高齢者の座りすぎによる影響やリスク、防止する方法やアプリは?

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高齢者の座りすぎによる影響やリスク、防止する方法やアプリは?

座り過ぎが健康などに与える
悪影響への関心が高まって、
立つ時間を増やす取り組みが広がっています。

そこで今回は、自宅のテレビの前で
過ごしがちな高齢者への影響やリスクや、

座り過ぎを防止するための方法と
アプリについてお伝えしてまいります。

  

高齢者の座りすぎによる影響やリスクは?

高齢になると、
座っている時間が長くなりがちで、
テレビの視聴時間がそれを表しています。

NHK放送文化研究所の調査では、
視聴時間は年齢が上がるほど長くなっています。

60代の男性の平日の視聴時間は
3時間59分、女性は4時間21分で、

70歳以上になると
男性が5時間16分、
女性は5時間29分と延びています。

座り過ぎは、
エコノミークラス症候群などを招き、

健康を損ねるとの指摘は
以前からありましたが、

その仕組みはすべて
解明されているわけではありません。

ですが、下半身の大きな筋肉を
動かさないことで、

血液中の糖を筋肉に
取り込む働きが鈍くなり

その結果、血糖値や
中性脂肪値が上がり、

糖尿病や心血管疾患などの
リスクが高まってしまいます。

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高齢者の座りすぎ防止する方法やアプリは?

では、高齢者は座りすぎるのを
どう防止すればよいのでしょうか?

実は日頃のちょっとした心構え次第で、
座り過ぎを防止することは可能です。

30分に1回、
1時間に1回でもいいので

立ち上がって、
少しでも歩く意識を持ちましょう。

家庭では、テレビの視聴時の対策も大切です。

CMの度に立ち上がったり、
リモコンをテレビの前に置いて、

番組を変える度に立上ざるを
得ないようにしたりするなど、
工夫しましょう。

なかなか立ち上がれない場合には、
触った状態でてきる簡単な運動がお勧めです。

座ったまま足をそろえ、
かかとをゆっくり上げ下げするだけです。

●椅子に座ったままできる簡単な運動
1.足をそろえ、太ももに手を置く。
2.爪先に体重をかけ「1、2、3、4」と数えながら、
かかとをゆっくり上げて、同じく数えながら下ろします。
3.これを5回ほど繰り返します。
 
 
最近は、座り過ぎを防止するための
スマホアプリもあります。

オーストラリアの研究者が作成したアプリ
「Rise & Recharge(ライズ・アンド・リチャージ)」は、

座っていて30分以内に
立ち上がった回数を毎日記録するため、
定期的に立つことを意識付けられます。

30分を超えるとアラーム音が鳴り、
知らせてくれます。

画面は英語表記ですが、
比較的簡単に操作できます。

アプリ「スタンドランド」
(iPhoneのみ)は1時間のうちに
連続して1分以上歩くと、
「1スタンド」と計算されます。

毎日、スタンドの合計数を確認できます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

座り過ぎは心身ともに、
良くない影響を及ぼしますので、

比較的にどこでもやりやすい
立つという動作を取り入れることで
悪影響やリスクを回避してくださいね。

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