旅行でトラベルヘルパーの支援を受けるには?福祉タクシーの料金設定は?

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旅行でトラベルヘルパーの支援を受けるには?福祉タクシーの料金設定は?

親が介護が必要になっても、
里帰りや墓参りを希望したり、

遠出の旅行に連れていきたいと
思うことってありますよね。

そんな要望を叶えてくれるのが、
専門のヘルパーが同行してくれる
トラベルヘルパーや福祉タクシーです。

そこで今回は、旅行で
トラベルヘルパーの支援を受けたり、

福祉タクシーを利用する場合の料金や
注意点についてお伝えしてまいります。

  

旅行でトラベルヘルパーの支援を受けたり料金は?

勝手の分からない旅先でのトイレなど、
介助をスムーズに行う自信は
なかなかありませんよね。

そんな時に介護と外出支援の知識を持つ
トラベルヘルパーさんに
手伝ってもらうと心強いです。

介護旅行を企画している
「あ・える倶楽部」では、

1日(8時間)当たりの介護費用は3万円程度ですが、
介護保険は使えず、全額自己負担になり、

担当のヘルパーさんの交通費や
宿泊費なども負担する必要があります。

ただ、介助のほか、交通機関への連絡など
手のかかる事前準備も任せられ、

家族が同行せずに、高齢者本人と
ヘルパーだけでの旅行も可能です。

家族でサポートできる
移動以外の入浴などのケースでは、

旅先で必要な介助だけを
頼む選択肢もあります。

このような場合では、
入浴介助や介護用品のレンタル、

介護食に対応するレストランの
手配などを行ってもらえ、

入浴介助(1時間30分)の費用は
6000円程度と介助者の交通費になります。

「日本ユニバーサル
ツーリズム推進ネットワーク」
には
全国20団体が加盟し、
各地で旅先での介護ニーズに応えてくれます。

車椅子や杖を使用する人向けの団体ツアーもあり、
旅行大手「エイチ・アイ・エス(HIS)」では

リフト付きのバスとバリアフリー対応の客室を用意し、
福祉の資格を持った添乗員のサポートを受けられます。

ただし、常に介護が必要な場合は同行者が行いますが、
有料の介助ボランティアを依頼することになります。

旅行会社やツアーにより参加条件や
支援内容が異なりますので、
必ず確認してくださいね。

●介護が必要な人が旅行する際の注意点
・交通機関や宿、観光施設のバリアフリー情報は事前に収集し、
 変更の有無を電話で確認しておく
・主治医の許可を得る
・長時間の外歩きを避け、時間に余裕のあるプランを立てる
・荷物は、一部を宿に送っておくなどしてできるだけ減らす。
 現地で調達しづらい薬などは余分に持っていく

●介護旅行の情報収集に役立つサイトと問い合わせ先
交通
・交通エコロジー・モビリティ財団
「らくらくおでかけネット」
(JR、私鉄の駅のバリアフリー情報を掲載)
https://www.ecomo-rakuraku.jp/ja
 
・JR西日本
「おからだの不自由なお客様のサポートダイヤル」
(駅や列車のバリアフリー情報の案内、介助の相談など)
https://www.jr-odekake.net/railroad/service/barrierfree/
0570-00-8989

・JR東日本
「お身体の不自由なお客さまへ」
https://www.jreast.co.jp/equipment/
 
旅先でのピンポイント介護
・日本ユニバーサルツーリズム
 推進ネットワーク
078-381-6470

バリアフリーツアー・宿
・HIS「ユニバーサルツーリズムデスク」
03-5360-4761

オーダーメイド介護旅行
・あ・える倶楽部  03-6415-6480
・NPO法人しゃらく 0758-735-0163

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福祉タクシーの料金設定は?

車椅子のまま乗車できる福祉タクシーも、
日々の外出や旅先での移動に役立ってくれます。

福祉タクシーには車椅子や
ストレッチャーを載せる
リフトやスロープが装備され、

介護資格を取得したり、研修を受けたりした
ドライバーらが乗降の介助も行ってくれますが、

原則 家族は同乗できません。

利用の目的が通院や
行政手続きなどの場合は

介護保険が適用されますので、
ケアマネージャーに相談してみてください。

一般のタクシーのように
「流し」はしていないので、
運営する事業所への予約が必要です。

車両は小型から大型まであるので、
車椅子のサイズを控えておくと
予約がスムーズです。

体の状態やゆっくりとした運転などの
要望も伝えておくと安心です。

料金は事業者ごとに異なり、
小型車で30分2000円程度です。

運賃以外にも、必要に応じて介助料や
ストレッチャーなどの
レンタル料などがかかるので

予約時に十分確認してください。

事業所の連絡先が分からない場合は、
地域のタクシー協会などに
問い合わせてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

せっかくだからと、
予定を詰め込んでしまいがちですが、

高齢者は移動やトイレなどにも
時間がかかりますので、

余裕のあるプランを立てて、
体調に異変があれば、予定を変更して
休養をとるように心がけてくださいね。

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