お米のおいしい炊飯器での炊き方や銘柄の選び方、正しい保存方法は?
日本人の主食といえばお米ですよね。
毎日のように食べているこのお米ですが、
正しいお米の知識を
どれぐらい知っているでしょうか?
そこで今回は、お米のおいしい炊飯器での
炊き方やお米の銘柄の選び方、
お米の正しい保存方法について
お伝えしてまいります。
お米のおいしい炊飯器での炊き方は?
1.お米はきちんと計量する
2.研ぎ洗い
・お米が入ったボウルにたっぷり水を入れて、
さっとかき混ぜてから水を捨てます。
※無洗米の場合はこれだけでOK→3.へ
1回目は軽くなじませる程度でかまいません。
肌ヌカまで吸収してしまいます。
・「水をためて4~5回かき混ぜ、研ぎ汁を捨てる」を
4回ほど繰り返します。
透明になるまで繰り返さなくてもかまいません。
やさしい力加減で洗いましょう。
力を入れすぎるとお米が割れてしまい、
パサパサ食感の原因になります。
3.お米を30分~1時間水に浸してから炊く
時間を置くことで、炊き上がりの柔らかさが増します。
※水を目盛りより少し多く入れると柔らかめに、
少なく入れると固めに炊き上がります。
4.炊きあがったらすぐに炊飯器のふたを開けて水分をとばす
5.空気を入れるようにしてしゃもじでご飯をほぐす
6. 蒸らして完成
ここ数年で増えている「無洗米」ですが、
「無洗米」とは研ぎも洗いもせずに
炊けるお米のことをいいます。
精米したお米の表面は、まだ粘着性の
強い肌ヌカが残っている状態なので、
炊く前に研ぎ洗う必要がありますが、
無洗米はその肌ヌカをあらかじめ
工場で取り除いたお米です。
精白米に慣れていると、
研ぎ洗いせずに炊くのは
抵抗があるという人も多いと思いますが、
無洗米は洗うとかえって
旨味をうばってしまう原因になるので、
研ぎ洗いする必要がありません。
●メリット
・研ぎ洗いする必要がないので誰が炊いてもムラがなく、
いつもおいしいお米を食べられる。
・手間が省けて時短につながる。
忙しい人にもおすすめ。
●デメリット
・精米に比べると、少し割高。
お米の銘柄の選び方は?
人気がある品種は、
時代によって変化しています。
今人気があるのは「コシヒカリ」や
「ゆめぴりか」、「ひとめぼれ」などの
柔らかくて甘みのあるお米です。
また、関西方面では
北陸地方のお米を好む傾向があり、
石川県産のお米は若年層からの人気が高く、
福井県・富山県産のお米は、
高齢層から人気が高いという傾向もみられます。
●お米の味分布
甘み
クラウン米 安曇野 ↑ 富山コシヒカリ 新潟岩船
コシヒカリ 北海道 コシヒカリ
ゆめぴりか 新潟コシヒカリ
森のくまさん
↑
固め← 滋賀みずかかみ ←宮城つや姫→ 能登米 宮城 →柔らかめ
↓ コシヒカリ ひとめぼれ
北海道 秋田
ななつぼし あきたこまち
↓
あっさり
同じ品種でも産地によって味が変わるため、
好みで選ぶのがおすすめです。
たとえばコシヒカリの場合、
長野県産は昼夜の寒暖差が大きいため、
他の産地に比べて固めの食感が特徴です。
●料理別のおすすめの銘柄
丼もの:あっさりした味わいで、和食との相性が良い「あきたこまち」。
粘りがあり粒が大きめの「ひとめぼれ」もよく合います。
あきたこまちと比べると味が濃いのが特徴。
酢飯:食感が固めで粒感があり、あっさりした味わいの
「ななつぼし」がぴったり。
カレー:食感が固めのお米
白米のみ:「ゆみぴりか」は粘りがあって味が濃いのが特徴。
おかずなしでも十分おいしく食べられる
お米の正しい保存方法は?
・保存期間は1ヶ月が目安です(冬場は2ヶ月)
・風通しがよい冷暗所で保存しましょう。
シンク下は湿気が多く、カビが生える可能性があるので気をつける。
・洗剤などにおい移りするもののそばに置かないようにしましょう。
・冷蔵庫で保存する際は水気に注意する。
ドアの開け閉めが多いと、水滴が溜まりやすくなります。
・米びつやハイザーに入れるのがおすすめ。
米袋のまま置いていると、穴から虫が入ってしまうこともある。
※新しく購入したお米は継ぎ足さず、
容器を洗ってから入れるようにする
新米なのに虫がわいていたら、
古いお米が残っていた可能性が考えられます。
では、そもそも「新米」とは
どのようなお米を指すのかご存知でしょうか?
実は新米と呼ばれるのは
その年にとれたお米だけで
次の年をむかえると、新米とは呼びません。
お米の収穫時期は産地や
銘柄によって異なりますが、
早いところ8月頃から始まります。
そのあと市場に出回るため、
私たちが新米を買えるのは、
8月から12月までの期間になります。
前年収穫されたお米は
「古米」と呼ばれ、
20~30年前まで古米は
おいしくないと言われていましたが、
しかし今では秋に収穫したお米は
すぐに低温で管理された倉庫でほ感されるため、
時間が経っても劣化しづらく、
新米と古米に大きな差はなくなりました。
そのため一年中おいしいお米が
食べられるというわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
秋は実りの季節といいますが、
せっかく取れたばかりの新米を
食べられる限られた時期ですから、
できる限り美味しく
お米を食べたいものですよね。
今回お伝えしたお米の炊き方や
選び方を参考にして、
ぜひ美味しいご飯を楽しんでくださいね。
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