介護の保険外サービスとはなに、その利用のポイントや注意点は?

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介護の保険外サービスとはなに、その利用のポイントや注意点は?

高齢で身の回りのことができなくなったとき、
介護保険のメニューだけでなく、
保険外のサービスを利用選択肢があります。

費用は全額自己負担となりますが、
組み合わせて利用すれば、
生活のの質の向上につながります。

そこで今回は、介護の保険外サービスとはなにか、
またそれを利用するときのポイントや
注意点についてお伝えしてまいります。

  

介護の保険外サービスとはなに、その利用のポイントや注意点は?

介護保険は要介護度に応じて、
受けられる給付のサービスの
限度額(区分支給限度額)が設定されています。

要介護度が軽けれじ限度額も低くなるため、
利用回数や利用時間は少なくなります。

こうしたケースで介護保険サービスが
カバーする範囲はごく一部なので、

生活の質を確保するためには、
幅広いニーズに対応できる
保険外のサービスを活用することが重要です。

代表的な保険外サービスとしては、
宅配給食、ゴミ出し、大掃除、
庭木の刈り込みなどがあります。

宅配給食の費用は地域や業者にもよりますが、
1食300円程度からです。

定期的に利用すると、
簡単な安否確認にもなるため、
一人暮らしの高齢世帯にはメリットも多いです。

ゴミ出しはシルバー人材センターなどが
ワンコイン(500円)程度で代行しているほか、

自治体や業者、ボランティア
が無料で支援している地域もあります。

また、自治体やNPO(非営利組織)などが
無料か安価な料金で生涯学習や体操教室を
開催していることもあります。

ただ、保険外サービスを過剰に利用するのも、
自立支援という観点からは避けたいところです。

ケースにもよりますが、
保険給付サービスの自己負担額(1割)が
月約2万円の場合には、

保険外サービスの月額利用料は、
最大でも同程度(2万円)に抑えるのが望ましいですね。

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保険外サービスは、ケアマネージャーが作成する
ケアプランに基づいて提供される

介護保険のメニューとは異なり、
介護事業者以外にも提供が可能です。

利用にあたっては、料金やサービス内容の確認、
業者選びなど注意点もあります。

サービスを提供する業者がどんな業者か、
適正な価格設定と契約内容か、
きちんと見極める必要があります。

契約の際には、家族などに立ち会ってもらうことで
リスクを軽減にもつながります。

ただ、初めて保険外サービスを利用する場合、
信頼できる業者をどうやって探すのかは、
悩ましい問題です。

手がける業者が少ない場合には、
サービスの選択肢が限られる地域もあります。

介護保険の給付サービスを利用している場合は、
担当してもらっているケアマネージャーに
相談するのも一つの手でです。

給付サービスの延長線上で
保険外サービスを組み合わせる場合、

適正に管理するのは
ケアマネージャーの役割だからです。

介護の総合相談窓口として、
最寄りの地域包括支援センターも利用できますが、

保険外サービスは多様なため、
行政やケアマネージャーなどが
実情を把握しきれていない地域もあります。

自治体独自の取り組みとしては、
福岡市が保険外サービスを提供する業者や料金体系、
サービス内容などをまとめたサイト
「ケアインフォ」を通じた情報提供を行っています。

介護保険サービス(デイサービス、訪問介護)利用料(1割負担)
...約2万円

保険外サービス 
ゴミ出し(ワンコインサービス)
...500円✕週2回✕4週=4000円

宅配給食
...400円✕週2回✕4週=3200円

福祉タクシー(往復)
...3000円✕4週=1万2000円

サロン(生涯学習や体操など)
...無料

合計1万9200円

まとめ

いかがだったでしょうか?

高齢人工の増加に伴い、
今後、保険外サービスは
たくさん出てくることが予想されますが、

承認機能が低下している高齢者には、
業者に進められるまま、

必要性の薄いサービスを割高な料金で
契約してしまう危険性があるので注意してくださいね。

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