子供の昼間のおもらしはなぜ起きる、治す方法や 改善するには?

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子供の昼間のおもらしはなぜ起きる、治す方法や 改善するには?

子育てをしているとなかなか思うように
成長してくれないことってありますが、
昼間のおもらしもその一つですよね。

そこで今回は、
家庭でできる治療や改善方法について
お伝えしてまいります。

  

子供の昼間のおもらしはなぜ起きる?

排尿は脳からの指令で
コントロールされています。

尿がたまって膀胱が膨らむと、
脳にその情報が伝わります。

脳は勝手に排尿をしないように
我慢してという指令を出して、

膀胱が縮まったり尿道が
緩んだりすることを抑えます。

トイレに入って準備が整うと、
この指令は解舒されます。

おもらしは、このような
脳の働きが未熟なことが
主因とされています。

膀胱の機能を調整する神経が発達し、
膀胱の容量も大きくなるに伴って、
一般的には5歳頃になくなります。

しかし個人差が大きく、
小学生約7000人を対象に行なった調査では、

全体の約6%で月1回以上、
昼間のおもらしがありました。

トイレに駆け込んだり、
脚を交差させてモジモジしたりするのが
典型的なサインです。

おねしょ(夜尿症)や
便秘があるケースも多く、

下着が湿る程度で保護者が
気づけないこともあります。

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子供の昼間のおもらしを治す方法や 改善するには?

日本小児泌尿器科学会は適切な
治療のための診療手引と

保護者向けの解説を作成し、
ウェブサイトに公開しています。

生活習慣の見直しを中心とした
「行動療法」の重要性を強調して、

保護者向けには、家庭でできる
トレーニングを分かりやすく紹介しています。

尿意がなくても約2時間おきに
トイレに行くことを繰り返すと、

膀胱に尿が少したまったことを
感じ取れるようになります。

時間をかけて、おしっこを
出し切ったことを意識させることも大切です。

強い尿意が消えると、
途中で排尿をやめる子がいるためです。

膀胱にためられている
尿意を増やすため、夕方までに

1日500ミリリットル以上の水分を取るようにし、
便秘の解消を図ることも重要です。

小学校2年生の女の子のケースでは、
毎日数回のおもらしがありましたが、
検査で異常はありませんでしたが、

医師からはまで十分に尿が
貯められていないと説明されました。

そこで膀胱が縮まるのを
抑える薬を併用し、

水分摂取や時間を決めた
排尿の促しなどを開始しました。

当初は週2回は保健室で着替えが必要でしたが、
おもらしは次第に減っていきました。

おもらしには、神経や尿道の病気、
発達障害、精神的ストレスなどが
関係している場合もあります。

小学校に入学後も続く場合は
医療機関に相談したほうがよいでしょう。

学会のサイトでは、
小児泌尿器科を専門にする
医師を紹介しています。

●家庭でできるトレーニング
・約2時間に1回、尿意がなくても
 おしっこさせる
・時間をかけて、おしっこを出し切る
・少なくとも1日500ミリリットルの
 水分を取る(夕方までに)

ただし
・小学校に入学してもおもらしがある
・半年前と比べて頻度が変わらない、
 また増えている
・トレーニングをしても
 2時間もたずにおもらしする

まとめ

いかがだったでしょうか?

放っておけば大丈夫という楽観論や、
厳しいしつけでは治りませんので、
各ご家庭で適切に対処してくださいね。

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