自宅で高齢者のリハビリを介護するには?その目的やコツは?

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自宅で高齢者のリハビリを介護するには?その目的やコツは?

ケガや病気の後遺症などで
生活全般の動作に不安を感じるようになったら、

理学療法士ら専門家が
自宅に来てリハビリを行う
介護保険サービスの利用が効果的です。

そこで今回は、身体機能の維持や
回復を図るためのリハビリサービスと
その目的やコツについて
お伝えしてまいります。

  

自宅で高齢者のリハビリを介護するには?

在宅でのリハビリは、
寝返りや立ち上がり、
トイレ動作など、

住まいの環境に合わせた
訓練ができるのが利点です。

家族も、力任せにならない介助のコツや
家庭での取り組めるストレッチなどの
指導が受けられます。

週に計2時間まで行え、
利用料は国の基準(1割負担)で
20分につき約300円です
が、

退院直後の利用など、
料金が高くなる場合もあります。

外出が可能な人であれば、
送迎車などで施設に行って受ける
「通所リハビリ」を利用する方法も
あり、

本格的なマシンを使った
筋力強化ができる事業所もあります。

このサービスは入浴や食事も併せて、
1回6~8時間行うのが標準的です。

利用料は利用時間などでも異なり、
国の基準(1割負担)は要介護1~5の場合、

6時間以上7時間未満で
約600~1200円(食費別)です。

いずれも、利用するには
医師の指示が必要で、

在宅と通所のサービスを
組み合わせることもできます。

指導するのは基本的に、
国家資格である理学療法士、
作業療法士、言語聴覚士の3種で、

理学療法士と作業療法士は
運動機能や生活にかかわる動作の改善を目指し、

言語聴覚士は、言語障害のある人に
発声の指導をしたり、

嚥下障害の人に食べ物を
うまく飲み込めるよう訓練を行ったりします。

ただし、職種の配置は事業所によって
異なりますので注意してください。

●在宅で受けられるリハビリの一例
・自宅での移動や食事、入浴を安全に行うための動作訓練
・屋外での宝歩行や車椅子操作
・発声、ものを飲み込む練習
・手足の関節などが硬くなるのを防ぐマッサージ
・トイレや風呂の手すり位置について助言を聞く
・終末期の呼吸や姿勢を楽にするためのリハビリ

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自宅でのリハビリの目的やコツは?

リハビリと聞くと筋肉を聞きで
鍛えるイメージを持つ人が多く、

一定程度元気でないと
受けられないと思われがちですが、

実際は寝たきりの人でも、
関節が固くならないように
ベッド上で手足を動かしたり、

上体を起こして座った姿勢を保つ練習をしたり、
状態に応じてできることがあります。

高齢者のリハビリでは、
体の状態が急激に良くなるのは
難しい面もあります。

その一方、日々の努力で
スプーンを端に持ち帰替えられるようになる、

といったわずかな改善によって、
生活への希望や自信を見いだす
ケースも少なくありません。

また、身体機能の回復を目指すばかりでもなく、
体の状態に即した福祉用具の利用や

住宅改修を検討し、
住環境を整えることもリハビリの一つです。

例えば、「部屋からトイレに歩いて行きたい」
という願いをかなえるため、

指や腕の動きを確認して、
廊下につける手すりの太さや高さを提案します。

歩く機会が増えて体力がつき、
「次は外出したい」と意欲が高まるなど、

新たなリハビリの展開につながる可能性もあります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

自宅でのリハビリは、
何がどのようになりたいかを

具体的にイメージすることが、
自分に合う事業所選びに繋がりますので、

まずは主治医やケアマネージャーに
相談してみてくださいね。

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