ペット保険の選び方や高齢化に対応した商品は?
近年はペットの高齢化が進み、
犬や猫などの病気やケガに備える
ペット保険の種類も増えています。
商品によっては補償の対象などが
異なっているため、
内容をよく理解して
契約する必要があります。
そこで今回は、ペット保険の選び方や
高齢化に対応した商品について
お伝えしてまいります。
ペット保険の選び方や高齢化に対応した商品は?
人間には健康保険制度がありますが、
ペットは医療費の全額が飼い主の負担で、
ペット保険は、医療費の
一定割合が補償されます
損害保険会社や、
保証金が少額で契約期間に制約ある
「少額短期保険会社(少短)」など
約20社が扱っています。
契約にあたっては、
ペットのケガや病気での医療費が
どのくらいかかるか、
どこまで治療するかなどを
考えておきましょう。
また、手術する数十万かかることもあり、
犬、猫とも腫瘍や歯周病、
さらに猫は尿石症にかかることも多く、
高齢になれば心臓病なども増えます。
●手術で保険金請求が多い傷病の順位
犬 猫
腫瘍 1. 異物誤飲
歯周病 2. 腫瘍
骨折 3. 歯周病
異物誤飲 4. 尿石症
膝蓋骨脱臼 5. 骨折
商品によってペットの種類や
補償対象、補償割合などが異なります。
新たに契約する場合、
対象年齢は0歳から
7、8歳までが多く、
1年単位で契約し、
更新していくのが一般的です。
保険金は、年間の補償限度が決まっていて、
通院から入院、手術までを対象とする
「総合補償型」は、
かかった医療費に対して、
保険金の補償割合を70%
または50%とするものが多いです。
通院の場合、保険金は1日最大で
5000円から制限なしでまであり、
支払い対象となる日数に
上限のある商品もあります。
一定額の医療費までは保険金が出ない
免責金額を定めているタイプや
一定額の医療費までは
保険金が出ない免責金額を
定めているタイプもあります。
補償対象を手術や入院に特化して、
その分、保険料を低めに抑えた
「特化型」の保険もあります。
また、動物病院にかかった際に、
会計時に保険金が差し引かれるタイプと、
いったん支払い、費用明細または
診断書を添えて保険金申請を行って、
査定を経て保険金が契約者の口座に
振り込まれるタイプもあります。
アニコム損害保険は、
無料通信アプリ「LINE」で、
保険金請求ができる
サービスを用意しています。
●ペット保険の例
総合保障型
会社名 アニコム損保 日本アニマル SBIいきいき少短
倶楽部
商品名 どうぶつ健保 プリズムコール SBIいきいき少短の
ふぁみりぃ (プレミアム ペット保険
オレンジプランⅡ)
補償対象 通院・入院・手術にかかった費用
補償割合 70%または50% 100% 70%または50%
新規契約年齢 0~7歳11ヶ月 生後60日~ 生後2ヶ月~
(犬、猫) 9歳未満 11歳11ヶ月
特徴 窓際精算、LINEで 年間限度額があり。 年間支払回数、
保険金請求ができ 葬祭費用も補償 日額に制限なし
鳥類やウサギなど (年間限度額あり)
のプランも
特化型
会社名 アイペット損保 au損保
商品名 ペット手術費用保険 ペットの保険
うちの子ライト (通院なしタイプ)
補償対象 手術と手術関連 入院と手術
の入院
補償割合 90% 70%または50%
新規契約年齢 0~7歳11ヶ月 生後30日~10歳
(犬、猫)
特徴 12歳11ヶ月まで 24時間無料で電話
新規契約できる。 相談できる「かかり
ネット申し込みで つけ」獣医師「ダイ
割引あり アル」を用意
●高齢化に対応
年生制限で高齢のペットでは
新規の契約が難しい状況ではありますが、
なかにはペットの高齢化に
対応した商品もあります。
アニコム損保は、
体の衰えが目立ち始める
8歳以上の犬と猫を対象に、
入院と手術に補償を特化した商品
「どうぶつ損保しにあ」を
2019年9月から提供しています。
入院は年間20日、
手術は年2回までが対象です。
SBIいきいき少額短期保険は、
新規契約できる年齢を
7歳11ヶ月から11対11ヶ月に引き上げました。
電話などでペットの
健康相談に応じるサービスや、
契約者に対して、
腸内の細菌群(フローラ)を
測定して健康チェックができる
サービスを行う会社もあり、
病気の予防に取り組む動きもみられます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
小まめに通院したのか、
手術時の高額な出費に備えたいのか、
支払い方法がスムーズかなどを考えて、
比較検討してみてくださいね。
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