はしご受診とはなに、デメリットや費用は?

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はしご受診とはなに、デメリットや費用は?

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「医者と相性がよくない」
「診断に納得できない」
「処方薬が効いていないように思う」
など、

最初に受診した医療機関に
不信感を持って、

別の医療機関を転々とした
経験はないでしょうか?

そこで今回は、そのような
「はしご受診」とはなにか?

そのデメリットや費用について
お伝えしてまいります。

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はしご受診とはなに、デメリットや費用は?

ひとつの医療機関に通う
「通常受診」に対して、

医療機関を次々に変えることを
「はしご受診」または、
「重複受診」と呼びます。

はしご受診には、
デメリットがいくつもあり、

3割負担の大人が受診する場合、
通常受診なら、初診は860円で、
2回目以降は再診料は220円となります。

一方、医療機関を転々とする
はしご受診は、

それぞれの医療機関ごとに
初診料が860円かかります。

三つの医療機関を
受診すると計2580円で、
通常受診の2倍近くなり、

各医療機関で受けた
検査の費用も加わります。

国民の医療費は現在、
総額約43兆円にのぼり、

そのうち外来にかかる
費用は34%を占めます。

1回の窓口の支払い1~3割でも、
残りの医療費の財源は、

ほとんどが国民や
事業主が支払う保険料です。

はしご受診をはじめ、
無駄な医療費を抑えることは
国の医療費削減につながります。

デメリットはお金だけではありません。

例えばエックス線検査など、
同じような検査を毎回受けると
体の負担になりますし、

似たような薬をもらって、服用の仕方を
間違えてしまう危険もあります。

では、受診した
医療機関に不満があった時、
どうすればよいのでしょうか?

国や健康保険組合などは、
健康相談にも乗り、

必要に応じて専門家の
医療機関も紹介する

「かかりつけ医」を持つことを勧めています。

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かかりけ医なら、
治療中の相談に応じてくれます。

病は必要な医療を適切に受けることが
なにより大切ですので、

医療の上手なかかり方を知りましょう。

はしご受診は、
セカンドオピニオン(別の医師の意見)を
受けることとは違います。

セカンドオピニオンは、
重い病気などの治療方針を決める時に、

最善の治療法にたどり着くために
主治医以外の意見を聞くことです。

主治医から検査データなどをもらう際は、
情報提供料として1500円
(3割負担)がかかります。

●通常受診とはしご受診の費用の比較
通常受診         はしご受診
(同じ医療機関を受診) (3医療機関を受診)
初診料860円      A病院で初診料860円
(+検査料など)    (+検査料など) 
再診料220円      B病院で初診料860円
            (+検査料など)
再診料220円      C病院で初診料860円
            (+検査料など) 
1300円       2580円
(+初回検査料など)  (+3医療機関での検査料など)

まとめ

いかがだったでしょうか?

お医者さんの診断に
納得がいかなかったり、

対応に不信感を持つことは
少なくありませんが、

その度に病院や医師を
変えていては費用だけではなく、

体にも負荷がかかってしまいますので、
できるだけそのようなことは
避けてくださいね。

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