老人の登山での遭難を防ぐために必要な準備や用品、注意点は?
梅雨が明けると夏山シーズンですよね。
自然を感じながら健康づくりにもつなげたいと、
登山を始めようと考えるシニアも
多いと思いますが、
一方でなれない登山で
遭難する人も少なくありません。
そこで今回は、登山での
老人の遭難を防ぐために必要な
準備や用品、注意点について
お伝えしてまいります。
老人の登山での遭難を防ぐために必要な準備や注意点は?
係止超の統計では、
2017年の遭難者は全国で3111人で、
そのうち、60歳以上が51%に上り、
シニアの遭難が目立っています。
安全に登山を始めるには
まず、山岳会や登山サークルに
入るのがおすすめです。
地図の見方や膝を痛めないあるき方など、
登山の基礎を身につけられるからです。
1人で登ると、歩けなくなったり、
道に迷ったりした時に、
誰にも助けてもらえないという問題もあります。
また、シニアは膝や腰を痛めやすいため、
スクワッドやストレッチ、
長時間歩く練習をしておくのも需要です。
ガイドブックには
山の難易度が記載されていますので、
最初は初心者向けの山を選びましょう。
コースタイムが想定しているのは、
40代くらいなので、
シニアは1.2~1.5倍かかることを
考えて準備しましょう。
健康のために低山に登る人が多いですが、
低山は道標が少なかったり、
林業で使う作業道が地図に
のっていなかったりするため、
意外と迷いやすく注意が必要です。
長時間上り下りをするので、
足腰を鍛えられますし、
山岳会に入れば仕事を
離れた仲間にも出会えます。
安全に気をつければ、
登山はセカンドライフを
充実させてくれるすばらしいスポーツです。
●遭難者の年齢別の割合
40歳未満 22.2%
40~59歳 26.8%
60~69歳 23.8%
70~79歳 21.5%
80歳以上 5.7%
60歳以上が51%を占める
老人の登山での遭難を防ぐために必要な用品は?
最初に揃える登山用品に、
1.ザック
2.登山靴
3.雨具
が挙がります。
量販店や通販サイトで
販売されていますが、
登山用のものを選ぶのがポイントです。
登山用のザックは
荷物の重さを腰や肩に分散して、
歩いていてもバランスが崩れないように
荷物を固定することができます。
登山靴は岩場でも安定して歩けますし、
足の疲労やケガを防いでくれます。
また、体が冷えると体力が落ちるので、
体を濡らさないように気をつけてください。
山用の雨具は、雨をはじくだけではなく、
体から出る湿気を外に放出して、
体が濡れるのを防ぎます。
汗をかきすぎないよう、
こまめな脱ぎ着を心がけましょう。
歩行を支えるストックや、
筋肉のぶれを減らして
疲労を軽くするサポートタイツも、
体力に自信がないシニアの味方です。
下山できなくなって
ビバークすね場合に備えて、
念のため持病の薬ももっていきましょう。
●買いそろえたい主な登山用品
帽子
ザック
手袋
雨具
ストック
登山靴
まとめ
いかがだったでしょうか?
登山のリスクは、用品によって
ある程度軽減できるので、
楽しくても危険をはらんだ
スポーツだと認識して、
最初にしっかりとした登山用品をそろえて
高い山に登るようにしてくださいね。
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