日本犬を見学したりふれあうには?飼いたい時はどうすればいい?

2019/05/06

古くから日本で生育している日本犬は、
長日本人と暮らし身近な存在でしたが、

最近では数を減らして、
絶滅の恐れさえあります。

そこで今回は、日本犬を見学したり、
ふれあうにはどうすればよいか?

また、日本犬を飼いたい時には
どうすればよいのかについて
お伝えしてまいります。

日本犬を見学したりふれあうには?

原産地の自治体などでは、
日本犬に関心を持ってもらおうと、
見学会や展示会が行われています。

紀州犬は和歌山県などが原産ですが、
戦前から猟に使われ、
番犬としても飼われましたが、

犬の室内飼いが当たり前になると
姿が姿が見られなくなりました。

そこで和歌山市は2018年秋、
和歌山動物公園で子犬の
飼育展示を始めました。

普段は柵の中で過ごし
午前と午後に15分ずつ、
来園者と触れ合えます。

まだ子犬であっても、
時折見せる威厳ある表情や
機敏さに感心する人も多く、

紀州犬の魅力に触れることができます。

公益社団法人日本犬保存会によると、
日本犬は減少傾向が続き、

なかでも紀州犬などの中型4種類は、
登録数が1989年の5140匹から、
2018年には689匹と激減し、
絶滅の恐れさえあります。

室内で飼う小型の洋犬の人気に押されて、
長時間の散歩が必要な

中型犬の飼い主が減っていることが
主な理由と考えられます。

一方で、2018年から一躍、
注目を集めているのが秋田犬です。

平昌五輪のフィギュアスケート女子金メダリストの
アリーナ・ザキトワさんが飼い始めたのがきっかけです。

秋田県では2018年だけで
秋田犬を展示する施設が
９ヶ所にオープンしています。

秋田犬に会える、忠犬ハチ公と秋田犬のふるさと大館市

以前から観光客に
「秋田犬の本場なのに見られなかった」
という不満に応えるためです。

日本犬は生きた文化財で、
いなくるのは地域が育んだ伝統や

歴史が消失するのと同じですので、
文化的な価値を広げていきたいですね。

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日本犬を飼いたい時はどうすればいい?

日本犬を飼いたい場合、どこで手に入れて、
どんな点に注意すればよいのでしょうか?

小型犬の柴犬以外は、
ペットショップなどでは
ほとんど売られていません。

紀州犬や四国犬などの中型犬は日本犬保存会、

大型犬の秋田犬は秋田犬保存会に
問い合わせてみると良いでしょう。

両会は90年以上の歴史を持ち、
国の天然記念物である日本犬の
保護や普及を担っています。

都道府県に支部もあって、
ブリーダーを紹介してもらえます。

値段は種類などで差はありますが、
１０万～２０万円ほどです。

ブリーダーはインターネットで
探すこともできますが、

ホームページの見た目や
内容は参考程度にして、

実際にブリーダーと合って
人柄や犬の飼育環境を見ることが大切です。

日本犬のブリーダーは高齢化しているので、
ネットを使っていないこともあります。

粗明日ブリーダーの情報は、
自治体で犬の狂犬病の予防注射を

担当している部署や
動物病院に聞くと得やすいです。

また、日本犬を散歩させている人に
尋ねてみる手もあります。

日本犬のオスは、
一般的な洋犬のオスに比べ、
他のオスと張り合おうとする傾向が強いので、

初めて買う犬が日本犬の場合は、
おとなしいメスを選ぶのもおすすめです。

お問い合わせは、
日本犬保存会　０３-３２９１-６０３５

秋田犬保存会　０１８６-４２-２５０

●日本犬全６種類(国の天然記念物)
区分　種類　　体高の標準　　　　　　　毛色　　　　　原産地
　　　　　　(地面から肩まで)　　　　　　　　　　　
大型秋田犬　オス67㌢、メス61㌢　　茶、虎、白　　　　秋田県
中型紀州犬　オス52㌢、メス49㌢　　白、茶など　　　　和歌山、三重県
　　甲斐犬　オス52㌢、メス49㌢　　虎　　　　　　　　山梨県
　　四国犬　オス52㌢、メス49㌢　　茶、黒、白の混合　高知県など
　　北海道犬オス52㌢、メス49㌢　　茶、白など　　　　北海道
小型柴犬　オス39.5㌢、メス36.5㌢　茶、黒など　　　長野県など