引き出し収納の整理整頓のコツは?

生活

引き出し収納の整理整頓のコツは?

引き出しにしまい込むうちに、
気がつけば物があふれて、

何が入っているのか
分からなくなっている方も多いと思います。

そこで今回は引き出し収納の
整理整頓のコツについて
お伝えしてまいります。

  

引き出し収納の整理整頓のコツは?

部屋を片づけたいけど、
散らかったものをしまう場所がない...

そんな時に、新たに収納棚や
収納ケースを購入するのは避けましょう。

収納場所を増やせば増やすほど物が増えて、
部屋が乱雑になっていくからです。

そのため、まずはしばらく開けていない
引き出しを整理するところから始めてください。

最初に、リビングやキッチンなど
片づけたい部屋の引き出しから、
中身を全部出して床に並べてみましょう。

昔の書類、書くにくくなったペン、
着なくなった服、
めったに使わない調理道具などなど。

しばらく開けていない引き出しだと、
中身のほとんどが、

今は使っていない物であることに
気づくかもしれません。

●整理の方法
こうして取り出した物を
一つ一つ手に取り「使っている物」と

「使っていない物」に分けて、
使っていない物を処分すれば
引き出しに空きペースができます。

とはいえ、使っていなくても、
手に入れた時に高価だったり

思い入れがあったりする物は、
捨てられないのが人情ですよね。

作業の手が止まってしまう場合は、
使っている物、使っていない物に、
「保留したい物」を加えて、三つに分類します。

迷って時間を無駄にしたり、
捨てることへの罪悪感を
持ったりすることなく作業が進められます。

「保留」に分類した物は箱などに入れて、
リビングやキッチンの隅など、
目につく場所に置いておきます。

押し入れなど見えないところに
しまい込むと、

存在を忘れて、ずっと
そのままになってしまいますので、

時々目にすることで、
保留した物と向き合ってください。

保留箱に入れたまま、
一ヶ月触れなかった、

三ヶ月たっても使わなかった
などと自覚するうちに、

ある時「捨てよう」と
決断できるようになります。

こうして生まれた引き出しの空きスペースに、
散らかっている物をしまえば、
部屋も片づきます。

部屋に散らかっている物は大抵、
今使っている物でしまう場所がないため
出しっぱなしになっています。

年末の大掃除など時間がある時は、
引き出しの中の整理から始めると、
散らかりにくい部屋になります。

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●選び方
引き出しに入れたはずのものが見つからない...

誰しも引き出しの中身をかき分けて、
入れたはずの物を捜した
経験はあることでしょう。

大きな引き出しがあると、
何でもかんでも放り込んで
しまいますが、

小さな物が底の方に埋もれて
行方不明になってしまいがちです。

入れる物の大きさに合わせて、
引き出しの深さを選ぶことが大切です。

例えば、スプーンやフォーク、
化粧品、文房具といった小さな物なら、

深さ10センチ未満の
浅い引き出しに入れ、

種類や大きさに合わせて仕切りを作れば
行方不明になりにくくなります。

ニットやタオルなどのかさばる物は、
十分な深さのある引き出しにしまえば、

内側に引っかかって
引き出せなくなる事態を避けられます。

物の使用頻度にも気を配って、
よく使う物は、使いたい時に

すぐに取り出せる
ベストポジションにしまってください。

ここでのベストボジションというのは、
背伸びをしたり、しゃがんだりしなくても

すぐに取り出せる
目から腰丈ぐらいまでの高さのことです。

調理器具であれば、菜箸やお玉のように
頻繁に使う物をキッチンの

ベストボジションにある
引き出しにいれましょう。

出し入れがスムーズにでき、
調理の負担を減らすことにもつながります。

時々しか使わない調理器具は
下の引き出しや、
上方の棚などに入れておきます。

同様に、散らかりがちな
子供のおもちゃ学用品は、

子供の身長に合わせた
ベストポジションに収納すれば、

自分で出し入れできるようになり、
片づけの習慣を身に付ける
きっかけにもなります。

また、引き出しに
詰め込み過ぎないようにするのもポイントです。

詰め込めるのは90%ぐらいにして、
10%のスペースは空けておきましょう。

パンパンに詰まった引き出しは、
物を取り出しにくいだけなく、

物を戻す時にも押し込んだり、
寄せたりと手間がかかります。

戻すのが面倒になって
元の引き出しに戻さず、

その辺りに放置してしまう
可能性も高くなります。

ほんの少し空いたスペースをつくることで、
出し入れの労力がぐっと減って、
結果として部屋が散らからなくなります。

こうして、何をどの引き出しに
収納するかが決まったら、

あとは、日々の生活の中で、
出したら元に戻すことを意識していきましょう。

●維持する方法
引き出しや棚をきれいに整理しても、
時間がたつと散らかった状態に
戻ってしまいがちなので、

何を入れたのか分かるように、
引き出しにラベルを貼りましょう。

例えば、片づけた時に
「文房具の引き出しにする」と
決めたとしても、

時間の経過とともに、
その意識が薄れることがあります。

レシートや書類など別の物を
つい押し込んでしまって、
ゴチャゴチャになりがちです。

例えば、ここは文房具の棚と
ラベルを貼ることで、

それが抑止力になって、
他の物を入れにくくなります。

また、ラベルがあることで、
何がどこに収納されているか
わかるようになるので、

家族みんなが片づけをしやすくなる
というメリットもあります。

半透明の素材でできた
引き出しを使って、

中に何が入っているか
一目見てわかるようにするのも一つの手です。

油性ペンはこちら、
ボールペンはあちらなどと
細かく分類しすぎると、

家族が元通りに
収納できなくなったり、

どこに何があるのか
分からなくなったりするので、

あまり複雑にならないように
収納するのもポイントです。
 
収納は、家の中で最も片づけが
苦手な人に合わせましょう。

ラベルの文字を英語で書いてしまうと、
幼い子どもには読めないので、

ひらがなやカタカナで
わかりやすく書いておけば、

子供が自分で片づけられるようになります。

忙しくてなかなか片づけが
できない家族がいるなら、

色で感覚的に収納場所が
分かるようにするとよいでしょう。

夫の物は青、妻の物は赤などと決めて
ラベルの色を変えたり、

引き出しの縁にその色の
マスキングテープを貼ったりすると、
わかりやすくなります。

文字を読むよりも負担が軽いので、
片づけられやすくなります。

収納しやすい環境が整ったら、
物を増やさないように気を付けましょう。

セーターを入れる引き出しを決めたら、
その引き出しに入る分だけを
持つようにしましょう。

「1枚ぐらい増えてもいいか」と
引き出しの隙間に押し込むのではなく、

1枚買い足したら、
着なくなった1枚を手放すようにします。

「シャツを10枚までしか持たない」などと
きりの良い数字にしておくと、
11枚目を手放しやすくなります。

買い物をした分だけ手放すという
「循環」がうまく身につくと、

リバウンドをしない片づけが
できるようになるので、

物が多くて悩むストレスからも
解放されるはずです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

物の大きさや使う頻度に合った
引き出しに収めることができれば、

日々の片付けも楽になりますし、
そのためにはきれいな状態を
保つことも大切ですよ。

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