梅干しの家庭での作り方と手作りするための容器は?

料理 生活

梅干しの家庭での作り方と手作りするための容器は?

店頭で梅を見かける季節になりました。
梅といえば梅干し作りですが、

手作りは手間がかかって難しいと
思われていますよね。

そこで今回は保存用のビニール袋を使った、
少量から作る方法をお伝えします。

  

梅干しの家庭での作り方と手作りするための容器は?

ご家庭で簡単に梅干しを作る方法としては、
ビニール製の保存袋がお手軽で、

選ぶ梅としては、黄色く熟した
南高梅がおすすめです。

軟らかな食感を楽しめるように、
大きめのものを選びましょう。

店頭の梅がまだ緑色の場合は、
数日おいて追熟させましょう。

1キロの梅で作る場合をお伝えしますが、
500グラムで作る場合は材料を
半量にして対応してください。

塩分濃度は18%と高めですが、
初心者でも失敗しにくい分量にしています。

まずは塩漬けの作業からです。

梅は痛みのあるものを覗いて洗い、
竹串でへたを取ります。

取れなかった場合は無理をせず、
そのままにします。

軽く水洗いした後、水気を拭いて
厚手の冷凍保存袋を準備して、

焼酎やウォッカなどの、
アルコール度数の高い酒大さじ2杯を入れ、
梅、塩も加えて袋ごとよく混ぜます。

空気を抜いて袋を閉じ、平らにします。

梅と同量の水を入れた保存袋を重しにして、
常温で2日ほど置きます。

梅から水分(梅酢)が出てきたら、
重し用の水を半量にして、
さらに2週間置きます。

時々、裏表を返して、
その後は重しを外して冷蔵庫に入れてください。

次は、塩漬けにした梅を屋外で干す
「土用干し」の作業です。

天気予報で3日連続で
晴れる日を選んで行いましょう。

9月ごろまでならいつ作業してもOKですよ。

平なザルの上に梅を、
間隔を開けて並べて干します。

直射日光の当たる風通しの良い場所が最適です。

昼に一度、表裏を裏返して、
日が暮れたらザルごと室内に取り込みます。

これを3日間繰り返します。

梅はさんが強いため、
金属製のザルは避けてください。

干した梅は初日の夜だけ梅酢に戻すと、
ふっくらと仕上がります。

2日目は、梅酢も容器に入れて、
直射日光に当てると殺菌になります。

梅干しの外側が乾いて、
シワが出来たら完成です。

乾燥しすぎると硬くなるので、
3日目は時々触ってチェックします。

すぐに食べられますが、
数ヶ月冷蔵庫で寝かせると
味がまろやかになって美味しいですよ。
 

スポンサードリンク

●梅干し(縦横27cm程度の保存袋を使用)
熟した梅   1kg
塩     180g
焼酎  大さじ2杯

梅干し作りの副産物として、
梅酢が300~400ccほど取れますが、

塩気と梅らしい酸味が利いた
天然の調味料です。

そこでこれを使用した、
さわやかな酸味を楽しめる
トマトサラダをご紹介します。

●梅酢のトマトサラダ
トマト     1個
みょうが    1個
ディル     少々
梅酢小さじ   1杯
サラダ油 小さじ1杯
はちみつ 小さじ1/4

トマトは一口大、みょうがは
薄切りにして器に入れて、
ディルを添えます。

梅酢、サラダ油、はちみつを混ぜて
ドレッシングを作って
回しかければ出来上がりです。

梅酢は魚や肉につけて焼いても美味しいですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか?

手作りの梅干しは、時間がかかりますが、
その分、愛着がわいて、美味しさも格別ですよ。

「梅仕事」が楽しめるのは今の時期だけなので、
ぜひ挑戦してみてくださいね。

関連記事:梅のヘタ取りや塩漬け、砂糖漬けなどの加工を簡単に家庭でする方法
     熱中症対策の食べ物は梅干の塩分やレモンが効果的?その方法とは?


-料理, 生活
-,