子供に増えている急性内斜視とはなに、予防や対策は?

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子供に増えている急性内斜視とはなに、予防や対策は?

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どちらかの目が急に内側に寄って、
左右の視線がずれる

「急性内斜視」になる子供が増えています。

スマートフォンやゲーム機などの使いすぎが
原因となっている可能性が指摘されていますが、
実際はどうなのでしょうか?

そこで今回は、
子供の急性内斜視とはなんなのか、

また予防の方法や対策について
お伝えしてまいります。

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子供に増えている急性内斜視とはなに?

一般的にスマホを使う時、
目からの距離は約20センチまで近づきます。

近くの物を見る場合、
両目は内側に寄り、

ピントを合わせようと
瞳孔が小さくなって、

レンズにあたる水晶体は
大きく膨らみます。

画面が小さいため
視線の動きが小さくなく、

見続ける間は緊張した状態が続きます。

長時間使用を習慣的に繰り返すと、

目がこうした状態に
適応してしまう可能性があります。

「スマホ斜視」の子供の実態を把握しようと、
日本小児眼科学会と日本弱視斜視学会は
2019年、調査を始めました。

アンケートに答えた医師371人のうち、
122人が2018年の1年間に

スマホなどの使いすぎが原因とみられる
急性内斜視の子供や
若い患者がいたと回答しました。

今後は200人規模で患者を
登録して詳しく調べる予定で、

どういう子供にリスクが高いのかなどに
ついて解明していくとのことです。

●各機器と目の距離の比較
スマホ 20センチ
書籍    30センチ
パソコン    50センチ
スマホは目からの距離が近い

子供に増えている急性内斜視の予防や対策は?

スマホ斜視を予防するには、
30分間使ったら5分間休憩して遠くを見たり、

スマホとの距離感を意識して
30センチ以上離して使ったりすることが大切です。

立体的に感じられる3D(3次元)や、
コンピュータが作り出した

架空の世界を楽しむVR(仮想現実)の映像も
影響が懸念されています。

錯覚を利用したこれらの技術は
目を内側に向かせる力がさらに強いうえ、

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子供の脳は未発達なため、
目と脳の成長に悪い影響を
与える可能性もあります。

このため、メーカー側は、
受取的に年齢制限を設けています。

3D映像を楽しめる携帯ゲーム機
「ニンテンドー3DS」を販売する任天堂

「6歳以下は3D映像を表示しない設定にしてください」と
取扱説明書に明記しています。

VRを体験できるゴーグル型の端末
「プレイステーションVR」を販売する

ソニー・コンピュータインタラクティブエンタテインメント
「対象年齢は12歳上」として注意を呼びかけています。

3D(3次元)やVR(仮想現実)映像にも注意
・錯覚を利用した3DやVRは目を内側に向かせる力が強い
・両目で立体的に見る能力は幼少期に発達
  
予防法
・30分ごとに5分休憩して遠くを見る
・スマホよりタブレット端末、
 ゲーム機は携帯型より、テレビに
 つなぐ据え置き型の方が目にやさしい
・スマホは30センチ以上離して使う

●各メーカーがルールを策定
3D「ニンテンドー3DS」任天堂
「6歳以下は3D映像を表示させない」
VR「プレイステーションVR」
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
「12歳未満には使用させないで」

まとめ

いかがだったでしょうか?

スマホなどのデジタル機器は、
子供の成長段階に応じた
付き合い方が重要です。

記事でもお伝えしたように、
子供の脳は未発達なため、

斜視だけではなく他の影響を考えて
十分に注意してくださいね。

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