インフルエンザ肺炎とマイコプラズマ肺炎の違い 症状や併発の危険性

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インフルエンザ肺炎とマイコプラズマ肺炎の違い 症状や併発の危険性

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この寒い時期には
インフルエンザの流行が懸念されますが
風邪がなかなか治らす長引いたり、

インフルエンザの予防摂取を
事前にちゃんと受けているのにも関わらず、
風邪症状が強く出る場合には

インフルエンザではなくマイコプラズマ肺炎を
疑ったほうが良いかもしれません。

そこで今回はインフルエンザと
マイコプラズマ肺炎の違いや
併発した時の危険性、
その症状ついてお伝えします。

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インフルエンザ肺炎とマイコプラズマ肺炎の違い

まず最初に、私達が普段耳にする

インフルエンザによる肺炎とマイコプラズマ肺炎は

どこがどう違うのでしょうか? 

インフルエンザ肺炎は基本的に
インフルエンザの二次感染によって
引き起こされるものです。

その原因としては
インフルエンザの発症によって
喉や気道に炎症が起こり

気道の表面が荒れて細胞が壊れ
感染病に対する防御が弱くなるため

インフルエンザ菌や肺炎球菌などの細菌に
感染してしまい発症にいたります。

対してマイコプラズマ肺炎は、
肺炎マイコプラズマという細菌によって
引き起こされる呼吸器感染症です。

一番の違いはインフルエンザ肺炎が
老人など身体の抵抗力が落ちた人に感染するのに比べ

マイコプラズマ肺炎は就学前の子供や
未成年の発症が圧倒的に多く

学校などの環境で人を介して流行することから
うつる肺炎と呼ばれています。

肺炎球菌による肺炎とは
異なる種類の肺炎であることから
非定型肺炎とも呼ばれています。

幼児や学生など若者の罹患率が8割を越えていますが
成人も罹患しないわけではなく、大人になってから
何度も感染するケースも報告されています。

インフルエンザ肺炎とマイコプラズマ肺炎はどんな症状

インフルエンザ肺炎とマイコプラズマ肺炎は
その症状において大きな違いは少なく、

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特に初期症状は、発熱や頭痛や咳、胸の痛みや
倦怠感など診断による判断を困難にしています。

症状が長引いて悪化すると
初期の乾いた咳から次第に痰がからみだし、
時には血痰を伴うこともあります。

その後も咳は発熱が治まったあとも
1ヶ月以上続くことも珍しくないので注意が必要です。

インフルエンザ肺炎の場合は
この咳症状が悪化し
痰の色に黄色や緑が混ざりだして
呼吸器が苦しくなるのに対して

マイコプラズマ肺炎の場合は吐き気や嘔吐、
下痢などの消化器にその症状が表れます。

さらに症状が進行すると中耳炎や鼓膜炎、
髄膜炎や脳炎、心筋炎やギラン・バレー症候群など
重い合併症を引き起こすことさえあります。

インフルエンザ肺炎とマイコプラズマ肺炎が併発したらどうなる?

インフルエンザ肺炎は
この記事の最初にお伝えしたように
インフルエンザの二次感染として起こりますので、

閉鎖的な環境で流行する
マイコプラズマ肺炎を併発する可能性は高くないのですが

マイコプラズマ肺炎が重症化した場合には
肺炎菌やインフルエンザ菌などの
呼吸器感染症を起こしやすい
一般細菌の混合感染を引き起こすことがあります。

この場合には、
前の章で触れたような合併症を引き起こし
最悪の場合は無気肺と呼ばれる
気管支が塞がれて肺呼吸ができなくなる状態にもなります。

したがって、
そうなる前に医師のもとで適切な診断と
治療を受けるようにしましょう。

まとめ

普段、インフルエンザの予防には熱心でも
マイコプラズマ肺炎は全く気にしていない方も

多いと思われますが、重症化した時には
インフルエンザと変わらない危険性があるので、
感染したときのことを考えて頭のすみにおいておきましょう。

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