け取れます。

50歳から10年間、収めた場合、
上乗せした保険料は総額4万8000円。

もらえる年金額は
年2万4000円増えますから、

2年で元が取れますので、
長生きするほど、得をする仕組みです。

申し込みは、市区町村の
国民年金の窓口で行います。

家計の状況に応じて、入ったり
やめたりすることも可能です。

より手厚い年金を希望する人には、
国民年金に上乗せして入る公的年金
「国民年金基金」があります。

将来受け取りたい年金額を決め、
必要な掛け金を毎月、収めます。

加入時の年齢や希望の年金額などによって
掛け金は異なりますが、
月6万8000円が上限です。

国民年金基金は一度加入すると、
会社員に転職した場合などを除き、
途中で脱退できません。

付加年金と同時加入もできないため、
どちらかを選ぶ必要があります。

いずれも、自営業者などが対象で、
サラリーマンやその専業主婦の
妻は加入できません。

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このほか、60歳以降も引き続き
国民年金の保険料を納める
「任意加入」があります。

60歳までに納めた期間が10年間に満たず、
年金をもらえない人や、

未納期間などがあるため
満額の年金もらえない人が対象です。

1年間、任意加入で保険料を納めると、
受け取れる国民年金は年約2万円増えます。
任意加入できるのは原則、65歳までです。

●国民年金を増やす仕組み
       収める額    増える年金額
付加年金  月400円    200円✕納付月数 ←10年納付で、
                          年2万4000円増
国民年金  加入時の年齢など 加入内容による
      で変わる
  
任意加入  月1万6340円 約1600円 ←1年納付で、
      (2018年度)    ✕納付月数   年約2万円増

まとめ

いかがだったでしょうか?

自営業者は自分で仕事を
コントロールできる反面、
収入が不安定だったりするので、

老後の年金をできるだけ
多く受け取れるよう
対処しておきたいですね。

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