年金の給付水準や給付額、モデル世帯のイメージは?

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年金の給付水準や給付額、モデル世帯のイメージは?

2019年度の公的年金の支給額は、
前年度より0.1%引き上げられました。

見直しの基準となる物価や賃金水準の上昇により、
少幅ですが4年ぶりに増額されます。

そこで今回は、年金の給付水準や給付額、
モデル世帯のイメージについて
お伝えしてまいります。

  

年金の給付水準や給付額、モデル世帯のイメージは?

基礎年金(国民年金)は2019年度、
保険料を40年間すべて納めた人が

65歳から受け取りを
始める場合(満額)は

月6万5008円で、
前年度から67円の増です。

単純に物価・賃金の上昇による見直しなら、
0.6%の引き上げだったのですが、

少子高齢化に合わせて年金額を抑制する
「マクロ経済スライド」による調整が行われて、
増額の幅は0.5%分、押さえられています。

物価の上昇率と比べて、
支給額の伸びは小さく、

実質的には月数百円程度の
目減りになっています。

サラリーマンの正社員や
公務員らが加入する

厚生年金を受給する世帯では
どうなるのかというと、

受給額は加入期間と
賃金水準の両方で変わり、
基礎年金部分も含まれています。

平均的な収入で40年間働いた会社員の夫と、
ずっと専業主婦だった妻という

厚生労働省が設定する「モデル世帯」では、
世帯で受け取る年金額(基礎年金2人分も含む)は、

2019年度は計月22万1504円になります。

厚生年金でも同様の調整が行われていて、
前年度比227円の増にとどまります。

このケースで、夫の受給額だけを取り出すと、
月約15万6500円になります。

基礎年金部分を除くと
約9万1500円です。

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年金を受給している人には、
新しい年金額を知らせる

「年金額改定通知書」「年金振込通知書」が、
日本年金機構から郵便で届いているはずです。

厚生年金の場合、年金額改定通知書では、
基礎年金、厚生年金の内訳とともに、

「合計年金額」がいずれも
年額(12ヶ月)で示されています。

2ヶ月分として振り込まれる額は、
年金振込通知書に書かれています。

介護保険料や所得税などが
天引きされるケースがあり、

実際に振り込まれる金額は、
「控除後振込額」という欄で確認します。

●モデル世帯の年金月額のイメージ
夫:平均収入で40年間
  働いたサラリーマン

厚生年金:約15万6500円
報酬に応じた部分:約9万1500円
基礎年金部分:約6万5000円

妻:ずっと専業主婦
基礎年金(国民年金):約6万5000円

世帯合計:約22万1500円

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回お伝えした内容でも
わからない点が多い場合は、

お近くの年金事務所や、
ねんきんダイヤル
0570-05-1165
で確認してみてくださいね。

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