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七草粥の七草とは?その種類と由来どんな意味が込められいてる?

おせち料理を食べ終わったり
お雑煮に飽きた頃にお正月の終りを感じますが

より、お正月の終りと新年の始まりを実感されるのが
春の七草粥が食卓にのぼったときではないでしょうか?

今回はそんな春の七草の由来や
意味についてお伝えいたします。

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七草粥の七草とは?その由来をご紹介

そもそも、七草粥を食べる習慣はどこから始まったのでしょうか?

その最古の由来は古代中国の六朝時代(6世紀)まで遡ります。
この六朝のうちの梁という国の、
宗懍(そうりん)が年中行事をまとめた歳時記

『荊楚歳時記』  に

「一月七日に七種の羹(あつもの)をつくる」

とありまして、このあつものは粥を指すものではなく

「羹に懲りて膾を吹く」の故事にあるように、

今でいう汁物のことです。

この『荊楚歳時記』に記されている
年中行事が日本で取り入れられ
平安時代には粥ではあつもので行われたようです。

そこから時代が下り、
鎌倉時代から江戸時代初期にかけて成立した

『御伽草子』  では

全23種のうちのひとつ、
七草草子の説話では

唐の楚国の 大しう という親孝行者の話があります。
彼は百歳を越える両親を若返らせるため
21日間も苦行を行って祈願したところ、
帝釈天からの以下のお告げがもたらされました。

●毎年春のはじめに七種の草を食べること。

●一月六日までに七種類の草の集めておくこと。
 次の時刻に柳で作った器に種を載せ、玉椿の枝で叩くこと。

●酉の刻から芹

●戌の刻から薺

●亥の刻から御形

●子の刻から田平子

●丑の刻から仏座


●寅の刻から菘


●卯の刻から清白

●辰の刻からこれらの種を合わせ、
 東から清水を汲んできて、これを煮て食べること。

お告げを聞いた 大しう

正月であったその日に山を降り
七種類の草を集めて玉椿の枝で叩き、

七日の朝には東から汲んだ水で炊いて
両親に食べさせるとたちまち若返ったということです。

この説話が江戸時代に一般に広まったこと

また、1月7日の人日を含む五節句が
江戸幕府の公式行事になって
武士が七草粥を食べて人日の節句を祝ったこと、

以上のことから日本全国に
広くこの行事が定着するようになりました。

七草については1362年から1367年までに
四辻善成よつつじ よしなり によってまとめられた

『河海抄』  で

春の七草として紹介されているので
河海抄より成立が遅い御伽草子で
この話を取り入れられたことも考えられますが

出典が早く由来として面白い御伽草子を方を
今回は優先的に取り上げました。

七草粥の七草とは?その種類は?

この章ではそれぞれの七草について詳しくお伝えします。

●芹せり
田んぼや川辺り、湿地に自生していて
1ヶ所に競り合うように生えることから
せり 呼ばれるようになったようです。

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食べるのに適した旬は春ですが、
夏に多数が集まった小さな白い花が咲きます。  

●薺なずな
なでたいほどかわいい菜、
撫菜なでな の意味から
薺なずな に言葉が変化して
こう呼ばれるようになりました。

また、夏に枯れて無くなることから
夏無なつな が変化したという説もあります。

風に揺れたときの音から
別名ペンペン草とも呼ばれ、
実が三味線のバチに似ていることから
三味線草とも呼ばれています。

●御形ごぎょう
母子草ははこぐさというのが正式名称で
母と子の人形(ひとがた)に由来する
という説があります。

また、茎も葉も白い細かな毛に
おおわれているために
ほうけた ように見えるところから、
別名ほうこぐさ とも呼ばれます。
   
●繁縷はこべ
七草でははこべらと呼んでいますが、
正しくははこべとというのが正確な名前です。

葉細群はこめら や 蔓延芽叢はびこりめむら
などが変化して はこべら に
なったなど諸説あります。

あるいは、茎がよくはびこり
種が落ちるとその年のうちに芽が出て
繁茂することからともいわれています。

朝日が当たると花が開くことから 朝開け
それが変化して別名朝しらげとも呼ばれています。

●仏の座ほとけのざ
これも七草では仏の座と呼んでいますが
正式な名前は田平子たびらこ です。

上の方の2枚の葉のつきかたが
仏様の円座に似ていることから
仏の座と呼ばれるようになった
といわれています。

葉が田の面に放射状に
平らに広がるところから
田に広がる子 
田平子になりました。

●菘すずな
ご存知の通り蕪かぶ のことです。
すずな は昔の呼び名で鈴菜とも書きます。

●蘿蔔すずしろ
これも大根だいこん のことですね。
すずしろ は大根の昔の呼び名で
清白とも書きます。

七草粥の七草とは?意味にはどんなものがある?

最初の由来でお伝えした通り、
七草草子の説話が元になっているので

なぜこの七草を食べるのかについては
大した意味がないのかもしれません。

しかし、奈良時代から伝わる

若草摘み  という

年の初めに芽吹いた若菜を摘んで食べる風習から、

新年には芽が出ているこれらの野草が
その対象として選ばれたのかもしれません。

あるいは、それぞの野草に含まれる薬効を得ることで
健康を祈願する意味もあったのでしょう。

せり
鉄分が多く、増血作用が期待できる。

ごぎょう
かぜの予防や解熱に効く。

なずな
熱を下げ、尿の出をよくする。

はこべら
目に良いとされるビタミンAなど
栄養素が豊富で、腹痛の薬にもなる

ほとけのざ
食物繊維を豊富に含む。

すずな
ビタミンが豊富。

すずしろ
消化を助け、かぜの予防にもなる。

まとめ

どうでしたか?

七草の由来や意味について
ご理解いただけたでしょうか。

由来については諸説あるのですが

いずれも昔からのしきたりや行事、
知識などが長い年月をかけて組み合わさった

結果、今日の七草粥を食べる風習に
繋がっているのだと感じていただけたのなら幸いです。

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