高齢ドライバーが入っておきたい補償や特約、ドラレコが付いた保険は?

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高齢ドライバーが入っておきたい補償や特約、ドラレコが付いた保険は?

万が一、事故を起こしてしまった時に
備える自動車保険ですが、

運転歴が長くなって、
いつも同じ内容で更新している
という方はいないでしょうか?

昨今は全国で高齢者による
交通事故が相次いでいますよね。

そこで今回は、高齢ドライバーが
入っておきたい補償や特約付きの保険や

ドライブレコーダー付きの
特約についてお伝えしまいります。

  

高齢ドライバーが入っておきたい補償や特約は?

自動車保険には、
必ず加入しなければならない自賠責保険
(自動車損害賠償責任保険)と、

個人で判断して契約する
任意保険があります。

高齢ドライバーで
「近所しか運転しないから」

任意保険にはいらない人も見かけますが、
運転する限り、絶対に入ってください。

自賠責は被害救済のための最低限の補償で、
死亡で3000万円など上限も決まっています。

さらに、物を壊した損害は対象外で、
任意保険でリスクに備えるのが大前提です。

任意保険を検討する際は、
「他人のための補償」

「自分のための補償」に分けて
考えるようにしましょう。

「他人のための補償」には、
相手を死傷させた場合の対人賠償と、

車や建物などを壊した
場合の対物賠償があります。

共に、補償額は無制限が基本です。
 
死亡事故を起こしたり、
建物を壊したりした場合、

1億円を上回る賠償を
求められることもあます。

道路沿いの店舗に
突っ込むような事故も起こりえ、
損害額は予測できません。

保険料を惜しんで、
取り返しがつかない事態に
ならないようにしてください。

「自分のための補償」としては、
治療費などに使え、

示談交渉の決着を待たずに
受け取れる人身損害補償を
付けると安心です。

補償額3000万円程度を
目安に検討するとよいでしょう。

損害保険ジャパン日本興亜の
商品で試算すると、

割引率が最大の
優良ドライバーが軽乗用車で

対人・対物の補償を無制限として、
3000万円の人身傷害補償を付けた場合、

年間の保険料は
60歳で約2万900円、
70歳で約3万4000円、
80歳だと約3万8000円
で、

一般に、高齢になるほど
保険料は上がります。

希望の条件だと保険料が
高くなりすぎてしまう場合は、

「自分のための補償」を
見直すことが選択肢となります。

自分の車の修理に使う車両保険は、
古くて時価の低い車では
優先度は高くありません。

人身傷害補償を契約するなら、
内容が近い搭乗者障害保険は
必須ではありません。

自分の損害額は、
ある程度予測でき

予算オーバーなら、
こうした補償のカットも
検討してみるとよいでしょう。

●自動車保険の考え方
自賠責保険(強制加入)
最低対人補償

任意保険
(個人で判断する) 特約のポイント

他人のための補償→損害額は予測できない。
・対人賠償保険  保険金額は「無制限」が基本
・対物賠償保険

自分のための補償→損害額は予測できる。
・人身傷害    家計から考え、不要な場合は
 補償保険    カットも検討
・搭乗者
 傷害保険
・車両保険

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高齢ドライバーが入っておきたいドラレコが付いた保険は?

高齢者の心配事に対応した任意保険には、
運転状況を記録する

ドライブレコーダー(ドラレコ)を
特約で付けられる商品があります。

契約者に貸し出される
ドラレコが自己の衝撃を検知すると、

自動でコールセンターに通知したり、
事故時の映像を保存してくれたりするのが基本です。

逆走や車線をはみ出すような
危険な運転をした時に警告してくれるほか、

運転診断機能もあり、
家族が高齢ドライバーの普段の運転の
安全度を確認するという活用法もできます。

特約を付けることができる
個人賠償責任保険も重要です。

車の運転以外の日常生活で負った
損害賠償責任についても補償され、

認知症の高齢者が線路内に立ち入り、
列車の運行に遅れが生じた場合の
損害賠償も対象になりえます。

家族が損害を与えた場合も
補償の対象になり、

火災保険などでも付けられるので、
一家で一つの「無制限」で入っておけば安心です。

●ドライブレコーダー特約の例
商品名           特約保険料(月額)

ドライブエージェント パーソナル  650円
(東京海上自動火災保険)

ドライヒング!           850円
(損害保険ジャパン日本興亜)

GK見守るクルマの保険        850円
(三井住友海上火災保険)

タフ・見守るクルマの保険      850円
(あいおいニッセイ同和損害保険)

まとめ

いかがだったでしょうか?

高齢ドライバーの中には、
補償内容を細かく検討せず、

前回と同じ内容で契約を
更新してしまう人もいます。

高齢の親の運転を
心配しているお子さんは、

自動車保険の更新時に、
一緒に検討してあげてくださいね。

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