体罰によらない、体罰しない育児や子育てのポイントは?

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体罰によらない、体罰しない育児や子育てのポイントは?

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親の体罰禁止を定めた
改正児童虐待防止法が
2020年4月から施行されますが、

体罰は、こどもの発育への悪影響や
虐待につながる恐れがあります。

そこで今回は体罰によらない、
体罰しない育児や、

子育てのポイントについて
お伝えしてまいります。

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体罰によらない、体罰しない育児や子育てのポイントは?

公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が
2017年に、2万人を対象に行なった調査では、

「しつけのために体罰も必要」との回答が
57%に上りました。

子育て中の1030人の7割に、しつけとして
子供をたたいた経験がありました。

日本では、親の体罰を
容認する声はいまだに根強く、

ですが、専門家らの研究で、
子供が激しい体罰や暴言を受けると、

脳の発達に影響を及ぼしたり、
問題行動を起こすリスクが
高まったりすることが分かっています。

厚生労働相の担当者は
「しつけ」と称する

体罰が徐々にエスカレートして、
深刻な虐待を引き起こす恐れもあります。

法定化することで社会全体で
「体罰はいけない」という意識を高めて、
児童虐待を未然に防ぐ必要があります。

とはいえ、子育て中に、
子供が言うことを聞かないなど、

イライラしたり、
悩んだりする親は多くいます。

まずは、親が
「子供をたたかない、どならない」と
決めることが大切です。

その上で、育児中、
心や体に余裕がなくなったり、

イライラしたりするのはどんな時かを、
ノートに書き出して見ることをお勧めします。

例えば、
「朝、急いでいるののに、
 子供が靴を履きたがらない」などです。

そのような時には、
夫婦でノートを見ながら、
食事の準備や子供の世話などの

役割分担や時間の使い方を見直して、
心に余裕ができる工夫を
一緒に考えてみるとよいでしょう。

また、子供に接する際は、
子供の気持ちを受け止めることが大切です。

子供が「靴を履きたくない」と言ったら、
「履きたくないだね」と一度は思い受け止め、
理由を聞くと良いでしょう。

親に気持ちを受け止められると、
子供は大切にされていると感じます。

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友達とおもちゃの取り合いになった時は、
「貸してあげなさい」などと、
親が一方的に指示せずに、

どうしたらよいかを子供に問いかけて、
一緒に考えるととよいでしょう。

子供の頑張る姿勢を褒めることは、
子供の自信や望ましい行動にもつながります。

子供を叱らないですむ環境作りも心がけ、

薬や電化製品など子供に触ってほしくない物は、
子供が見えないところに置くなど工夫しましょう。

ストレスが爆発しそうな時には、
クールダウンする方法を見つけておくのも効果的です。

2019年4月、親の体罰や
暴言を禁止した条例を施行した東京都は、

冊子「体罰などによらない子育てハンドブック」を作成し、

「ゆっくり数を数える」
「好きな音楽をかける」など、
クールダウンの方法も伝えています。

●体罰によらない子育てのポイント
□まず、子供をたたかない、どならないと決める
□子供の気持ちや考えを受け止める
□問題行動をした場合、どうしたらいいかを
 子供と一緒に考える
□叱らないですむ環境づくりを心がける
□イライラする時の状況を書き出して、
 夫婦で家事分担などを見直す
□一人で抱え込まず、周囲に頼ったり相談したりする
□クールダウンする方法を見つけておく
 →深呼吸をする
 →子供の安全を確保し、
  子供から少し離れる
 →好きな音楽をかける

まとめ

いかがだったでしょうか?

育児を一人で抱え込むと、
感情的になったり、
体罰につながりやすいですが、

家族や行政への相談、家事代行や
子育て支援サービスの利用なとで、

親がリラックスできる時間を
作ってくださいね。

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