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遺言代用信託とはなに、その仕組みは?メリットとデメリットは?

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老後に備えた資産管理の手段として、
信託銀行を利用する人が増えています。

自分には縁遠いと思っている人でも、
最近は人生100年時代に

合わせた商品もありますので
選択肢の一つとなりえます。

そこで今回は、遺言代用信託とは
どのような仕組みで

どんなメリットやデメリットが
あるかについてお伝えしてまいります。

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遺言代用信託とはなに、その仕組みは?メリットとデメリットは?

信託銀行は、預金や貸付けなどの
銀行業務に加えて、

土地なども含め託された資産の管理や運用、
不動産の売買の仲介なども手掛けています。

様々なサービスがありますが、
全般として、資産に関するサービスを
提供してくれるところと考えてください。

銀行の中には、信託銀行とは
名乗っていなくても、

信託業務の免許を
取得しているところあります。

遺言書の作成や執行サポート、
相続の手続き代行といった

遺産整理も手掛けていることから、
信託銀行資産家が利用する、
というイメージが根強いですよね。

ですが、老後の人生が長くなる中、
ある程度のまとまったお金があれば、

相続対策に限らず、
自らの老後を支えたり、

守ったりしてもらえる
サービスが登場してきました。

その一例が「遺言代用信託」です。

信託銀行は、顧客から託された財産を運用し、
顧客の存命中は「2ヶ月に一度」など

事前に決めたタイミングで、
決めた金額を本人に支払います。

顧客が死亡してからは、
配偶者など事前にしていしておいた人に、
一時金や年金という形で支払います。

年金の支給がない月に
受け取るといったやり方で、

老後の生活を経済的に
安定させることができます。

この種の商品の多くは元本保証型で、
預けたうち、1000万円までの元本と
利息が保証されています。

遺言代用信託は、老後と死後の
両方をにらんだ対策ができることから、
商品として取り扱う信託銀行が増えています。

一般社団法人信託協会によると、
2012年度末に125件だった受託件数は、

2019年9月末時点で
約17万5000件で増えました。

相続だけが目的ではなく、
家族が利用を勧めやすいのも特徴で、

配偶者を一人残すことが
心配な方に向いています。

なお、これまでは、
預金口座の名義人が死亡すると、

遺産分割が終わるまで
凍結されることから、

葬儀などにかかる費用を確保する目的で、
遺言代用信託を利用する人も沢山いました。

しかし、2019年の民法改正で、
相続人は遺産分割前でも
預貯金額の3分の1に

法定相続割合をかけた額を
引き出せるようになりました。

同じ金融機関では
150万円が上限となりますが、
葬儀費用などに充てることができます。
 
振り込め詐欺などの特殊詐欺から財産を守る
「解約制限付き信託」も登場しています。

指定した親族などの同意がなければ、
託した本人もお金を引き出せません。

詐欺被害を防ぐだけでなく、
認知症などで判断力が低下した際への
備えとしても注目されています。

悪徳商法などの犯罪からもお金を守れます。

サービスごとに手数料や引き出し条件、
信託金額の範囲などが異なりますので、

パンフレットやホームページなどで
確認しておきましょう。

●遺言代用信託の仕組み
信←1.資金を託す       本人(委託者)
託←2.定時に定額を支払い   本人(委託者)
銀                ↓3.相続が発生
行→4.一時金や年金形式で支払い 遺族(受益者)
※商品により多少仕組みが異なる点もあります

信託銀行には遺言代用信託のほかにも、
老後に備えた様々な商品があります。

還暦贈与信託は、贈与税非課税枠
(年間110万円)を
利用した商品です。

資産を預かった信託銀行が、
子や孫への贈与の手続きを毎年、
代行してくれます。

2015年の相続税増税で
注目が集まります。

教育資金贈与信託は、
孫などへの教育資金贈与の
非課税枠(1500万円)を利用した商品です。

例えば、祖父母は贈与する孫の名義で、
来年3月までに専用口座を開いて入金します。

孫は教育費の領収書などを
提出して引き出す仕組みで、

節税と同時に、確実に教育資金として
使ってもらうことができます。

結婚・子育て支援信託も同様に、
1000万円の非課税枠を利用して、

孫などに結婚や出産、
子育てに必要なお金を贈与できます。

思わぬトラブルを避けるため、
専門家に相談するなど
事前の準備が欠かせません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

遺言代用信託はセミナーへの参加など、
あらかじめ勉強しておくことも大切ですので

何のため、誰のためにお金を使うかを
考えて商品を選んでくださいね。

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