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節分そばの由来はどこから?その風習や地域とレシピをご紹介

節分では最近はもっぱら恵方巻きといって
巻きずしを食べる習慣が定着していますが、

実は巻き寿司よりももっと昔に
定着していた食べ物があったことを
ご存知でしょうか?
今回はその食べ物 節分そばについて
掘り下げてまいります。

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節分そばの由来はどこから?

節分そばというのは、ずばり節分にそばを食べることを指していますが
いつどこから始まったのでしょう?

そもそも節分とは季節の変わり目のこと

立春、立夏、立秋、立冬

それぞれの前日のことをいいます。

ですので、本来節分は一年に4回あるのですが、

立春の前日は大寒の最終日にあたり
冬から春への節目の日として強く意識されているため

この日を特に節分と呼ぶようになりました。

そのため江戸時代には大晦日ではなく
立春の節分を年が改まる本当の年越しとする習慣があり、

そこから節分に食べるそばを年越しそばと呼んでいました。

ですから、本来の年越しそばは節分に食べられていて
大晦日にそばを食べてそれを年越しそばと呼んでいるものは
いまのところ見つかっていません。

では、なぜ節分そばが廃れて
大晦日に食べる年越しそばが定着したのか
次の章ではさらに掘り下げますので
引き続きお付き合いください。

節分そばの風習とその地域は?

本来の年越しそばである節分に食べるそばが
なぜ大晦日に定着してしまったのか?

それは当時のそばの流通事情が強く関係しています。

新そばの収穫時期は8~10月
旧暦では7~8月にあたり、

その収穫されたそばを
『新そば』という触れ込みで売り出せるのは
地域によっても差はありますが、
せいぜい11~12月中までです。

そのそばを年が明けた次の年まで
『新そば』として売り込むのは
いくらなんでもためらいがあり、

初物好きの江戸っ子とは
いえいい加減に飽きがきています。

そこで収穫した年に新そばの在庫を
『新そば』として
まとめて始末するために考え出されたのが

『年越しそば』の時期をずらすことです。

そうすれば節分に食べるそばを
『節分そば』という新しい縁起物として売り出せるうえ、

売れ残っているそばを『年越しそば』として
新そばと同じ値段で売れば利益も上がるというわけです。

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そうしてできた売り文句が

みそかそば 残ッたかけは のびるなり

という1805年(文化2年)にできた川柳です。
            
この川柳の意味は、 

借金の掛取りをやり過ごしたお祝いに食べる晦日蕎麦は素晴らしい

という思いを

かけ(かけそば、売掛)

のびる(麺がのびる、期日が延びる

にかけた川柳です。

これが大評判になり、いつしか年越し蕎麦と言えば
大晦日に食べるものとして定着し節分そばの習慣は
今ではすっかり廃れてしまいました。

しかし、蕎麦どころである
出雲地方(島根県)や信州地方(長野県)では

新そばを商品として販売する商人よりも
生産者である蕎麦農家の方が多いため

これらの地域では今でも節分に
そばを食べるという風習が残っているというわけです。

節分そばのレシピ

ここではご家庭で簡単に作れる
温かいそばのレシピをご紹介します。

2人前
そば(乾麺) 200g
水      100g
醤油      58g
みりん      16g
砂糖       13g
鰹節     4~5g
出汁昆布     5g
いわし      2尾

水      600g

1.醤油、みりん、砂糖、鰹節、出汁昆布と水100gを
 鍋に入れてひと煮立ちさせます。

2.そこに手開きして背骨をとったいわしを加え、
 2~3分中火で煮て火が通ったらコンロの火を消して
 しばらく置いて冷まします。

3.いわしを取り出して別にとっておき
 残った醤油ダレをキッチンペーパーなどで濾します。

4.あとはそばをゆでて丼に盛り、濾した醤油ダレに
 水600g加えて温め丼に盛ったそばにそそぎ
 煮ておいたいわしをのせれば出来上がりです。
 お好みでねぎや蒲鉾を加えても良いです。

ニシンそばを節分に食べるイワシでアレンジしてみました。

めんつゆを使えばもっと簡単にできますが、
なくても手軽にそばつゆができるので
めんつゆが切れている場合や、
お家にない場合は是非お試しください。

まとめ

今まで当然のように年越しそばを食べてきたので
節分そばの由来を知って驚かれた方も多いと思います。

そんな方も本来の意味である節分の日に
節分そばを食べて一年の健康と安全を祈願してみませんか?。

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